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今週の【マザーズ市場】7月25〜29日『積極的な買いは限定的、IPOのリファインバスは堅調初値』

注目トピックス 市況・概況


【指数は反発、主力株反発も売買低調、モバファクなどストップ高】25日(月)

■概況■930.23、+4.43
25日(月)のマザーズ市場では、リリースをきっかけにミクシィ<2121>が急反発したほか、さえない値動きが続いていたその他主力銘柄にも値ごろ感などから物色が向かった。しかし、買いの勢いは続かず伸び悩んだ。売買も依然低調だった。前週までスマートフォン向けゲーム「Pokemon GO」関連との位置付けから買われていた銘柄は、任天堂<7974>の急落に連れ安となった。反面、個別材料の観測された銘柄には短期の値幅取り狙いの買いが入った。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で790.66億円。騰落数は、値上がり:104銘柄、値下がり:122銘柄、変わらず:8銘柄。


◆注目銘柄◆
ミクシィが終値で3%高となった。アニメ版「モンスターストライク(モンスト)」の映画化を発表している。また、マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>や、モブキャス<3664>、シリコンスタ<3907>、サイバーダイン<7779>は小幅に上昇。店頭にPokemon GOコーナーを設置すると発表したPCNET<3021>、英ARM社のIoT用製品への対応が材料視されたAPLIX<3727>、直近IPO銘柄のインソース<6200>、位置ゲーム関連として見直されたモバファク<3912>はストップ高で取引を終えた。PSS<7707>は終値で3日連続のストップ高。また、M&Aを発表したsMedio<3913>や、Gunosy<6047>、駅探<3646>、エクストリーム<6033>は10%超の大幅上昇となった。一方、CRI・MW<3698>、Hamee<3134>、ブランジスタ<6176>、グリーンペプ<4594>などが下落。また、Pokemon GO関連の下落に信用規制実施も重しとなったAppBank<6177>がストップ安まで売られ、フリービット<3843>やカヤック<3904>は10%超の下げとなった。


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【反落、利益確定の動きでインソースなど急反落、買い限定的で売買低調】26日(火)

■概況■919.17、-11.06
26日(火)のマザーズ市場では、日経平均の下落や為替相場の円高進行などリスク回避の動きが強まったことを受けて、目先の利益を確定する動きが優勢となった。日本銀行・金融政策決定会合などの重要イベントが控えていることもあり、積極的な買いは限定的だった。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で602.39億円と昨年11月以来の低水準だった。騰落数は、値上がり:51銘柄、値下がり:175銘柄、変わらず:7銘柄。マザーズ指数は900pt台前半の狭いレンジでもみ合いが続いている。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>やサイバーダイン<7779>が小安いほか、ミクシィ<2121>、シリコンスタ<3907>、モブキャス<3664>などが下落。一時ストップ高に迫る動きを見せたsMedio<3913>も引けにかけてマイナスに転じた。また、位置情報ゲーム関連のモバファク<3912>や直近IPO銘柄のインソース<6200>、その他PCNET<3021>やPSS<7707>など、前日ストップ高となっていた銘柄が本日は一転、10%を超える下落となった。前日ストップ安のAppBank<6177>も大幅続落した。一方、Hamee<3134>、エボラブルA<6191>、インフォテリア<3853>、フリービット<3843>、Gunosy<6047>などが終値でプラスとなった。エボラブルアジアは光通信<9435>との業務提携が材料視され買いが先行した。また、VEGA<3542>、DDS<3782>は10%高と上げが目立った。


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【指数は反発、ミクシィやサイバーダインが買われるも売買低調】27日(水)

■概況■923.65、+4.48
27日(水)のマザーズ市場は、経済・金融政策への期待の高まりを背景に、日経平均が大幅反発したことに連れて買いが先行した。ミクシィ<2121>やサイバーダイン<7779>といった主力銘柄にリリースを材料視した物色が向かったことも指数を押し上げた。ただ、買いが続かず5日線や25日線、足元のもち合いレンジ上限などで上げ一服となる銘柄が目立った。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で575.54億円と前日からさらに減少し、昨年9月以来の低水準だった。騰落数は、値上がり:110銘柄、値下がり:108銘柄、変わらず:10銘柄。マザーズ指数は900pt台前半でこう着感を強めている。


◆注目銘柄◆
サイバーダインやミクシィのほか、農業総合研究所<3541>、じげん<3679>、MDNT<2370>などが上昇。サイバーダインは米国子会社の設立、ミクシィは新ゲームの事前登録開始を発表している。MDNTはシミックHD<2309>との提携が材料視され一時29%高となった。日本銀行が追加の金融緩和を検討との報道で不動産株にも物色が向かい、アンビション<3300>が20%近い大幅上昇。直近IPO銘柄のセラク<6199>、バーチャレクス<6193>、AWS−HD<3937>は10%超の上昇となった。また、業績予想の上方修正を発表したインベスターC<1435>と独社ソフトウェアの独占提供を発表したグローバルW<3936>がストップ高で取引を終えた。一方、マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>や、モブキャス<3664>、Trends<6069>、インフォテリア<3853>、モバファク<3912>などが軟調。また、PSS<7707>、インソース<6200>、AppBank<6177>、sMedio<3913>は利益確定売りに押され10%を超える下げとなった。

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【指数は反落、積極的な買いは限定的、IPOのリファインバスは堅調初値】28日(木)

■概況■910.99、-12.66
28日(木)のマザーズ市場では、前日の上昇に対する利益確定売りや、相場の地合いに連れたリスク回避の売りが優勢となった。日本銀行・金融政策決定会合の結果発表を明日に控えていることに加え、決算発表が本格化して大型株の値動きが大きくなっていることもあり、マザーズ銘柄に対する積極的な買いは限定的だった。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で528.91億円と前日から減少し、低迷が続いている。騰落数は、値上がり:56銘柄、値下がり:164銘柄、変わらず:10銘柄。マザーズ指数は900pt台前半で低調に推移している。


◆注目銘柄◆
サイバーダイン<7779>やインベスターC<1435>が反落し、ミクシィ<2121>も小反落となった。AWS−HD<3937>は米国企業との取引を本格開始して朝方急伸したが、利益確定売りに押され小幅安で取引を終えた。また、前日大きく買われたセラク<6199>やアンビション<3300>のほか、エイティング<3785>、じげん<3679>が10%超の下げとなった。一方、マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>が小反発し、ブランジスタ<6176>やインソース<6200>も上昇。オンコリスバイ<4588>やインスペック<6656>は上昇が目立ったが、引けにかけてやや上げ幅を縮小した。また、リリースを受けて業績期待が高まったウェルス<3772>がストップ高比例配分となり、デザインワン<6048>も終値で13%近い大幅上昇となった。なお、本日マザーズ市場へ新規上場したリファインバス<6531>は公開価格を63%上回る初値を付けた。


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【指数は切り返す、重要イベント通過で押し目買い意欲強まる】29日(金)

■概況■920.40、+9.41
29日(金)のマザーズ市場は、引き続き重要イベントを控えてポジション整理の動きが先行する格好となった。後場に入って、日本銀行・金融政策決定会合の結果が発表され、一時は乱高下となったものの、その後は日経平均の下げ渋りも加わって、引けにかけて切り返していく展開となった。イベントを通過したことで、手掛けやすさが強まったことから、個人投資家の資金が出遅れ感の強い新興市場に向かう形になったものとみられる。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で676.41億円。騰落数は、値上がり:130銘柄、値下がり:95銘柄、変わらず:6銘柄。


◆注目銘柄◆
SOSEI<4565>、サイバーダイン<7779>、ミクシィ<2121>などの時価総額上位銘柄は小動きにとどまった。一方、BEENOS<3328>は東証が連結子会社のデファクトスタンダード<3545>のマザーズ上場を承認したことで大幅高。フリークアウト<6094>は業績予想の上方修正や株式分割の実施が好感される。JIG−SAW<3914>やUNITED<2497>なども大幅高。半面、エナリス<6079>は東証が監理銘柄(審査中)に指定したことを嫌気してストップ安と急落。前日に新規上場、順調なスタートを切ったリファインバス<6531>も利益確定売りに急落となった。じげん<3679>、モブキャス<3664>、インスペック<6656>なども売り優勢に。


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