NY株式:ダウは163ドル高、FOMCを好感
[16/09/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は163.74ドル高の18293.70、ナスダックは53.83ポイント高の5295.18で取引を終了した。日銀による金融緩和策の強化を受けて、アジア・欧州株が概ね堅調推移となり、米国株にも買いが先行。その後はFOMCの発表を控えてやや上げ幅を縮小した。注目のFOMCでは賛成多数で政策金利が据え置かれた。経済成長で利上げへの根拠が強まっているものの、引き続きインフレや景気動向、海外経済及び金融情勢を注視するとの認識を示した。発表後は利上げが見送られたことで緩やかに上昇した。ナスダック総合指数は過去最高値を更新した。セクター別では、エネルギーや公益事業が上昇する一方で不動産や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
原油相場の上昇を受けてサウスウエスタン・エナジー(SWN)やチェサピーク・エナジー(CHK)などエネルギー関連会社が堅調推移。運送会社のフェデックス(FDX)とグラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)は決算内容が好感され、上昇。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は最大400億ドルの自社株買い計画や8%の増配を発表し、買われた。一方で、銀行大手のウェルズファーゴ(WFC)はJPモルガンによる投資判断引き下げを受け、下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)に英自動車メーカーのマクラーレン・テクノロジーや、米新興バイクメーカーのリット・モーターズの買収観測が広がっている。同社は成長が鈍化する携帯電話に代わる事業として自動車分野に注力している模様で、今後の動向が注目される。
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