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今週の【日経平均】5月16〜20日『政策期待が高まる』

注目トピックス 市況・概況

【日経平均は反発、政策期待で一時200円超の上昇も伸び悩む】16日(月)

■概況■16466.40、+54.19
16日(月)の日経平均は反発。前週末13日の米国市場でNYダウが185ドル安となったほか、原油相場の下落や為替相場がやや円高に振れていたことなどを受けて、日経平均は20円安からスタートした。しかし、週末に消費増税の先送り観測が報じられ、政策期待の高まりなどを背景にプラスへと切り返した。その後商いが薄いなかで上げ幅を拡大し、後場に一時16632.62円(前週末比220.41円高)まで上昇する場面があったが、上げが一服すると先物に売りが入り伸び悩んだ。大引けの日経平均は前週末比54.19円高の16466.40円となった。東証1部の売買高は19億5208万株、売買代金は1兆9332億円だった。業種別では、非鉄金属が5%を超える上昇となったほか、機械、鉄鋼が上昇率上位だった。一方、ゴム製品、石油・石炭製品、空運業が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
前週末に決算発表した日立<6501>は、今期業績見通しの市場予想下振れも想定内との見方から3%超の上昇。また、資生堂<4911>が第1四半期の好決算で10%近く上昇したほか、今期の底堅い業績見通しや自社株買いが評価された住友電<5802>は14%を超える上昇に。また、フージャース<3284>、太平電<1968>がストップ高で東証1部上昇率上位となった。一方、三菱自<7211>は4%安と続落。また、ストップ高を付けたのち一転ストップ安まで売られたNEXYZ.<4346>や、前週末に第1四半期決算と業績予想の下方修正を発表した洋ゴム<5105>などが東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は続伸、商い低調で16600円を挟みこう着感の強い展開】17日(火)

■概況■16652.80、+186.40
17日(火)の日経平均は続伸。前日の米株高や原油相場の上昇などを受けて、日経平均は外部環境の改善を好感して152円高からスタートした。寄り付き後は上げ幅を縮め16500円に接近する場面も見られたが、朝方の売り買いが一巡すると16600円を挟んだ水準でこう着感の強い展開となった。政策期待が株価の下支えとなる一方、明日発表される1-3月期国内総生産(GDP)などを見極めたいという声が聞かれた。ただ、大引けにかけてインデックス買いが断続的に入り、日経平均はこの日の高値圏で取引を終えた。大引けの日経平均は前日比186.40円高の16652.80円となった。東証1部の売買高は17億8445万株、売買代金は1兆8988億円と商いは低調だった。業種別では、海運業、鉱業、電気・ガス業、証券、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、情報・通信業のみ下落した。


◆注目銘柄◆
三菱UFJは堅調な決算や自社株買い実施が評価された。売買代金上位では塩野義薬<4507>やPD<4587>が4%を超える上昇。PDは一部証券会社による目標株価引き上げが観測されている。また、A&D<7745>、gumi<3903>がストップ高で東証1部上昇率上位となった。一方、KDDI<9433>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>といった通信大手が3%前後の下落。総務省が携帯電話大手3社に追加値下げの要請を検討していると報じられた。また、NEXYZ.<4346>が子会社ブランジスタ<6176>の株価急落を受けて大幅続落し、前日発表した決算が嫌気された日製鋼<5631>などとともに東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は3日ぶり小幅反落、1-3月期GDP受けて方向感に乏しい展開】18日(水)

■概況■16644.69、-8.11
18日(水)の日経平均は3日ぶり小幅反落。17日の米国市場では、年内利上げ観測が高まりNYダウは180ドル安となった。また、朝方に発表された1-3月期国内総生産(GDP)一次速報値が市場予想を大きく上回るなか、日経平均は41円安からスタートした。寄り付き後は政策期待の後退などから一時下げ幅を3ケタに広げたものの、銀行株などが買われ前場後半には急速に切り返すなど方向感に乏しい展開となった。後場に入り再びこの日の安値を付けたが、引けにかけて前日終値水準まで値を戻した。大引けの日経平均は前日比8.11円安の16644.69円となった。東証1部の売買高は23億4197万株、売買代金は2兆3366億円だった。業種別では、電気・ガス業、情報・通信業、サービス業が下落率上位だった。一方、鉱業が7%超、銀行業や海運業が3%超の上昇となった。


◆注目銘柄◆
KDDI<9433>、NTT<9432>といった通信大手が前日に続き売られたほか、ファーストリテ<9983>、富士重<7270>、武田薬<4502>などが軟調。売買代金上位ではPD<4587>が6%安、ALSOK<2331>が4%安と下げが目立った。スズキ<7269>は走行試験で不正との報道を受けて後場急落。また、NEXYZ.<4346>が大幅に3日続落し、テクノスJPN<3666>、A&D<7745>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>が4%超上昇したほか、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が買われた。ソニー<6758>やソフトバンクグ<9984>などが堅調で、トヨタ自<7203>は小幅高。原油市況の上昇が好感され国際帝石<1605>は8%高と急伸。また、gumi<3903>、ワイエイシイ<6298>、あすか薬<4514>などが東証1部上昇率上位となった。


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【日経平均は小幅反発、円安好感して買い先行もこう着感強まる】19日(木)

■概況■16646.66、+1.97
19日(木)の日経平均は小幅反発。4月26日-27日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、大半のメンバーが6月利上げを支持していることが明らかとなり、為替相場が1ドル=110円台まで円安に振れた。これを好感して日経平均は162円高からスタートしたが、寄り付き後はNY原油先物が時間外取引で下落したことが重しとなり失速。前引けにかけてマイナスに転じる場面もあった。来週26日-27日の主要国首脳会議(サミット)を前に手控えムードも強く、後場は前日終値水準でこう着感の強い展開となった。大引けの日経平均は前日比1.97円高の16646.66円となった。東証1部の売買高は20億1877万株、売買代金は1兆9227億円だった。業種別では、保険業、その他製品、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、鉱業が5%を超える下げとなったほか、石油・石炭製品、鉄鋼が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
前日に走行試験で不正との報道を受けて急落したスズキ<7269>は反発。第一生命<8750>や鹿島<1812>が2%超上昇したほか、スクリン<7735>は6%近い上昇に。また、前日決算発表したノーリツ鋼機<7744>がストップ高比例配分、ソフトブレーン<4779>、関西スーパ<9919>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、村田製<6981>などが軟調。ソニー<6758>や日立<6501>は2%超の下落に。また、利益確定売りに押されたgumi<3903>や株式の海外売出しを発表したスタートトゥ<3092>、原油先物相場の下落が嫌気された国際帝石<1605>などが東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は続伸、商い低調も財政期待で底堅さ】20日(金)

■概況■16736.35、+89.69
20日(金)の日経平均は続伸。19日の米国株式市場では引き続き早期利上げ観測が重しとなり、NYダウは91ドル安となった。米株安の流れを受けて日経平均は51円安でスタートしたが、本日から主要7ヶ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が開催されることから、財政政策への期待などを背景に下値は堅く、寄り付き後はプラスへと切り返した。週末要因もあって積極的な売買は手控えられたものの、後場には一時16770.87円(前日比124.21円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比89.69円高の16736.35円となった。東証1部の売買高は18億8727万株、売買代金は1兆8831億円だった。業種別では、水産・農林業、繊維製品、その他製品が上昇率上位だった。一方、下落したのはゴム製品、空運業など4業種のみだった。


◆注目銘柄◆
ドローン向けセンサーを開発と報じられたアルプス電<6770>のほか、一部証券会社の高評価継続が観測された東製鉄<5423>や森永菓<2201>は5%超の上昇。また、パスコ<9232>、日本アジア投資<8518>、ブレインパッド<3655>などが東証1部上昇率上位となった。一方ブリヂス<5108>やJT<2914>は2%超、楽天<4755>は3%超下げた。また、NEXYZ.<4346>、ワイエイシイ<6298>、ソフトブレーン<4779>などが東証1部下落率上位となった。


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