東京為替:ドル・円は101円51銭付近、半期末で売り買い交錯
[16/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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30日午前の東京外為市場ではドル・円は101円51銭付近。半期末で売り買いが交錯し101円付近で方向感の乏しい値動きとなった。ドル・円は101円付近で寄り付いた後、半期末要因に伴う輸入企業や機関投資家のドル買いが継続し、101円25銭まで上昇。ただ、その後は輸出企業のドル売りに押される展開となり、ドルは100円93銭まで値を下げる場面もあった。
日経平均株価は前場約250円安で引け、ランチタイムの日経平均先物は約300円安となっているが、ドル買い需要は厚いため下値は堅いようだ。日経平均が午後に一段安となっても、アジア市場では101円付近から大きく下げる展開は想定しにくい。
目先のドル・円は売り買い交錯で方向感の乏しい値動きが続きそうだ。ある市場関係者は「ドルは上昇も下落も見込みにくい」と話している。なお、午前中に発表された経済指標などによるドルへの影響は限定的。
ここまでのドル・円は100円93銭から101円25銭、ユーロ・円は113円19銭から113円62銭、ユーロ・ドルは1.1205ドルから1.1224ドルで推移した。
【要人発言】
・麻生財務相
「OPEC減産の中長期的な影響はまだわからない」
・黒田日銀総裁
「中央銀行が万能でないこともまた事実」
・日銀金融政策決定会合の主な意見(9月20-21日分)
「マイナス金利は国債買い入れとの組み合わせで長短金利を大きく引き上げる効果」
「金融機関の収益、金融市場、生保年金の運用などへの影響も留意の必要」
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