今週の【日経平均】7月4〜8日『重要イベントを前に買い手控え、円高が重し』
[16/07/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は6日続伸、売買低調のなか内需株が買われ切り返す】4日(月)
■概況■15775.80、+93.32
4日(月)の日経平均は6日続伸。前週末の米国株が上げ一服となったことや、為替相場が朝方に1ドル=102円台半ばとやや円高で推移していたことなどから、日経平均は前週の上昇に対する利益確定売りが先行して128円安でスタートした。本日は目立った材料に乏しく、4日の米国市場が独立記念日の祝日で海外勢のフローも限定的となるなか、日経平均は朝安後に内需・ディフェンシブ関連株を中心に買いが入りプラスへと切り返した。後場には15800円台を回復する場面もあったが、その後15700円台後半でこう着感の強い展開となった。大引けの日経平均は前週末比93.32円高の15775.80円となった。東証1部の売買高は15億7950万株、売買代金は1兆6021億円と引き続き低調だった。業種別では、食料品、鉄鋼、繊維製品が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、銀行業、精密機器が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、アステラス薬<4503>などがしっかり。通信大手のNTT<9432>やNTTドコモ<9437>が2%超、KDDI<9433>が3%超の上昇となったほか、JT<2914>は4%超高と上げが目立った。住友鉱<5713>が6%近く上昇するなど非鉄金属セクターも買われた。また、ソフトブレーン<4779>やネクステージ<3186>がストップ高で取引を終え、ライドオンEX<6082>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株や、7&iHD<3382>、ファナック<6954>などがさえなかった。7&iHDは業績観測が報じられていた。経営統合を巡る不透明感から一部証券会社が投資評価を引き下げた出光興産<5019>は4%安。また、前週末に第1四半期決算を発表した良品計画<7453>は6%超下げ、ブイキューブ<3681>やクスリのアオキ<3398>などとともに東証1部下落率上位となった。
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【日経平均は7日ぶり反落、円高が重しで軟調もみ合い】5日(火)
■概況■15669.33、-106.47
5日(火)の日経平均は7日ぶり反落。4日の米国市場は独立記念日の祝日で休場だったが、欧州市場が金融株を中心に下落した流れもあり、日経平均は前日までの上昇に対する利益確定の動きが先行して93円安からスタートした。前場には為替相場が一時1ドル=102円ちょうど近辺まで円高に振れ、日経平均は15602.73円(前日比173.07円安)まで下落する場面があった。ただ、海外勢のフローは限定的で売買が低調となるなか、おおむね15600円台の狭いレンジでのもみ合いが続いた。大引けの日経平均は前日比106.47円安の15669.33円となった。東証1部の売買高は15億7847万株、売買代金は1兆5773億円だった。業種別では、水産・農林業、機械、保険業が下落率上位だった。一方、繊維製品、ゴム製品、建設業が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>、KDDI<9433>、NTT<9432>などがさえなかった。マツダ<7261>や村田製<6981>が2%超、良品計画<7453>は3%超の下落。6月度の月次データを公表したファーストリテ<9983>は4%安となり指数を下押しした。アルプス電<6770>も4%を超える下げに。また、gumi<3903>、アダストリア<2685>、WSCOPE<6619>などが東証1部下落率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、キーエンス<6861>、7&iHD<3382>、東芝<6502>などがしっかり。旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンドによる株式保有が伝わったJDI<6740>は10%を超える上昇に。また、高精細の液晶パネルを安く作る装置を開発したと伝わったVテク<7717>が商いを伴って急伸し、ソフトブレーン<4779>、フュージョン<4845>、ネクステージ<3186>などとともに東証1部上昇率上位となった。
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【日経平均は大幅続落、リスク回避ムード強まり一時500円超の下落】6日(水)
■概況■15378.99、-290.34
6日(水)の日経平均は大幅続落。5日の海外市場では、英国の欧州連合(EU)離脱の影響に対する懸念が再燃し、リスク回避ムードが急速に広がった。欧米株安に加え、原油相場の下落や為替市場での円高進行を受けて、本日の日経平均は234円安からスタートした。寄り付き後も下げ幅を広げる展開となり、前引けにかけて為替相場が1ドル=100円台半ばまで円高に振れるとともに、日経平均も一時15167.98円(前日比501.35円安)まで下落した。ただ、後場に入ると円高一服で下げ渋る展開となった。大引けの日経平均は前日比290.34円安の15378.99円となった。東証1部の売買高は22億1678万株、売買代金は2兆2304億円だった。業種別では、その他金融業、ゴム製品、証券が下落率上位だった。一方、上昇したのは水産・農林業、パルプ・紙、食料品、陸運業の4業種のみだった。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>が3%超の下落となったほか、三井住友<8316>やみずほ<8411>といったメガバンク株が売られた。トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>などその他売買代金上位も全般軟調。マツダ<7261>が6%安となり、ホンダ<7267>や富士重<7270>などの自動車株も下げが目立った。三井不<8801>、村田製<6981>、オリックス<8591>は5%安に。また、前日に決算発表したアドヴァン<7463>やマルカキカイ<7594>、英国関連に位置付けられる日立キャピ<8586>などが東証1部下落率上位となった。一方、売買代金上位ではVテク<7717>やNTT<9432>、NTTドコモ<9437>が堅調と内需・ディフェンシブ関連株の一角に資金が向かった。一部証券会社の目標株価引き上げが観測されたキユーピー<2809>は商いを伴って12%高と急伸。その他、前日決算発表のハニーズ<2792>や前引け後に決算発表したトランザクショ<7818>、4日連続でストップ高のソフトブレーン<4779>などが東証1部上昇率上位となった。
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【日経平均は3日続落、円高が重しで安値もみ合い】7日(木)
■概況■15276.24、-102.75
7日(木)の日経平均は3日続落。6月14日-15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて米国の追加利上げ観測が後退し、為替相場が円高で推移していることが重しとなり、日経平均は32円安からスタートした。明日のSQ(特別清算指数)を前に先物、オプション市場ではポジション調整の売買が見られ、朝方は一時プラスに転じるなど方向感に乏しい動きだったが、その後はマイナス圏での小動きが続いた。引けにかけて弱含み、15241.91円(前日比137.08円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比102.75円安の15276.24円となった。東証1部の売買高は18億3293万株、売買代金は1兆8577億円だった。業種別では、不動産業、建設業、化学が下落率上位だった。一方、その他製品、電気・ガス業、繊維製品など5業種が上昇した。
◆注目銘柄◆
NTT<9432>、ソフトバンクグ<9984>、KDDI<9433>といった通信大手や、ファナック<6954>、マツダ<7261>などが軟調。三井不<8801>や三菱地所<8802>といった不動産株が2%安となったほか、三菱電<6503>は3%近い下落に。前日に決算発表したイオン<8267>は8%安と大きく下げた。中小型株が売られた流れでVテク<7717>は年初来高値更新後に急反落。また、前日まで連日のストップ高となっていたソフトブレーン<4779>や、WSCOPE<6619>、アウトソシング<2427>などが東証1部下落率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>が小幅に上昇し、みずほ<8411>、JT<2914>、ファーストリテ<9983>はしっかり。任天堂<7974>は4%近く上昇。決算発表銘柄ではウエルシアHD<3141>が5%超、ABCマート<2670>が6%超の上昇に。また、KLab<3656>はゲーム好調でストップ高となり、新日科学<2395>、内田洋<8057>などとともに東証1部上昇率上位となった。
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【日経平均は4日続落、重要イベントを前に買い手控え】8(金)
■概況■15106.98、-169.26
8日(金)の日経平均は4日続落。7日に発表された米6月ADP雇用統計が市場予想を上回ったことなどを受けて、日経平均は自律反発の買いが先行し50円高からスタートした。ただ、朝方のSQ(特別清算指数)通過後は今晩の米雇用統計発表を前に手控えムードが強まり、日経平均は前引けにかけてマイナスへと転じた。大引けにはETFに絡んだ売りが発生するとみられていたことも警戒感につながり、後場に入ると1ドル=100円台前半まで円高が進むとともに日経平均も下げ幅を3ケタに広げ、ほぼ安値引けとなった。大引けの日経平均は前日比169.26円安の15106.98円となった。東証1部の売買高は18億4524万株、売買代金は2兆0588億円だった。業種別では、不動産業が3%を超える下げとなったほか、ガラス・土石製品、電気・ガス業、小売業が下落率上位だった。一方、上昇したのはその他製品のみだった。
◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>など売買代金上位は全般軟調で、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクグ<9984>、KDDI<9433>が2%超の下落となり指数を押し下げた。新規売り推奨が観測された小野薬<4528>は6%超、業績観測が報じられた旭硝子<5201>は8%超の下落に。三井不<8801>や三菱地所<8802>など不動産株も下げが目立った。また、ソフトブレーン<4779>、KLab<3656>、シュッピン<3179>などが東証1部下落率上位となった。一方、アステラス薬<4503>、東エレク<8035>、ホンダ<7267>、大塚HD<4578>はしっかり。東エレクは一部証券会社が投資評価を引き上げている。また、ゲームアプリの好調が材料視された任天堂<7974>は商いを伴って9%近く上昇し、ラウンドワン<4680>、ディップ<2379>などとともに東証1部上昇率上位となった。
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<TM>
■概況■15775.80、+93.32
4日(月)の日経平均は6日続伸。前週末の米国株が上げ一服となったことや、為替相場が朝方に1ドル=102円台半ばとやや円高で推移していたことなどから、日経平均は前週の上昇に対する利益確定売りが先行して128円安でスタートした。本日は目立った材料に乏しく、4日の米国市場が独立記念日の祝日で海外勢のフローも限定的となるなか、日経平均は朝安後に内需・ディフェンシブ関連株を中心に買いが入りプラスへと切り返した。後場には15800円台を回復する場面もあったが、その後15700円台後半でこう着感の強い展開となった。大引けの日経平均は前週末比93.32円高の15775.80円となった。東証1部の売買高は15億7950万株、売買代金は1兆6021億円と引き続き低調だった。業種別では、食料品、鉄鋼、繊維製品が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、銀行業、精密機器が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、アステラス薬<4503>などがしっかり。通信大手のNTT<9432>やNTTドコモ<9437>が2%超、KDDI<9433>が3%超の上昇となったほか、JT<2914>は4%超高と上げが目立った。住友鉱<5713>が6%近く上昇するなど非鉄金属セクターも買われた。また、ソフトブレーン<4779>やネクステージ<3186>がストップ高で取引を終え、ライドオンEX<6082>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株や、7&iHD<3382>、ファナック<6954>などがさえなかった。7&iHDは業績観測が報じられていた。経営統合を巡る不透明感から一部証券会社が投資評価を引き下げた出光興産<5019>は4%安。また、前週末に第1四半期決算を発表した良品計画<7453>は6%超下げ、ブイキューブ<3681>やクスリのアオキ<3398>などとともに東証1部下落率上位となった。
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【日経平均は7日ぶり反落、円高が重しで軟調もみ合い】5日(火)
■概況■15669.33、-106.47
5日(火)の日経平均は7日ぶり反落。4日の米国市場は独立記念日の祝日で休場だったが、欧州市場が金融株を中心に下落した流れもあり、日経平均は前日までの上昇に対する利益確定の動きが先行して93円安からスタートした。前場には為替相場が一時1ドル=102円ちょうど近辺まで円高に振れ、日経平均は15602.73円(前日比173.07円安)まで下落する場面があった。ただ、海外勢のフローは限定的で売買が低調となるなか、おおむね15600円台の狭いレンジでのもみ合いが続いた。大引けの日経平均は前日比106.47円安の15669.33円となった。東証1部の売買高は15億7847万株、売買代金は1兆5773億円だった。業種別では、水産・農林業、機械、保険業が下落率上位だった。一方、繊維製品、ゴム製品、建設業が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>、KDDI<9433>、NTT<9432>などがさえなかった。マツダ<7261>や村田製<6981>が2%超、良品計画<7453>は3%超の下落。6月度の月次データを公表したファーストリテ<9983>は4%安となり指数を下押しした。アルプス電<6770>も4%を超える下げに。また、gumi<3903>、アダストリア<2685>、WSCOPE<6619>などが東証1部下落率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、キーエンス<6861>、7&iHD<3382>、東芝<6502>などがしっかり。旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンドによる株式保有が伝わったJDI<6740>は10%を超える上昇に。また、高精細の液晶パネルを安く作る装置を開発したと伝わったVテク<7717>が商いを伴って急伸し、ソフトブレーン<4779>、フュージョン<4845>、ネクステージ<3186>などとともに東証1部上昇率上位となった。
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【日経平均は大幅続落、リスク回避ムード強まり一時500円超の下落】6日(水)
■概況■15378.99、-290.34
6日(水)の日経平均は大幅続落。5日の海外市場では、英国の欧州連合(EU)離脱の影響に対する懸念が再燃し、リスク回避ムードが急速に広がった。欧米株安に加え、原油相場の下落や為替市場での円高進行を受けて、本日の日経平均は234円安からスタートした。寄り付き後も下げ幅を広げる展開となり、前引けにかけて為替相場が1ドル=100円台半ばまで円高に振れるとともに、日経平均も一時15167.98円(前日比501.35円安)まで下落した。ただ、後場に入ると円高一服で下げ渋る展開となった。大引けの日経平均は前日比290.34円安の15378.99円となった。東証1部の売買高は22億1678万株、売買代金は2兆2304億円だった。業種別では、その他金融業、ゴム製品、証券が下落率上位だった。一方、上昇したのは水産・農林業、パルプ・紙、食料品、陸運業の4業種のみだった。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>が3%超の下落となったほか、三井住友<8316>やみずほ<8411>といったメガバンク株が売られた。トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>などその他売買代金上位も全般軟調。マツダ<7261>が6%安となり、ホンダ<7267>や富士重<7270>などの自動車株も下げが目立った。三井不<8801>、村田製<6981>、オリックス<8591>は5%安に。また、前日に決算発表したアドヴァン<7463>やマルカキカイ<7594>、英国関連に位置付けられる日立キャピ<8586>などが東証1部下落率上位となった。一方、売買代金上位ではVテク<7717>やNTT<9432>、NTTドコモ<9437>が堅調と内需・ディフェンシブ関連株の一角に資金が向かった。一部証券会社の目標株価引き上げが観測されたキユーピー<2809>は商いを伴って12%高と急伸。その他、前日決算発表のハニーズ<2792>や前引け後に決算発表したトランザクショ<7818>、4日連続でストップ高のソフトブレーン<4779>などが東証1部上昇率上位となった。
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【日経平均は3日続落、円高が重しで安値もみ合い】7日(木)
■概況■15276.24、-102.75
7日(木)の日経平均は3日続落。6月14日-15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて米国の追加利上げ観測が後退し、為替相場が円高で推移していることが重しとなり、日経平均は32円安からスタートした。明日のSQ(特別清算指数)を前に先物、オプション市場ではポジション調整の売買が見られ、朝方は一時プラスに転じるなど方向感に乏しい動きだったが、その後はマイナス圏での小動きが続いた。引けにかけて弱含み、15241.91円(前日比137.08円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比102.75円安の15276.24円となった。東証1部の売買高は18億3293万株、売買代金は1兆8577億円だった。業種別では、不動産業、建設業、化学が下落率上位だった。一方、その他製品、電気・ガス業、繊維製品など5業種が上昇した。
◆注目銘柄◆
NTT<9432>、ソフトバンクグ<9984>、KDDI<9433>といった通信大手や、ファナック<6954>、マツダ<7261>などが軟調。三井不<8801>や三菱地所<8802>といった不動産株が2%安となったほか、三菱電<6503>は3%近い下落に。前日に決算発表したイオン<8267>は8%安と大きく下げた。中小型株が売られた流れでVテク<7717>は年初来高値更新後に急反落。また、前日まで連日のストップ高となっていたソフトブレーン<4779>や、WSCOPE<6619>、アウトソシング<2427>などが東証1部下落率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>が小幅に上昇し、みずほ<8411>、JT<2914>、ファーストリテ<9983>はしっかり。任天堂<7974>は4%近く上昇。決算発表銘柄ではウエルシアHD<3141>が5%超、ABCマート<2670>が6%超の上昇に。また、KLab<3656>はゲーム好調でストップ高となり、新日科学<2395>、内田洋<8057>などとともに東証1部上昇率上位となった。
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【日経平均は4日続落、重要イベントを前に買い手控え】8(金)
■概況■15106.98、-169.26
8日(金)の日経平均は4日続落。7日に発表された米6月ADP雇用統計が市場予想を上回ったことなどを受けて、日経平均は自律反発の買いが先行し50円高からスタートした。ただ、朝方のSQ(特別清算指数)通過後は今晩の米雇用統計発表を前に手控えムードが強まり、日経平均は前引けにかけてマイナスへと転じた。大引けにはETFに絡んだ売りが発生するとみられていたことも警戒感につながり、後場に入ると1ドル=100円台前半まで円高が進むとともに日経平均も下げ幅を3ケタに広げ、ほぼ安値引けとなった。大引けの日経平均は前日比169.26円安の15106.98円となった。東証1部の売買高は18億4524万株、売買代金は2兆0588億円だった。業種別では、不動産業が3%を超える下げとなったほか、ガラス・土石製品、電気・ガス業、小売業が下落率上位だった。一方、上昇したのはその他製品のみだった。
◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>など売買代金上位は全般軟調で、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクグ<9984>、KDDI<9433>が2%超の下落となり指数を押し下げた。新規売り推奨が観測された小野薬<4528>は6%超、業績観測が報じられた旭硝子<5201>は8%超の下落に。三井不<8801>や三菱地所<8802>など不動産株も下げが目立った。また、ソフトブレーン<4779>、KLab<3656>、シュッピン<3179>などが東証1部下落率上位となった。一方、アステラス薬<4503>、東エレク<8035>、ホンダ<7267>、大塚HD<4578>はしっかり。東エレクは一部証券会社が投資評価を引き上げている。また、ゲームアプリの好調が材料視された任天堂<7974>は商いを伴って9%近く上昇し、ラウンドワン<4680>、ディップ<2379>などとともに東証1部上昇率上位となった。
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