14日の米国市場ダイジェスト:ダウは134ドル高、良好な経済指標や企業決算を好感
[16/07/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは134ドル高、良好な経済指標や企業決算を好感
NYダウ ナスダック
終値 :18506.41 終値 :5034.06
前日比:+134.29 前日比:+28.33
始値 :18414.30 始値 :5041.96
高値 :18537.57 高値 :5045.18
安値 :18414.30 安値 :5025.15
14日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は134.29ドル高の18506.41、ナスダックは28.33ポイント高の5034.06で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、生産者物価指数(PPI)が堅調な内容となり、買いが先行。良好な企業決算や原油高も好感され、終日堅調推移となった。ダウ及びS&P500種指数は過去最高値を更新した。セクター別では、銀行や運輸が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
大手行のJPモルガンが好決算を発表、シティグループ(C)やモルガン・スタンレー(MS)、ゴールドマンサックス(GS)などの金融各社も堅調推移となった。航空大手のデルタ航空(DAL)、ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)なども決算内容が好感され、上昇。種子メーカーのモンサント(MON)はドイツの化学大手バイエルが買収額を引き上げたことが報じられ、買われた。
本日、ニューヨーク証券取引所に上場したモバイル向けメッセンジャーアプリのLINE(LN)は公開価格を大幅に上回る好調な出だしとなった。
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■NY為替:英中銀の金利据え置きでポンドは一時急伸
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円90銭まで上昇後、105円26銭へ反落し、105円40銭で引けた。米国の6月生産者物価指数(PPI)の予想以上の上昇、週次新規失業保険申請件数が増加予想に反して横ばいにとどまったこと、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁のタカ派発言を受けて、米国の年内利上げ観測が再燃しドル買いが優勢となった。その後は、利食い売りなどで伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.1165ドルから1.1098ドルへ反落し1.1118ドルで引けた。米国の利上げ観測を受けたドル買いが再燃。ユーロ・円は、118円03銭から116円94銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.3401ドルから1.3279ドルへ下落。英中央銀行は金融政策決定会合で、利下げ予想に反し金利据え置きを決定したため、一時ポンドのショートカバーが加速した。しかし、声明では8月の利下げが示唆されたためポンド売りが再燃した。
ドル・スイスは、0.9764フランから0.9825フランへ上昇した。
■NY原油:反発で45.68ドル、株高やドル下落に対する割安感などが意識されて
NY原油は反発(NYMEX原油8月限終値:45.68↑0.93)。ドルが主要通貨に対してやや下落したことで割安感が先行したほか、NYダウが連日で史上最高値を更新したことも材料視された。ただ、需給の緩みは続くとの観測は根強く上値は重くなった。
日足チャートでは、45ドルでの攻防を迎えている。切り上がる100日移動平均線がサポートライン、50日移動平均線は上値抵抗ラインとして機能しそうな状況にある。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 13.65ドル +0.21ドル(+1.56%)
モルガン・スタンレー(MS) 28.00ドル +0.84ドル(+3.09%)
ゴールドマン・サックス(GS)162.54ドル +4.62ドル(+2.93%)
インテル(INTC) 35.20ドル +0.19ドル(+0.54%)
アップル(AAPL) 98.79ドル +1.92ドル(+1.98%)
アルファベット(GOOG) 735.80ドル +6.32ドル(+0.87%)
フェイスブック(FB) 117.29ドル +0.51ドル(+0.44%)
キャタピラー(CAT) 80.06ドル +0.37ドル(+0.46%)
アルコア(AA) 10.71ドル +0.00ドル(+0.00%)
ウォルマート(WMT) 73.70ドル +0.08ドル(+0.11%)
スプリント(S) 5.01ドル +0.12ドル(+2.45%)
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