今週の【JASDAQ市場】9月20〜23日『日経平均こう着のなかで引けにかけて上値追いへ』
[16/09/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均切り返しのタイミングで上昇、相対的に堅調推移】20日(火)
■概況■2474.63、+5.07
20日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は続伸、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexは反落となった。値上がり数は280、値下がり数は306、変わらずは82。JASDAQ平均は小高く寄り付いた後、日経平均の切り返しに合わせて上げ幅を広げる。後場はやや伸び悩んだが、マザーズ指数などとの比較でも相対的には堅調な動きとなっている。超低位株の商いが膨らんだことで、出来高は高水準となった。
◆注目銘柄◆
アサカ理研<5724>が急伸、レアメタルリサイクル実証事業の投資計画発表が材料視される。田中化研<4080>は一部メディアのEV関連銘柄に関する記事が刺激材料となり、アスコット<3264>は中国の不動産が再過熱との報道で思惑買いが向かう。コスモ・バイオ<3386>はノーベル賞に絡んだ思惑買いが続き連日の急伸。環境管理<4657>、ユビテック<6662>も大幅続伸。半面、先週末に新規上場のノムラシステム<3940>には処分売りが集まる。IGポート<3791>も東京ゲームショウ終了で手仕舞いの動きに押される。サムシングHD<1408>、ヒロセ通商<7185>などは大幅続落。JASDAQ-TOP20では、田中化研のほか、メイコー<6787>、ベクター<2656>が堅調。一方、インフォコム<4348>、ザイン<6769>がさえない。
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【日銀会合後に上昇も売買は低水準】21日(水)
■概況■2482.32、+7.69
21日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は続伸、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexは反発となった。値上がり数は331、値下がり数は239、変わらずは89。JASDAQ平均は高寄り後に伸び悩んだが、後場に入って切り返す展開となった。日銀金融政策決定会合の結果発表を受けて日経平均が銀行株主導に上昇、中小型株も連れ高する展開になった。ただ、様子見ムードも崩せず、売買代金は1ヶ月ぶりの低水準となっている。
◆注目銘柄◆
パレモ<2778>が急伸、上期・通期業績予想の上方修正が好感される。エスケーアイ<9446>は発行済株式の7.37%を上限とした自己株式取得が手掛かりに。アサカ理研<5724>、田中化研<4080>は続伸で、サムシングHD<1408>は反発。半面、環境管理<4657>、ユビテック<6662>は利食い売りに押され、先週末に新規上場のノムラシステム<3940>は続落。ベクター<2656>も軟調。JASDAQ-TOP20では、田中化研のほか、Sケアメッセ<2400>、ハーモニック<6324>が堅調。一方、ベクターがさえない。
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【日経平均こう着のなかで引けにかけて上値追いへ】23日(金)
■概況■2500.92、+18.60
23日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexともに続伸となった。値上がり数は437、値下がり数は160、変わらずは81。JASDAQ平均は高寄り後も大引けにかけて上げ幅を広げていく動きになった。日経平均がこう着感を強める中、バイオ関連に関心が向かったことで、マザーズ指数ともに相対的に強い動きになった格好。
◆注目銘柄◆
シンバイオ製薬<4582>が急伸、ノーベル賞関連との位置付けから物色が向かった。カルナバイオ<4572>、ラクオリア創薬<4579>などのバイオ関連も強い動き。テックファーム<3625>はカジノ関連として関心が向かう。アサカ理研<5724>は連日の急伸で、サムシングHD<1408>は続伸。環境管理<4657>、ユビテック<6662>は大幅反発。半面、パレモ<2778>は一昨日に業績上方修正を受けて急伸した反動で安い。ジオネクスト<3777>、ブロードメディ<4347>、アジアゲート<1783>など低位株で売り優勢のものが目立った。JASDAQ-TOP20では、セリア<2782>、フェローテック<6890>、ベクター<2656>が堅調。一方、Sケアメッセ<2400>、メイコー<6787>がさえない。
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