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今週の【日経平均】4月25日〜28日『続落の1週間〜最終日は日銀の裏切り〜』

注目トピックス 市況・概況
【日経平均は5日ぶり反落、前週末の上昇に対する利益確定売り優勢】25日(月)

■概況■17439.30、-133.19
25日(月)の日経平均は5日ぶり反落。日本銀行による追加金融緩和への期待から、22日の米国市場で1ドル=111円台後半まで円安が進んだ流れを受けて、本日の日経平均は41円高でスタートした。ただ、円安進行が一服するとともに前週末の上昇に対する利益確定の動きが強まり、日経平均はマイナスへと転じた。その後は17400円台でのもみ合いが続き、一時17403.87円(前週末比168.62円安)まで下落した。金融機関への貸し出しに対し日銀がマイナス金利適用を検討との前週末の報道を受けた市場反応は過剰だったとの見方も聞かれた。大引けの日経平均は前週末比133.19円安の17439.30円となった。東証1部の売買高は23億4987万株、売買代金は2兆2600億円だった。業種別では、パルプ・紙、情報・通信業、鉱業が下落率上位となった一方、保険業が2%超上昇したほか、ゴム製品、輸送用機器が上昇率上位だった。

◆注目銘柄◆
ファーストリテ<9983>が2%超、KDDI<9433>が4%超下落して指数を下押し。NTT<9432>も3%安となるなど通信大手の下げが目立った。今期業績見通しの公表を延期すると発表したソニー<6758>が6%安となったほか、三菱自<7211>は5%近く下げ4日続落した。また、新名神高速道路の工事現場での落下事故発生を受けて横河ブHD<5911>が急落し、Br.HD<1726>、ユアテック<1934>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、マツダ<7261>や第一生命<8750>は2%超の上昇に。また、シミックHD<2309>、オルトプラス<3672>、明星工<1976>などが東証1部上昇率上位となった。


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【日経平均は続落、イベント控えポジション調整、メガバンク株が売られる】26日(火)

■概況■17353.28、-86.02
26日(火)の日経平均は続落。前日の米株安や原油先物相場の軟調推移、為替相場が一時1ドル=110円台まで円高に振れたことなどを受けて、日経平均も利益確定売りが先行して80円安でスタートした。米連邦公開市場委員会(FOMC)や日本銀行・金融政策決定会合を控えてポジション調整の動きが意識されたほか、決算発表の本格化を受けて様子見ムードも強まりやすく、日経平均は前引けにかけて急速に下げ幅を広げ、後場に入り一時17200.50円(前日比238.80円安)まで下落した。売りが一巡すると17300円台後半まで値を戻した。大引けの日経平均は前日比86.02円安の17353.28円となった。東証1部の売買高は22億2042万株、売買代金は2兆0804億円だった。業種別では、海運業が4%を超える下落となったほか、鉄鋼、銀行業、保険業が下落率上位だった。一方、パルプ・紙、水産・農林業、食料品が上昇率上位だった。

◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>が3%超、みずほ<8411>と三井住友<8316>が2%超の下落となるなどメガバンク株が売られた。その他売買代金上位では、マツダ<7261>、三井不<8801>、三菱商事<8058>などが2%超下げたほか、PD<4587>やJFE<5411>は4%を超える下落。燃費不正問題の社内調査結果を引け後に発表する三菱自<7211>は、一部報道を受けて後場急落した。また、日立国際<6756>、図研<6947>、ブレインパッド<3655>などが東証1部下落率上位となった。一方、前日決算発表した日本電産<6594>は4%高。同様に決算発表を受けて日立化成<4217>も買われた。また、MDM<7600>、信越ポリ<7970>、日製鋼<5631>などが東証1部上昇率上位となった。


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【日経平均は3日続落、重要イベント控え売り一巡後は動意乏しく】27日(水)

■概況■17290.49、-62.79
27日(水)の日経平均は3日続落。26日の海外市場で原油先物相場が反発したことや、為替相場が円安に振れたことを受けて、日経平均は16円高でスタートした。寄り付き後は17400円台に乗せる場面も見られたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日本銀行・金融政策決定会合の結果を見極めたいとするムードに加え、米アップルが決算を受けて時間外取引で急落したことなどが重しとなり、日経平均はマイナスに転じた。前場に一時17230.23円(前日比123.05円安)まで下落したが、その後は動意に欠ける展開が続いた。大引けの日経平均は前日比62.79円安の17290.49円となった。東証1部の売買高は20億4047万株、売買代金は2兆2630億円だった。業種別では、陸運業、電気機器、鉄鋼が下落率上位だった。一方、水産・農林業、鉱業、食料品が上昇率上位だった。

◆注目銘柄◆
三菱自<7211>は6日続落。決算を受けてキヤノン<7751>やシマノ<7309>が5%安となったほか、JFE<5411>も3%超の下落。ファナック<6954>、村田製<6981>などアップル関連銘柄も下げが目立った。また、SMK<6798>、三晃金<1972>、信越ポリ<7970>などが東証1部下落率上位となった。一方、みずほ<8411>やゆうちょ銀行<7182>も小幅に上昇。前日決算発表した信越化<4063>が4%近く上昇したほか、川重<7012>は取引時間中に決算を発表して切り返した。印子会社の決算が好感されたスズキ<7269>も買われた。また、ストップ高まで上昇したM2HD<8728>や、コカウエスト<2579>との経営統合を発表したコカ・コーラE<2580>などが東証1部上昇率上位となった。


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【日経平均は大幅に4日続落、日銀の金融政策据え置きで600円を超える下げ】28日(木)

■概況■16666.05、-624.44
28日(木)の日経平均は大幅に4日続落。前日の米株高や原油先物価格が45ドル台を回復したことなどを受けて、日経平均は148円高からスタートした。前場には日本銀行・金融政策決定会合の結果発表を控え、追加緩和への期待から上げ幅を一時281円まで広げた。ただ、前引け後に日銀が金融政策の現状維持を決定したことが伝わると、為替市場で1ドル=108円台まで円高が進み、日経平均も後場マイナスに転じた。16700円台まで急落したのち下げ渋る場面も見られたが、大引けにかけて再び弱含み下げ幅を600円超に広げた。大引けの日経平均は前日比624.44円安の16666.05円となった。東証1部の売買高は31億5932万株、売買代金は3兆1868億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、証券が8%近く下落したほか、銀行業、海運業、保険業などがきつい下げとなった。

◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株は6%前後の下落。ファーストリテ<9983>など値がさ株も後場売られた。前日決算発表した銘柄では、ファナック<6954>が10%近く下げ指数を下押ししたほか、任天堂<7974>が8%安、野村<8604>が10%安と急落。また、デクセリアルズ<4980>、日野自動車<7205>、フィールズ<2767>などが東証1部下落率上位となった。一方、決算発表を受けて花王<4452>、キーエンス<6861>、富士フイルム<4901>が堅調だったほか、アルプス電<6770>は10%近い上昇に。三菱自<7211>も6%高と急反発した。引け後に決算発表を控えた村田製<6981>はしっかり。また、カワチ薬品<2664>、航空電子<6807>、富士電機<6504>などが東証1部上昇率上位となった。


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