26日の米国市場ダイジェスト:ダウは19ドル安、FOMCを控えて上値の重い展開に
[16/07/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは19ドル安、FOMCを控えて上値の重い展開に
NYダウ ナスダック
終値 :18473.75 終値 :5110.05
前日比:-19.31 前日比:+12.42
始値 :18497.37 始値 :5095.61
高値 :18522.47 高値 :5122.30
安値 :18387.22 安値 :5084.18
26日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は19.31ドル安の18473.75、ナスダックは12.42ポイント高の5110.05で取引を終了した。7月消費者信頼感指数や6月新築住宅販売件数が予想を上振れ、買いが先行。その後は、本格化する主要企業決算や、明日に控える連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を見極めたいとの思惑から手控えムードとなり、小動きとなった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が上昇する一方で電気通信サービスや消費者・サービスが下落した。
ファストフードのマクドナルド(MCD)は決算で利益が予想を下振れ、下落。通信会社のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)は決算内容は予想を上振れたものの、48億ドルで買収したヤフー(YHOO)のネット事業が業績への負担になるとの見方から軟調推移。医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)は決算で主力製品であるC型肝炎薬の売上減少が明らかとなり、売られた。一方で化学メーカーのデュポン(DD)は通期の利益見通しを引き上げ、上昇。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)はゴールドマン・サックスが買い推奨リストに加えたことが好感され、買われた。
携帯端末のアップル(AAPL)はマーケット終了後に4-6月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:日銀追加緩和観測で円買い一服
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円25銭から104円98銭まで上昇し、104円63銭で引けた。予想を上回った米7月リッチモンド連銀製造業指数、7月消費者信頼感指数、6月新築住宅販売件数を好感したドル買いが強まったほか、日銀が追加緩和案の検討作業に入ったとの報道を受けて円売りが再燃。
ユーロ・ドルは、1.1006ドルから1.0978ドルへ下落し1.0984ドルで引けた。良好な米国の経済指標を受けたドル買いが強まった。ユーロ・円は、114円61銭から115円35銭へ上昇。日本銀行が追加緩和に踏み切るとの憶測を受けた円売りが再燃した。
ポンド・ドルは、1.3176ドルまで上昇後、1.3095ドルへ反落した。タカ派で知られるウィール英中銀金融政策委員会委員が「速やかな金融刺激策が必要」とハト派方針に転換したため8月会合での利下げ観測が強まりポンド売りが優勢となった。
ドル・スイスは、0.9884フランから0.9928フランへ上昇した。
■NY原油:4日続落で42.92ドル、ガソリン在庫の増加見込みが嫌気され
26日のNY原油先物は4日続落(NYMEX原油9月限終値:42.92↓0.21)。27日に発表される米エネルギー情報局(EIA)週間統計では、原油在庫は減少した一方、ガソリン在庫が20万バレルほど増加する見込みと伝わったことから、需給の緩みがマイナス視された。
日足チャートでは、サポートラインと思われていた100日移動平均線を下抜けている。42ドル台に突入しており3ヶ月ぶりの安値水準に。目先、200日移動平均線が位置する40ドル台までの調整を意識へ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 14.53ドル +0.16ドル(+1.08%)
モルガン・スタンレー(MS) 29.23ドル +0.10ドル(+0.34%)
ゴールドマン・サックス(GS)161.16ドル +0.65ドル(+0.41%)
インテル(INTC) 35.09ドル +0.40ドル(+1.15%)
アップル(AAPL) 96.67ドル -0.67ドル(-0.69%)
アルファベット(GOOG) 757.65ドル +0.13ドル(+0.02%)
フェイスブック(FB) 121.22ドル -0.41ドル(-0.34%)
キャタピラー(CAT) 82.75ドル +4.06ドル(+5.16%)
アルコア(AA) 10.67ドル +0.18ドル(+1.72%)
ウォルマート(WMT) 73.73ドル -0.02ドル(-0.03%)
スプリント(S) 6.25ドル +0.35ドル(+5.93%)
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