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前場に注目すべき3つのポイント〜引けにかけて若干のリスクを取りに行く動きも

注目トピックス 市況・概況
23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:引けにかけて若干のリスクを取りに行く動きも
■外資系証券の注文動向:差し引き590万株の買い越し
■前場の注目材料:バーチャレクスが東証マザーズに新規上場



■引けにかけて若干のリスクを取りに行く動きも

23日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になろう。22日の米国市場は、イエレンFRB議長証言を受けて上げ幅を広げる場面もみられたが、英国のEU離脱を巡る国民投票を控え引けにかけて下げに転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の15930円となり、売り先行の展開になりそうだ。

英国のEU離脱を巡る国民投票の行方を見極めたいとする模様眺めムードが高まり、短期的な売買にとどまりそうである。出口調査が解禁されるのは、日本時間の24日6時からとされている。その後昼ごろに情勢が判明するとみられている。それまでは、民間のリサーチ会社による報道等に振らされやすいだろう。

EU残留の可能性が高まる場面においては、24日朝の上昇を先取りした先物主導での買い仕掛けもあると考えられる。基本的には総見送り商状であろうが、若干のリスクを取りに行く動きがみられてくるようだと、大引けにかけてリバウンド基調が強まる可能性も意識しておきたい。

物色の流れとしては外部リスクに振らされ難い中小型株での短期的な値幅取り狙いに。米国での商用ドローンの規制緩和を受けたドローン関連のほか、東京ビッグサイトでは3D&バーチャル リアリティ展が開催されており、3D、AR/VRなどの関連銘柄も注目される。その他、ノーマークである選挙関連なども押し目を意識しておきたいところだ。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き590万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り610万株、買い1200万株、差し引き590万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


6月16日(木):100万株の売り越し
6月17日(金):60万株の買い越し
6月20日(月):280万株の買い越し
6月21日(火):430万株の買い越し
6月22日(水):10万株の売り越し



■前場の注目材料

・NYダウは下落(17780.83、-48.90)・NY原油(49.13、-0.72)
・米、商用ドローン規制緩和
・参院選公示、政策期待高まる
・ソフトバンクグ<9984>堅調
・EU残留か離脱か、英国民投票

・バーチャレクス<6193>が東証マザーズに新規上場



☆前場のイベントスケジュール


<国内>
・10:30 木内日銀審議委員が講演、記者会見


<海外>
・米・連邦準備制度理事会(FRB)がストレステストの結果発表
・英・EU残留・離脱を問う国民投票関連の動き



<WA>

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