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今日の為替市場ポイント:米雇用統計発表前で主要通貨の為替取引は動意薄の見込み

注目トピックス 市況・概況

4日のドル・円相場は、東京市場では100円86銭から101円56銭まで反発。欧米市場でドルは101円54銭から101円00銭まで下落し、101円22銭で取引を終えた。

本日5日のドル・円は、主に101円台で推移か。日本時間夜に7月米雇用統計の発表を控えており、アジア市場ではドル・円などの主要通貨の為替取引はやや動意薄の状態が続く見込み。

英国中央銀行は4日に開いた金融政策委員会(MPC)の会合で、政策金利を0.5%から0.25%に引き下げることを決定した。利下げは予想通りだったが、資産買い入れ枠の拡大はやや予想外だった。市場関係者の間では、今回は金利引き下げだけの措置にとどまるとの見方が多かったことから、量的緩和策の強化を受けてポンド売りが広がった。政策金利をさらに引き下げる可能性が高いこともポンド売りを促す一因となった。

市場関係者の間では、英中央銀行はポンド相場のさらなる下落を容認しているのではないか?との見方が浮上している。金融資産の買い入れを増やすことによってインフレ率を2%レベルに戻す狙いがあるものの、それだけでは不十分であると英中銀のMPCメンバーは判断したのかもしれない。英中銀の金融緩和措置は主要中央銀行の金融政策に影響を及ぼす可能性がある。米国も例外ではなく、米連邦準備理事会(FRB)が年内に追加利上げを行うことはかなり難しくなったとみられる。




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