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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米大統領選に向け株・原油動向にらみ

注目トピックス 市況・概況


今日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。重要イベントが予定されていないためリスク回避的の動き(ドル売り・円買い)が弱まる見通しで、欧米株価や原油価格の動向をにらんだ展開となりそうだ。

米大統領選は終盤のヤマ場となった第3回TV討論会を終え、残り2週間余りとなった。現時点で民主党クリントン氏の共和党トランプ氏に対する支持率のリードは6.4ポイントと伝えられる。「トランプ・リスク」はやや後退し、リスク回避的な円買いへの動機を弱める状況になっている。また、今晩から来週にかけては重要イベントが少ないため、欧米企業の好決算を背景とした株高や原油価格の高値圏推移が好感され、ドル・円は基本的に小じっかりの展開が予想される。

そうしたなか市場では、28日に発表となる米国の7-9月期国内総生産(GDP)を注目しているようだ。7月29日に発表された4-6月期GDPは前期比年率+2.5%の予想に対し、+1.2%と伸びは大幅に鈍化したが(確定値は+1.4%)、7-9月期の市場コンセンサスは+2.5%と高めだ。需要の拡大を背景に売上高を伸ばした米マイクロソフトの好業績などからGDP上振れへの期待は高く、12月利上げ観測は継続。目先もドル買い基調は続きそうだ。

ただ、市場では慎重な声も多く聞かれる。ある外為ディーラーは「トランプ氏の女性蔑視とみられる発言などネガティブなニュースが目立つわりに、クリントン氏のリードはそれほど大きくないことが気がかりだ」と述べている。また、27日に予定されるドイツ銀行の決算発表では、過去の不正販売に対する制裁金支払いの問題がくすぶるなか、同銀の経営問題に懸念が強まれば欧州の金融不安再燃につながる可能性もあろう。こうしたリスクが意識され、ドル・円は目先も上値が重そうである。


【今日の欧米市場の予定】
・17:00 欧州中央銀行(ECB)が外部専門家による経済予測発表
・17:30 英・9月公的部門純借入額(銀行部門除く)(予想:+85億ポンド、8月:+105億ポンド)
・21:30 カナダ・8月小売売上高(前月比予想:+0.3%、7月:-0.1%)
・21:30 カナダ・9月消費者物価指数(前年比予想:+1.4%、8月:+1.1%)
・23:15 タルーロ米FRB理事講演(教育関連)
・03:30 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演(連邦住宅貸付銀行会合)



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