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前場に注目すべき3つのポイント〜原油安や円高懸念などが重し、熊本地震の影響見極め

注目トピックス 市況・概況
18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:原油安や円高懸念などが重し、熊本地震の影響見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き150万株の売り越し
■前場の注目材料:NY原油時間外で急落、増産凍結に合意できず



■原油安や円高懸念などが重し、熊本地震の影響見極め


18日の日本株市場は、前週の大幅上昇の反動もあり、利食い優勢の相場展開になりそうだ。週末のシカゴ日経225先物清算値は大阪比155円安の16605円となり、これにさや寄せする展開に。

G20財務相・中央銀行総裁会議では、前回2月の上海G20から通貨安競争の回避を強めているが、内容はほぼ変わらずであり、足元の円高基調を修正するまでにはならないであろう。産油国会合では想定内とはいえ、増産凍結に合意できず、NY原油先物相場は時間外で急落している。原油安や円高懸念などが重しとなる。

さらに、熊本県を震源とする最大震度7の強い地震発生が海外投資家の投資姿勢を神経質にさせそうである。14日の地震発生から依然として余震が続いている。且つ、地震発生地域に広がりがみられており、状況が明らかになるにつれて、様子見要因になりやすいと考えられる。

今回の熊本地震を背景に、インフラ修復に向けた建設セクターへの関心が集まりやすい。その他、被災地での民泊活用やライフラインが寸断されるなかでのツイッターやフェイスブックといったSNS活用、災害調査に向けたドローン活用などにより、これらに関連する企業へも投資家の関心が向かいやすい。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き150万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り870万株、買い720万株、差し引き150万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


4月11日(月):260万株の買い越し
4月12日(火):10万株の売り越し
4月13日(水):620万株の買い越し
4月14日(木):410万株の買い越し
4月15日(金):1740万株の買い越し


■前場の注目材料

・NYダウは下落(17897.46、-28.97)NY原油(40.36、-1.14)
・政府、AIやロボットを30兆円市場へ
・政府、永住権緩和で人材誘致
・NY原油時間外で急落、増産凍結に合意できず
・米アップル、iPhone減産継続
・日本IBMとフィンテックVB、資産運用ロボット開発へ


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・特になし



<WA>

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