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今週の【日経平均】6月20〜24日『英国のEU離脱ショックで一時1300円超下落』

注目トピックス 市況・概況


【日経平均は大幅続伸、英国のEU離脱懸念が和らぎ一時16000円台回復】20日(月)

■概況■15965.30、+365.64
20日(月)の日経平均は大幅続伸。英国の欧州連合(EU)残留・離脱の是非を問う国民投票に関心が集まるなか、最新の世論調査で残留派が優勢と伝わった。これを好感し、日経平均は先週の大幅な下落に対する自律反発を意識した買いが優勢となり、239円高からスタートした。寄り付き後も先物市場を中心に買い戻しが入り、日経平均は前場に一時16035.44円(前週末比435.78円高)まで上昇し、取引時間中としては4営業日ぶりに16000円台を回復する場面があった。買い戻し一巡後は積極的な売買に乏しく、おおむね15900円台で推移した。大引けの日経平均は前週末比365.64円高の15965.30円となった。東証1部の売買高は18億4484万株、売買代金は1兆9074億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、海運業が5%超上昇したほか、鉱業、鉄鋼、パルプ・紙、証券が上昇率上位だった。


◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、三井住友<8316>など売買代金上位は全般上昇。一部証券会社の目標株価引き上げが観測された東芝<6502>や、富士重<7270>、村田製<6981>、三井不<8801>などが4%超の上昇に。また、テーマ株物色が活発となり、韓国サムスン電子が有機EL生産増強との報道を受けてVテク<7717>がストップ高まで買われた。Vテクに加え、gumi<3903>、FESCO<9514>などが東証1部上昇率上位となった。一方、売買代金上位ではスズキ<7269>が逆行安。インド中銀総裁の退任が伝わり、同国経済の減速懸念から売られた。三菱自<7211>は燃費不正問題への対応で特別損失計上を発表し3%超の下落。また、子会社ブランジスタ<6176>に連れてNEXYZ.<4346>がストップ安となり、業績予想を下方修正したアシックス<7936>などとともに東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は大幅に3日続伸、売り先行も円高一服とともに切り返す】21日(火)

■概況■16169.11、+203.81
21日(火)の日経平均は大幅に3日続伸。英国の欧州連合(EU)離脱問題に対する懸念が和らいだことから20日の欧米市場は軒並み大きく上昇したが、米利上げ観測の後退で為替相場が円高推移していたことが重しとなり、日経平均は利益確定売りが先行して89円安でスタートした。寄り付き後は一時15770.96円(前日比194.34円安)まで下落したが、円高一服とともに買い戻しが入りプラスへと切り返した。後場に入ると一段と上げ幅を広げ、16200円台を回復する場面もあった。大引けの日経平均は前日比203.81円高の16169.11円となった。東証1部の売買高は17億2232万株、売買代金は1兆7796億円だった。業種別では、医薬品、食料品、不動産業が上昇率上位だった。一方、下落したのは非鉄金属、鉱業、鉄鋼の3業種のみだった。


◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>、三井住友<8316>など売買代金上位は全般堅調。アステラス薬<4503>、花王<4452>、PD<4587>が3%超上昇したほか、村田製<6981>は5%高と上げが目立った。また、前日に自社株買い実施を発表した第一三共<4568>が8%近く上昇し、東証1部上昇率4位にランクイン。その他、新作ゲームの事前登録が好調と見られているgumi<3903>、一部証券会社の新規高評価が観測された平和不<8803>、インドへの共同プロジェクト実施などを発表したブイキューブ<3681>が上昇率上位となった。一方、日経平均構成銘柄では神戸鋼<5406>、DOWA<5714>、太平洋セメ<5233>などが下落。また、前日に有機EL関連として物色が向かったVテク<7717>が高値更新後に急反落し、一部証券会社が投資評価を引き下げた日製鋼所<5631>などとともに東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は4日ぶり反落、明日の英国民投票を前に手控えムード】22日(水)

■概況■16065.72、-103.39
22日(水)の日経平均は4日ぶり反落。前日までの3営業日で700円超上昇しており、本日は買い戻し一巡で73円安からスタートした。明日予定されている英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票を前に積極的な買いは手控えられ、前引けにかけて16000円を割り込む場面があった。後場に入ると、指数寄与度の大きいソフトバンクグ<9984>の堅調推移やアジア市場の上昇が支えとなり、一時前日終値近辺まで値を戻した。しかしプラスには転じられず、再び下げ幅を広げて本日の取引を終えた。大引けの日経平均は前日比103.39円安の16065.72円となった。東証1部の売買高は16億1566万株、売買代金は1兆7038億円だった。業種別では、電気・ガス業、鉄鋼、海運業、不動産業が下落率上位だった。一方、上昇したのは情報・通信業、鉱業の2業種のみだった。


◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>などが軟調。日東電<6988>が4%安となるなど電子部品関連がさえなかった。東瓦斯<9531>は一部証券会社の投資評価引き下げを受けて6%近い下げ。また、同様に投資評価引き下げが観測されたJDI<6740>や、オプトホールデ<2389>、日電子<6951>などが東証1部下落率上位となった。一方、前日にアローラ副社長の退任を発表したソフトバンクグ<9984>は2%超の上昇。同社は本日、株主総会を開催した。その他KDDI<9433>、アステラス薬<4503>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>などが堅調で、小野薬<4528>は小幅高に。一部証券会社が投資評価を引き上げたスズキ<7269>は3%を超える上昇。ファミリーM<8028>も6%高と上げが目立った。また、フォーカス<4662>、東京鉄<5445>、エイチーム<3662>などが東証1部上昇率上位となった。


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【日経平均は反発、薄商いのなか英国のEU残留を織り込む動き】23日(木)

■概況■16238.35、+172.63
23日(木)の日経平均は反発。22日の米国市場でNYダウは48ドル安となった。英国の欧州連合(EU)残留・離脱を巡る国民投票の行方を見極めたいとする模様眺めムードが高まっていたが、一方でEU残留派が優勢との世論調査が伝わっていたこともあり、日経平均は32円高からスタートした。寄り付き後に上げ幅を広げる場面もあったが、前場はおおむね16100円台でこう着感の強い展開だった。後場に入ると、薄商いのなか英国のEU残留を織り込む動きが優勢となった。規模別では大型株の上昇が目立った。大引けの日経平均は前日比172.63円高の16238.35円となった。東証1部の売買高は16億4188万株、売買代金は1兆5701億円だった。業種別では、鉄鋼が4%を超える上昇となったほか、海運業、鉱業が上昇率上位だった。一方、下落したのは食料品、医薬品、水産・農林業の3業種のみだった。


◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などが堅調。ファーストリテ<9983>やファナック<6954>といった値がさ株が4%近く上昇し指数をけん引した。買い戻し優勢のマツダ<7261>や6月既存店売上高の伸びが好感されたニトリHD<9843>は4%超高。追加リストラ実施への思惑などからシャープ<6753>は6%超高と急伸した。また、新アプリの好スタートが材料視されたエイチーム<3662>がストップ高で東証1部上昇率トップに。その他、FESCO<9514>や日新電<6641>などが上昇率上位となった。一方、アステラス薬<4503>やNTTドコモ<9437>がさえない。KDDI<9433>が2%安となったほか、OLC<4661>は一部証券会社の投資評価引き下げを受けて3%安に。また、gumi<3903>が17%安と急落し、パイプドHD<3919>やフォーカス<4662>などとともに東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は大幅反落、英国のEU離脱ショックで一時1300円超下落】24日(金)

■概況■14952.02、-1286.33
24日(金)の日経平均は大幅反落。23日の欧米市場で英国の欧州連合(EU)残留に楽観的な見方が広がった流れを受けて、日経平均は95円高からスタートしたが、寄り付き後は開票速報を睨みながらの展開となった。前引け後に離脱派が優勢と伝わると、為替市場で一時1ドル=100円割れまで円が急伸した。後場に入ると英主要メディアが離脱派勝利と次々に報じ、日経225先物は一時サーキットブレーカーが発動されるまで急落。日経平均も1374円安まで下げ幅を広げ、取引時間中としては14年10月以来の安値を付ける場面があった。大引けの日経平均は前日比1286.33円安の14952.02円となった。東証1部の売買高は36億2328万株、売買代金は3兆3383億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、保険業が10%安、証券が9%安、鉱業、その他金融業、輸送用機器などが8%超安となった。


◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>が8%超下落したほか、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ソニー<6758>など売買代金上位は軒並み大幅安。ファーストリテ<9983>、マツダ<7261>、日立<6501>、村田製<6981>などの下落率は10%を超えた。また、英国のEU離脱による影響が大きいとの懸念が広がった板硝子<5202>や日立キャピ<8586>、東証2部への指定変更が発表されたシャープ<6753>などが東証1部下落率上位となった。一方、東証1部の値上がり銘柄は西松屋チェ<7545>、東京鉄<5445>などわずか6銘柄にとどまった。U−NEXT<9418>とフォーバル<8275>は1%超の上昇となった。


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