今週の【マザーズ市場】6月6〜10日『バイオ株やLINE関連が急伸』
[16/06/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【マザーズ指数は反落、日経平均の動きに連れ売り先行後は下げ渋り】6日(月)
■概況■1130.24、-7.75
6日(月)のマザーズ市場は、米雇用統計を受けた日経平均の下落スタートに連れて売りが先行した。前週末に買われたバイオ株やゲーム関連株を中心に軟調な展開となった。ただ、売りが一巡すると買い戻しや押し目買いが入り、マザーズ指数は25日線に迫る水準まで戻した。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1810.71億円。騰落数は、値上がり:90銘柄、値下がり:129銘柄、変わらず:6銘柄。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>や、ブランジスタ<6176>、アキュセラ<4589>、Aiming<3911>、モルフォ<3653>などが軟調。前週末まで2日連続でストップ高となっていたモブキャス<3664>も引けにかけて下げに転じた。また、直近で強い値動きの目立っていたエディア<3935>のほか、アンジェス<4563>、メディビ<2369>、ソケッツ<3634>の下げが目立った。一方、JIG−SAW<3914>が3日ぶりに反発。グリーンペプタイド<4594>、ADWAYS<2489>、sMedio<3913>、じげん<3679>なども堅調だった。また、ベンチャーとビットコインに関するアプリ開発で提携したセレス<3696>や、6月のIPO案件に係る思惑などが広がったあんしん保証<7183>はストップ高。オンコリスバイ<4588>、ジェネパ<3195>、DDS<3782>などは10%超の上昇となった。
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【マザーズ指数は反発、ヘリオスなどバイオ株の一角が急伸】7日(火)
■概況■1141.61、+11.37
7日(火)のマザーズ市場では、iPS細胞を用いた治療法の研究開発に係るニュースが材料視されてヘリオス<4593>がストップ高となり、これに連れてバイオ株の一角が急伸して相場をけん引した。バイオ株以外にも個別材料を手掛かりとした物色は活発だった。一方、このところ上昇の目立った銘柄の一部では、利益確定売りに押されきつい下げとなった。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で1711.40億円。騰落数は、値上がり:126銘柄、値下がり:88銘柄、変わらず:10銘柄。
◆注目銘柄◆
ブランジスタ<6176>、ADWAYS<2489>、ミクシィ<2121>などが堅調、SOSEI<4565>やモブキャス<3664>は小幅高となった。前述したバイオ株では、ヘリオスのほかグリーンペプタイド<4594>がストップ高となり、アキュセラ<4589>も大幅反発した。その他、リアルワールド<3691>との連携を発表したコラボス<3908>、中国最大のコミュニケーションアプリ「WeChat」を展開するテンセント社傘下のWeChat Pay事業部と協業を開始するホットリンク<3680>がストップ高まで上昇。ドリコム<3793>、シリコンスタ<3907>、GMOリサーチ<3695>が10%超の上昇となった。一方、JIG−SAW<3914>、Aiming<3911>、エディア<3935>などが軟調で、サイバダイン<7779>は小安い。また、直近で強い値動きが続いたオンコリスバイ<4588>や、前日急伸したセレス<3696>が10%超の下落となった。
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【マザーズ指数は続伸、ブランジスタやアキュセラがストップ高】8日(水)
■概況■1156.48、+14.87
8日(水)のマザーズ市場は、短期の値幅取り狙いの物色が値動きの軽いマザーズ銘柄に向かったことから堅調に推移した。とりわけマザーズ売買代金上位4銘柄は、全市場ランキングでも上位となるなど活況だった。投資家の関心が高いブランジスタ<6176>やアキュセラ<4589>の急伸がけん引する形で、直近の調整で下げ過ぎ感の意識されていた銘柄などに水準訂正を狙った買いが入った。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で2088.10億円。騰落数は、値上がり:110銘柄、値下がり:103銘柄、変わらず:11銘柄。
◆注目銘柄◆
前述のブランジスタやアキュセラがストップ高まで上昇して本日の取引を終えた。ブランジスタは上値抵抗となっていた25日線を上回ってスタートすると、上げ幅を広げる展開となった。アキュセラは大株主が保有割合増の変更報告書を提出したことが材料視されたようだ。売買代金上位では、グリーンペプタイド<4594>やSOSEI<4565>に加え、JIG−SAW<3914>、ミクシィ<2121>、オンコリスバイ<4588>も上昇。その他では、マイネット<3928>やGMOTECH<6026>がストップ高となり、リアルコム<3856>、CRI・MW<3698>、フリークアウト<6094>、SHIFT<3697>が10%超上昇した。一方、ヘリオス<4593>、ホットリンク<3680>、アカツキ<3932>、セレス<3696>、エディア<3935>などが軟調。また、利益確定売りの強まったsMedio<3913>や前日決算発表したメディアシーク<4824>が10%を超える下げとなった。
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【マザーズ指数は3日続伸、バイオ株の一角やJIG−SAWが急伸】9日(木)
■概況■1163.16、+6.68
9日(木)のマザーズ市場では、主力大型株の軟調推移で中小型株への物色シフトが継続し、買いが先行した。前日から賑わいを見せている銘柄に加え、高評価が観測されたバイオ株の一角や直近の調整で値ごろ感の強まっていたテーマ株などにも物色が向かった。マザーズ指数は一時2%超の上昇となったものの、後場に入ると売買代金上位の一角が急速に値を崩した。その後、LINE関連株なども売られたが、マザーズ指数はプラス圏で本日の取引を終えた。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で2652.33億円。騰落数は、値上がり:120銘柄、値下がり:91銘柄、変わらず:13銘柄。
◆注目銘柄◆
SOSEI<4565>が一時4%高まで上げ幅を拡大したものの、終値では小幅高となった。アカツキ<3932>、セレス<3696>、CRI・MW<3698>もプラスを確保した。アキュセラ<4589>は引き続き大株主の保有株増加が材料視され連日のストップ高。バイオ株では、一部証券会社の新規買い推奨が観測されたヘリオス<4593>もストップ高、目標株価引き上げのサンバイオ<4592>は15%超の大幅高となった。本日はJIG−SAW<3914>にも資金が向かい強いリバウンドを見せた。その他では、DMP<3652>がストップ高となったほか、シリコンスタ<3907>、Hamee<3134>、エンバイオHD<6092>などが10%超の上昇となった。一方、ブランジスタ<6176>は節目の10000円を突破できず後場マイナス圏まで急落した。また、「LINE上場は未定」との関係者の話が一部韓国メディアで報じられ、ADWAYS<2489>、メディアシーク<4824>、フリークアウト<6094>などの関連銘柄が後場急落し、マザーズ下落率上位を占めた。
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【マザーズ指数は4日続伸、LINE関連など急伸も週末控え伸び悩み】10日(金)
■概況■1165.55、+2.39
10日(金)のマザーズ市場は、前日からの中小型株物色の流れを引き継いで、買いが先行してスタートした。個別材料の観測された銘柄に加え、今日にも上場承認が発表されると報じられたLINEの関連銘柄に積極的な買いが向かった。ただ、資金の逃げ足も速く、週末を控え手仕舞いの動きが広がりマザーズ指数は一時マイナスに転じる場面があった。なお、マザーズ指数は4日続伸、売買代金は概算で1950.86億円。騰落数は、値上がり:106銘柄、値下がり:111銘柄、変わらず:7銘柄。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金上位のブランジスタ<6176>や、アキュセラ<4589>、CRI・MW<3698>、サイバダイン<7779>などが上昇。SOSEI<4565>は買い先行後上げ幅を縮める展開となったが、終値では小幅にプラスを確保した。「攻めのIT経営銘柄」に選定されたHamee<3134>や、LINE関連のGMOTECH<6026>、その他グローバルW<3936>、シリコンスタ<3907>がストップ高。また、アカツキ<3932>、ADWAYS<2489>、エボラブルアジア<6191>、ネットイヤー<3622>、中村超硬<6166>などが10%超の上昇となった。一方、JIG−SAW<3914>が小幅に下げたほか、ミクシィ<2121>、DMP<3652>、ヘリオス<4593>、モルフォ<3653>などが軟調。また、利益確定売りが強まったグリーンペプタイド<4594>や、前日に第1四半期決算を発表した鎌倉新書<6184>の下げが目立った。
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