今週の【マザーズ市場】10月17〜21日『中小型株に幕間つなぎの物色、メタップス活況』
[16/10/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【6日ぶり反発、売り一巡後は押し目買い優勢、Gunosyなどストップ高】17日(月)
■概況■941.79、+4.19
17日(月)のマザーズ市場では、前場は引き続き商いが低調ななか換金売り優勢となり、マザーズ指数も下押しする場面が見られた。しかし、後場に入ると主力株を中心に押し目買いが入ったほか、材料株や直近IPO銘柄の一角も一段高となり、マザーズ指数はプラスへと切り返した。なお、マザーズ指数は6日ぶり反発、売買代金は概算で808.37億円。騰落数は、値上がり130銘柄、値下がり88銘柄、変わらず7銘柄となった。マザーズ指数は25日線近くまで値を戻している。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのブランジスタ<6176>や、直近IPO銘柄のシルバーエッグ<3961>、材料の観測されたクラウドW<3900>が上昇率2ケタの大幅高となった。クラウドWは個人の知識や経験などをサービスと見立て、個人間で売買するCtoCマーケットプレイス「WoWme」の事前登録を開始した。また、マイネット<3928>が連日のストップ高となったほか、決算説明資料を受けて成長期待の高まったストライク<6196>や第1四半期決算が好感されたGunosy<6047>もストップ高まで買われた。その他売買代金上位ではFRONTEO<2158>、チェンジ<3962>、ミクシィ<2121>などが上昇した。一方、前週末に急伸したメタップス<6172>が利益確定売りに押されたほか、SOSEI<4565>、リファインバス<6531>、サイバーダイン<7779>などが小安い。SOSEIは引けにかけて下げ幅を縮めた。また、決算発表を受けて材料出尽くし感が広がった串カツ田中<3547>が一時ストップ安まで売られ、オークファン<3674>は会計監査人の異動を受けてストップ安比例配分となった。
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【続伸、中小型株に物色が向かう、メタップスやファンデリーがストップ高】18日(火)
■概況■949.10、+7.31
18日(火)のマザーズ市場は、決算発表を控え主力大型株がもみ合いとなるなか、中小型株に資金が向かったことから堅調な展開となった。材料株物色が活発で、期待感の大きい銘柄を買い直す動きも見られた。反面、引き続き値動きの悪さが嫌気され商い低調な銘柄もあった。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で855.11億円。騰落数は、値上がり126銘柄、値下がり92銘柄、変わらず9銘柄となった。
◆注目銘柄◆
マイネット<3928>、クラウドW<3900>、エナリス<6079>、FRONTEO<2158>、サイバーダイン<7779>などが上昇。前日ストップ高まで買われていたGunosy<6047>や、ストリーム<3071>、サイジニア<6031>、エンカレッジ<3682>などが10%超の大幅高となった。また、今期の黒字化見通しがポジティブ視されたメタップス<6172>、シャープ<6753>とのサービス連携を発表したファンデリー<3137>はストップ高で本日の取引を終えた。一方、マザーズ売買代金トップのブランジスタ<6176>や、ストライク<6196>、串カツ田中<3547>、リファインバス<6531>などが軟調。時価総額上位のSOSEI<4565>やミクシィ<2121>は小安い。オークファン<3674>は前日にストップ安比例配分となった流れが続き売りがかさんだ。
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【3日続伸、中小型株物色が継続、メタップスは連日のストップ高】19日(水)
■概況■959.83、+10.73
19日(水)のマザーズ市場は、短期の値幅取り狙いの中小型株物色が継続し、堅調な展開となった。材料株物色が活発だったほか、人工知能(AI)関連などテーマ株の一角も買われた。足元で値動きの悪さから敬遠されている時価総額上位銘柄だが、本日は引き続き売買低調ながらしっかりした値動きだった。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1007.90億円。騰落数は、値上がり157銘柄、値下がり59銘柄、変わらず10銘柄となった。
◆注目銘柄◆
メタップス<6172>がマザーズ売買代金トップで連日のストップ高となった。Jストリーム<4308>、リアルコム<3856>、ストライク<6196>もストップ高で取引を終えた。また、チェンジ<3962>やアトラエ<6194>は10%超の大幅上昇となった。チェンジは「地域データ利活用促進業務」の委託契約を鹿児島県と締結したと発表している。その他、ブランジスタ<6176>、SOSEI<4565>、FRONTEO<2158>、オークファン<3674>、リファインバス<6531>など売買代金上位は全般堅調だった。一方、業績好調との観測が報じられたモバファク<3912>だが、朝高後に利益確定売り優勢となった。直近で急伸していたクラウドW<3900>も反落。その他、エナリス<6079>、エンカレッジ<3682>、マイネット<3928>などが下落した。また、組換えインフルエンザHAワクチンの承認遅れなどから今期業績予想を下方修正したUMN<4585>がマザーズ下落率トップだった。
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【4日ぶり反落、大型株に物色向かい売り優勢、メディアはストップ高】20日(木)
■概況■955.81、-4.02
20日(木)のマザーズ市場は、日経平均が終値としては約4ヶ月半ぶりに17200円台を回復するなか、マザーズ指数は逆行安となった。朝方こそ買いが先行したものの、マザーズ指数が直近の戻り高値水準に接近したほか、任天堂<7974>などの主力大型株に物色が向かったこともあり、次第に利益確定売りに押される展開となった。なお、マザーズ指数は4日ぶり反落、売買代金は概算で893.21億円。騰落数は、値上がり100銘柄、値下がり120銘柄、変わらず6銘柄となった。
◆注目銘柄◆
メタップス<6172>、SOSEI<4565>、モバファク<3912>、チェンジ<3962>、サイバーダイン<7779>などが下落。足元で活況のメタップスは前日終値を挟んだもみ合いとなった。また、本日より信用規制が実施されたブランジスタ<6176>は急反落し、マザーズ下落率トップとなった。一方、ストライク<6196>、ミクシィ<2121>、ロゼッタ<6182>、DMP<3652>、Gunosy<6047>などが上昇。米社とHolographic Virtual Reality(HVR)で提携すると発表したメディア<3815>がストップ高比例配分となり、ネット動画配信を手掛け人気化しているJストリーム<4308>は連日のストップ高となった。また、業績計画が報じられたグローバルG<6189>や、エクストリーム<6033>、ALBERT<3906>、Fブラザーズ<3454>は10%超の大幅高で本日の取引を終えた。
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【続落、SOSEIの失速で伸び悩みへ、ユーザベースは好発進】21日(金)
■概況■953.33、-2.48
21日(金)のマザーズ市場では、アナリストの高評価を映してSOSEI<4565>が買い先行となり、マザーズ指数も朝方は上げ幅を広げる動きとなったが、その後はSOSEIの失速とともに伸び悩んでいった。引けにかけては、週末要因に伴う手仕舞い売りも集まり、マイナスに転じる動きとなった。なお、マザーズ指数は続落、売買代金は概算で1117.19億円。騰落数は、値上がり75銘柄、値下がり140銘柄、変わらず11銘柄となった。
◆注目銘柄◆
サイバーダイン<7779>、リファインバース<6531>、モバファク<3912>、チェンジ<3962>などが下落。ブランジスタ<6176>も続落となり、マイネット<3928>も急反落となる。一方、メタップス<6172>はAI関連のテーマ性やメガバンクとの提携が期待材料視されて急伸、売買代金もトップとなる。米社との提携が好感されているメディア<3815>が連日のストップ高で、Jストリーム<4308>も連日の急伸。ストライク<6196>、Gunosy<6047>なども上昇。なお、ユーザベース<3966>が本日新規上場、初値は公開価格を15.9%上回る2908円となり、その後はストップ高水準まで買い上げられる。
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