今週の【マザーズ市場】8月22〜26日『サイバーダインやミクシィなど主力株軟調』
[16/08/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【反落、サイバーダインやミクシィなど主力株軟調、モブキャスは急伸】22日(月)
■概況■902.70、-10.77
22日(月)のマザーズ市場では、サイバーダイン<7779>やミクシィ<2121>といった時価総額上位の主力株が軟調で、指数を押し下げた。マザーズ全体としては商いも依然低調だが、個別材料株のほかフィンテック、ポケモン、IoT等のテーマ株などが買われ、中小型株への物色意欲の根強さも窺えた。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で668.55億円。騰落数は、値上がり:118銘柄、値下がり:90銘柄、変わらず:13銘柄。
◆注目銘柄◆
サイバーダインやミクシィが売られたほか、SOSEI<4565>、JIG−SAW<3914>、グリーンペプ<4594>などが軟調。ミクシィは一部証券会社の目標株価引き下げが観測された。直近で上昇の目立ったEG<6050>やインスペック<6656>は利益確定売りに押された。また、メドレック<4586>は消炎鎮痛貼付剤の臨床試験速報で対照薬との有意差が示されなかったことから、寄り付き直後にストップ安まで売られた。一方、マザーズ売買代金トップのモブキャス<3664>は15%近い上昇。同社ゲームと音楽フェスのコラボパックを配信すると発表している。また、大幅続伸のAWS−HD<3937>、化粧品を越境ECにて中国展開するパス<3840>、位置ゲームのモバファク<3912>、IoT関連のsMedio<3913>も10%を超える上昇となった。今期業績予想を上方修正したインソース<6200>は朝方急伸する場面があった。その他売買代金上位では、インフォテリア<3853>、ロゼッタ<6182>、BEENOS<3328>などが上昇した。
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【バイオ関連中心に資金が向かい反発】23日(火)
■概況■910.10、+7.40
23日(火)のマザーズ市場では、本日のマザーズ市場では、SOSEI<4565>が朝方から買い優勢となり、指数を押し上げる形になった。サイバーダイン<7779>やミクシィ<2121>といった時価総額上位の一角は軟調であったものの、バイオ関連を中心にテーマ物色や値幅取りの動きが活発化、日経平均がさえない動きの中で、資金シフトなども意識される状況となってきている。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で735.34億円。騰落数は、値上がり:99銘柄、値下がり:108銘柄、変わらず:15銘柄。
◆注目銘柄◆
個別では、SOSEIを中心にして、グリーンペプ<4594>やナノキャリア<4571>、OTS<4564>などバイオ関連株がしっかり。小野薬<4528>の強い動きが刺激となったほか、米国バイオ企業M&Aの流れなども思惑視された。EG<6050>も上値追いで、セレス<3696>、CRI・MW<3698>、アカツキ<3932>などもしっかり。テラスカイ<3915>はウイン・コンサルと共同で札幌に新会社設立で急伸。MDV<3902>も医療ビッグデータ関連としての関心から大幅高。一方、売買代金上位では、モバファク<3912>、インフォテリア<3853>、ロゼッタ<6182>、モブキャス<3664>などが利食い売りに軟調。メドレック<4586>は連日のストップ安。パス<3840>も反落。
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【続伸、SOSEIなど小高い、ALBERTとエナリスはストップ高】24日(水)
■概況■914.73、+4.63
24日(水)のマザーズ市場は、主力株は前日終値を挟んだもみ合いとなりまちまちだったが、個別材料や各種報道を手掛かりとした循環的な物色が続いた。ただ、短期の値幅取り狙いの物色が中心で、上昇は持続力に乏しく、資金の逃げ足の速さを窺わせた。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で640.67億円。騰落数は、値上がり:101銘柄、値下がり:109銘柄、変わらず:11銘柄。
◆注目銘柄◆
マザーズ主力のSOSEI<4565>やサイバーダイン<7779>が小幅高で取引を終えた。サイバーダインは7日ぶりの反発。新作ゲームのグローバル配信を9月より開始するモブキャス<3664>、お金の流れを予測する人工知能(AI)の開発を開始したメタップス<6172>、提携によるIoT領域への進出を発表したイグニス<3689>などが買われた。また、AIなどのビジネス応用支援サービスを開始したALBERT<3906>に加え、エナリス<6079>がストップ高を付けたほか、中国スマートフォン決済市場が拡大との報道でビリングシス<3623>が10%を超える上昇となった。一方、EG<6050>、ミクシィ<2121>、アンジェス<4563>などが小安い。インスペック<6656>やテラスカイ<3915>は利益確定売りに押され下げが目立った。また、メドレック<4586>はストップ安で取引を終えた。
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【3日ぶり反落、SOSEIなど利益確定売り優勢、カヤックはストップ高】25日(木)
■概況■909.75、-4.98
25日(木)のマザーズ市場では、主力のSOSEI<4565>を中心に利益確定売り優勢の展開だった。指数寄与度の大きいSOSEIの株価は足元で狭いレンジでのもみ合いが続いている。相場全体で手控えムードが強まるなか、マザーズ市場でも積極的に買い進む向きは限定的で、マザーズ指数は25日線に上値を抑えられる形となっている。なお、マザーズ指数は3日ぶり反落、売買代金は概算で610.66億円。騰落数は、値上がり:89銘柄、値下がり:121銘柄、変わらず:11銘柄。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEIやエナリス<6079>、メドレック<4586>、JIG−SAW<3914>、モルフォ<3653>などが軟調。前日まで上昇の目立ったビリングシス<3623>やアライドアーキ<6081>も利益確定売りに押された。また、バイオ株のGNI<2160>が10%安、メディビ<2369>が9%安でマザーズ下落率上位に並んだ。一方、サイバーダイン<7779>は米調査会社レポートを受けた下げが一服との見方から買いを集めた。モブキャス<3664>、EG<6050>、インスペック<6656>も堅調。また、ソニー・インタラクティブエンタテインメントとPlayStation VR向けコンテンツ制作を開始と発表したカヤック<3904>がストップ高を付け、見直しの動きが広がったリファインバス<6531>は10%高と急伸した。
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【主力株中心にさえない動き、売買代金も低水準】26日(金)
■概況■894.14、-15.61
26日(金)のマザーズ市場では、SOSEI<4565>、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>などの主力株を中心にさえない展開となった。相場全体で手控えムードが強まっているなか、重要イベントを控えた週末とあって、個人投資家も様子見姿勢を決め込み、換金売りが優勢となっている。マザーズ市場の売買代金は今年2番目の低水準であった。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で532.74億円。騰落数は、値上がり:50銘柄、値下がり:161銘柄、変わらず:10銘柄。
◆注目銘柄◆
SOSEIのほか、グリーンペプ<4594>やアンジェス<4563>などバイオ関連が軟調。前日に賑わったEG<6050>、カヤック<3904>なども反落。メドレック<4586>、JIG−SAW<3914>などは続落で、シリコンスタ<3907>、BEENOS<3328>などもさえない。一方、前日に再発防止策の進捗についてを発表したエナリス<6079>が急伸。ソシャルワイヤ<3929>は発行済株式の1.50%を上限とした自己株式取得が好感される。アライドアーキ<6081>は反発で、モブキャス<3664>、インスペック<6656>、リファインバス<6531>などは続伸。アクセルマーク<3624>も買い優勢に。
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