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米国株見通し:欧州株高で自律反発も意識

注目トピックス 市況・概況
S&P500先物 2142.00(+9.50) (16:50現在)
ナスダック100先物 4837.25(+23.00) (16:50現在)

16:50時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。

16日の米株式市場は下落。米司法省が、過去の住宅ローン担保証券の不正販売を巡ってドイツ銀行に140億ドルに及ぶ和解金を要求したことで、欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。原油相場の下落が嫌気されたほか、来週に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を見極めたいとの思惑もあり、終日軟調推移となった。ダウ平均は88.68ドル安の18123.80、ナスダックは5.12ポイント安の5244.57。

米株先物は全般小じっかりに推移しているほか、欧州市場も買いが先行しており、自律反発が意識されるところである。今週は20・21日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)でどのような政策決定が行われるかが注目されることになる。基本的には模様眺めムードが強まりやすいと考えられるが、足もとの弱い経済指標の結果等を受けて9月利上げ観測は後退しており、落ち着いた値動きが意識されるところ。

また、先週末の下落要因であった、ドイツ銀に対する米司法省の140億ドル和解提案については、ドイツ銀行が争う姿勢を示しているほか、まだ始まったばかりとして、しばらくは様子見要因になろう。

そんな中、ニューヨーク・マンハッタンのチェルシー地区で起きた爆発事件では、イスラム主義勢力などのテロリストとの関連について調べており、テロへの警戒が上値の重しになる可能性はありそうだ。経済指標ではNAHB住宅市場指数(9月)が予定されている。



<KK>

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