後場に注目すべき3つのポイント〜現状価格帯キープならトレンド転換の可能性も
[16/04/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・現状価格帯キープならトレンド転換の可能性も
・ドル・円は109円74銭付近、ドルもみあい、日本株と原油価格を材料視
・不正行為の三菱自<7211>、ストップ安水準で売り気配のまま前場終了
■現状価格帯キープならトレンド転換の可能性も
日経平均は大幅に続伸。329.83円高の17236.37円(出来高概算10億5000万株)で前場の取引を終えた。米株高や原油相場の上昇、円安が好感される格好となるなか、シカゴ先物にさや寄せする形で、幅広い銘柄に買い先行した。17100円を回復して始まると、その後も上げ幅を広げており、直近戻り高値水準を捉えてきている。
セクターでは33業種全てが上げており、鉱業が上昇率トップ。不動産、非鉄金属、海運、保険、輸送用機器、証券、鉄鋼、ゴム製品の強さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。売買代金上位では、SOSEI<4565>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、グリーンペプタイド<4594>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>、ソニー<6758>、モルフォ<3653>、PD<4587>などが堅調。
日経平均は、寄り付き後はこう着ながらも、価格帯別出来高で商いが膨らんでいる16900-17100円のレンジを上回って推移している。底堅さが意識されるなか、戻り待ちの売り圧力を吸収してくることで、その後の一段の上放れが意識されてくる。インデックスに絡んだ商いが中心であるため、あっさり跳ね返される形になる可能性はあるが、追加緩和期待が根強い中では、まき戻しによる押上げが意識されそうだ。
また、中小型株ではSOSEI<4565>をはじめとするバイオ関連が動意づいている。フィンテックやVR、自動運転、ドローンといったテーマ株の循環もみられており、個人主体の需給が良好である。4月1週の投資主体では海外勢が現物で買い越しだった(先物合算では売り越し)。連続で買い越しともなっていれば、海外勢の動きにも変化がみられてくるとの期待から、トレンドが強まりやすいだろう。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は109円74銭付近、ドルもみあい、日本株と原油価格を材料視
21日午前の東京外為市場で、ドル・円はもみあう展開となった。日本株と原油にらみ
の取引が続いた。ドル・円は109円後半で推移した。日経平均株価の上げ幅縮小でドルが売られ、一時109円57銭まで下げた。ただ、原油価格の下げ渋りを受け、ドル・円は小幅に値を戻している。
ランチタイムの日経平均先物は伸び悩んでいるほか、上海総合指数は節目3000ポイントを割り込んでいるため、ドルは午後の取引で上値が重そうだ。
ここまでドル・円は109円57銭から109円90銭、ユーロ・ドルは1.1287ドルから1.1306ドル、ユーロ・円は123円81銭から124円19銭で推移した。
12時24分時点のドル・円は109円74銭、ユーロ・円は124円00銭、ポンド・円は157円37銭、豪ドル・円は85円72銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・日経平均構成銘柄の上昇率トップは東芝<6502>〜5.0%高〜
・不正行為の三菱自<7211>は、ストップ安水準で売り気配のまま前場終了
・自民党「衛藤首相補佐官が靖国参拝」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・15:00 スイス・3月貿易収支(2月:+40.7億スイスフラン)
・ブラジル休場(チラデンテスの日)
<WA>
・現状価格帯キープならトレンド転換の可能性も
・ドル・円は109円74銭付近、ドルもみあい、日本株と原油価格を材料視
・不正行為の三菱自<7211>、ストップ安水準で売り気配のまま前場終了
■現状価格帯キープならトレンド転換の可能性も
日経平均は大幅に続伸。329.83円高の17236.37円(出来高概算10億5000万株)で前場の取引を終えた。米株高や原油相場の上昇、円安が好感される格好となるなか、シカゴ先物にさや寄せする形で、幅広い銘柄に買い先行した。17100円を回復して始まると、その後も上げ幅を広げており、直近戻り高値水準を捉えてきている。
セクターでは33業種全てが上げており、鉱業が上昇率トップ。不動産、非鉄金属、海運、保険、輸送用機器、証券、鉄鋼、ゴム製品の強さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。売買代金上位では、SOSEI<4565>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、グリーンペプタイド<4594>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>、ソニー<6758>、モルフォ<3653>、PD<4587>などが堅調。
日経平均は、寄り付き後はこう着ながらも、価格帯別出来高で商いが膨らんでいる16900-17100円のレンジを上回って推移している。底堅さが意識されるなか、戻り待ちの売り圧力を吸収してくることで、その後の一段の上放れが意識されてくる。インデックスに絡んだ商いが中心であるため、あっさり跳ね返される形になる可能性はあるが、追加緩和期待が根強い中では、まき戻しによる押上げが意識されそうだ。
また、中小型株ではSOSEI<4565>をはじめとするバイオ関連が動意づいている。フィンテックやVR、自動運転、ドローンといったテーマ株の循環もみられており、個人主体の需給が良好である。4月1週の投資主体では海外勢が現物で買い越しだった(先物合算では売り越し)。連続で買い越しともなっていれば、海外勢の動きにも変化がみられてくるとの期待から、トレンドが強まりやすいだろう。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は109円74銭付近、ドルもみあい、日本株と原油価格を材料視
21日午前の東京外為市場で、ドル・円はもみあう展開となった。日本株と原油にらみ
の取引が続いた。ドル・円は109円後半で推移した。日経平均株価の上げ幅縮小でドルが売られ、一時109円57銭まで下げた。ただ、原油価格の下げ渋りを受け、ドル・円は小幅に値を戻している。
ランチタイムの日経平均先物は伸び悩んでいるほか、上海総合指数は節目3000ポイントを割り込んでいるため、ドルは午後の取引で上値が重そうだ。
ここまでドル・円は109円57銭から109円90銭、ユーロ・ドルは1.1287ドルから1.1306ドル、ユーロ・円は123円81銭から124円19銭で推移した。
12時24分時点のドル・円は109円74銭、ユーロ・円は124円00銭、ポンド・円は157円37銭、豪ドル・円は85円72銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・日経平均構成銘柄の上昇率トップは東芝<6502>〜5.0%高〜
・不正行為の三菱自<7211>は、ストップ安水準で売り気配のまま前場終了
・自民党「衛藤首相補佐官が靖国参拝」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・15:00 スイス・3月貿易収支(2月:+40.7億スイスフラン)
・ブラジル休場(チラデンテスの日)
<WA>