NY株式:22日の米国市場ダイジェスト:ダウは98ドル高、FOMCを受け投資家心理の改善が進む(訂正)
[16/09/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
NYダウ ナスダック
終値 :18392.46 終値 :5339.52
前日比:+98.76 前日比:+44.34
始値 :18343.76 始値 :5323.26
高値 :18449.88 高値 :5342.88
安値 :18343.76 安値 :5320.93
22日の米国株は上昇。ダウ平均は98.76ドル高の18392.46、ナスダックは44.34ポイント高の5339.52で取引を終了した。昨日のFOMCを受けてアジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、原油高も好感され、終日堅調推移となった。ナスダック総合指数は昨日に続き、史上最高値を更新した。セクター別では全面高となり、不動産や家庭用品・パーソナル用品、電気通信サービスの上昇が目立った。
住宅建設会社のWCIコミュニティーズ(WCIC)は同業レナー(LEN)による6.43億ドルの買収で合意し、大幅上昇。自動車部品・アクセサリー小売のオートゾーン(AZO)は決算内容が好感されたほか、7.5億ドルの自社株買いを発表し、堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は野村證券による目標株価引き上げを受け、買われた。一方で、検索サイトのヤフー(YHOO)は少なくとも5億人分のユーザー情報が盗まれたことを発表し、売られた。
昨日、製薬のマイラン(MYL)は急性アレルギー反応の補助治療薬「エピペン」に関する公聴会で薬価引き上げについて批判を受けたものの、株価は堅調に推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米利上げ見送りでドル・円は一時100円30銭
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、100円53銭まで下落後、100円93銭まで上昇し、100円76銭で引けた。予想を下回った米国の8月景気先行指数や中古住宅販売件数を嫌いドル売りが優勢となったのち、株高に連れたリスク選好の円売りが強まったほか、政府・日銀が臨時会合を開き、浅川財務官の為替の過度な変動を否定する発言を受けた介入警戒感などに円買いが後退した。
ユーロ・ドルは、1.1257ドルから1.1200ドルへ下落して1.1209ドルで引けた。ユーロ・円は、113円50銭まで上昇後、112円92銭へ反落。ポンド・ドルは、1.3066ドルから1.3121ドルへ上昇。英国中銀のクリスティン・フォーブス金融政策委員会(MPC)委員の「追加緩和の必要性見られない」との発言を受けてポンド買いが加速した。ドル・スイスは、0.9660フランまで下落後、0.9700フランへ上昇した。
■NY原油:4日続伸で46.32ドル、増産凍結に向けた動きを材料視
NY原油は4日続伸(NYMEX原油11月限終値:46.32↑0.98)。高値は23時02分の46.52ドル、安値は3時25分の45.96ドル。アルジェリアで開催される石油輸出国機構(OPEC)の非公式会合を前に、サウジアラビアとイランの当局者が2日続けてウィーンで会合したことが材料視された。また、為替市場で、ドルが主要通貨に対して弱含んだことも追い風となった。
日足チャートでは、100日移動平均線に到達している。この水準を上抜くと、6月高値を起点とした上値抵抗ラインである47ドルの突破を試す展開となろう。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.60ドル -0.05ドル(-0.32%)
モルガン・スタンレー(MS) 32.24ドル +0.32ドル(+1.00%)
ゴールドマン・サックス(GS)168.02ドル +0.99ドル(+0.59%)
インテル(INTC) 37.55ドル +0.10ドル(+0.27%)
アップル(AAPL) 114.62ドル +1.07ドル(+0.94%)
アルファベット(GOOG) 815.95ドル +10.92ドル(+1.36%)
フェイスブック(FB) 130.08ドル +0.14ドル(+0.11%)
キャタピラー(CAT) 83.50ドル +0.03ドル(+0.04%)
アルコア(AA) 9.76ドル +0.11ドル(+1.19%)
ウォルマート(WMT) 72.27ドル +0.08ドル(+0.11%)
スプリント(S) 6.62ドル +0.26ドル(+4.09%)
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