今週の【JASDAQ市場】10月24〜28日『ZMP関連などテーマ株や好業績株への物色支えに堅調』
[16/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【テリロジーなど小型材料株の一角に物色が続き堅調推移】24日(月)
■概況■2584.25、+3.31
24日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均とJ-Stock Indexが小幅反発、JASDAQ-TOP20が続落となった。値上がり数は355、値下がり数は233、変わらずは89。大型株が模様眺めムードでさえないなか、小型材料株の一角には前週からの物色が継続し、JASDAQ平均は終日プラス圏で推移した。業績動向を手掛かりに大きく買われた銘柄のほか、値動きに着目した短期資金の流入で急動意を見せる銘柄も見られた。
◆注目銘柄◆
前週末にストップ高のテリロジー<3356>がJASDAQ売買代金トップで続伸した。その他売買代金上位では、ベクター<2656>、BBタワー<3776>、クルーズ<2138>、テックファム<3625>などが上昇し、セプテーニHD<4293>は小高い。一部報道を受けて水道関連銘柄に物色が向かい、水道機<6403>が急伸した。業績予想の上方修正を発表したエムケー精工<5906>はストップ高比例配分となり、ジューテックH<3157>も後場に一時ストップ高まで買われた。また、データアプリ<3848>やシステム ディ<3804>はストップ高で取引を終え、精工技研<6834>も10%を超える大幅高となった。一方、NJ−HD<9421>、ユビテック<6662>、多摩川HD<6838>、アエリア<3758>、セリア<2782>などが軟調。GFA<8783>がストップ安まで売られ、エージーピー<9377>やアサカ理研<5724>も利益確定売りに押され下げが目立った。アサカ理研は本日売買分から信用規制が実施された。
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【主力株への資金シフトで、高寄り後は伸び悩みへ】25日(火)
■概況■2583.79、-0.46
25日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexが反落、JASDAQ-TOP20は続落となった。値上がり数は272、値下がり数は324、変わらずは89。JASDAQ平均は高寄り後に伸び悩む展開、引けにかけてはやや値を戻した。外部環境の改善を映して買い先行となったが、その後は日経平均の動きとは対照的に伸び悩む。決算関連の主力株に関心が集まり、中小型株からは資金流出の流れになる。
◆注目銘柄◆
引き続き業績上方修正を好感でエムケー精工<5906>が連日の急伸、トリケミカル<4369>は国内証券の新規買い推奨が材料視される。細田工務店<1906>は上半期の上方修正が買い材料視される。データアプリ<3848>やシステム ディ<3804>は続伸で、シライ電子<6658>は反発。半面、テリロジー<3356>は前日急伸の反動で利食い売り優勢、ベクター<2656>、BBタワー<3776>なども反落。セック<3741>は業績予想の下方修正が嫌気され、ユビテック<6662>も続落。JASDAQ-TOP20では、ウエストHD<1407>、インフォコム<4348>などがしっかり。一方、ベクターのほか、クルーズ<2138>、ザイン<6769>などが軟調。
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【買い先行後も上値追い、テーマ関連の一角が強い動き】26日(水)
■概況■2594.38、+10.59
26日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20ともに反発となった。値上がり数は364、値下がり数は232、変わらずは92。JASDAQ平均は小高くスタートした後に上値追いの展開、ほぼ高値引けとなっている。前日軟化した新興市場だが、本日は資金シフトへの期待もあって押し目買いが先行、その後は後場からの日経平均の切り返しも支えに上げ幅を広げる展開になる。
◆注目銘柄◆
マルマン<7834>が急騰、自民議連のたばこ増税申し入れで禁煙関連として物色が向かった。一部でZMP上場の噂が浮上したことで、FVC<8462>、アイサンテクノ<4667>など、ZMP・自動運転関連の一角にも関心が向かう。綜研化学<4972>は業績上方修正が好感され、ジェイテック<2479>は多言語対応注文支援システム「グルくる」に期待する向きも。ほか、ブロッコリー<2706>一部アナリストの高評価が手掛かりに。半面、NJ−HD<9421>は信用規制実施が嫌気され、エムケー精工<5906>は過熱感から利食い売りが優勢に。データアプリ<3848>は反落で、テリロジー<3356>は大幅に続落。JASDAQ-TOP20では、ザイン<6769>、ウエストHD<1407>、セリア<2782>がしっかり。一方、インフォコム<4348>が軟調。
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【もみ合いに終始、様子見ムード強まる】27日(木)
■概況■2594.58、+0.20
27日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が続伸、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20は反落となった。値上がり数は294、値下がり数は271、変わらずは92。JASDAQ平均は前日終値を挟んでの狭いレンジでのもみ合いに終始。日経平均の値動きには大きな影響も受けず、様子見ムードが強まった印象。売買代金も低水準であった。活発な値幅取りの対象となる銘柄も限られた。
◆注目銘柄◆
データアプリ<3848>は28日に決算発表控え上値追いの展開が続く。朝日ラバー<5162>もロシア関連との見方や福島県補助金採択で引き続き関心向かう。ブロッコリー<2706>は続伸でエムケー精工<5906>は反発。Dデザイン<4764>やウエストHD<1407>もしっかり。半面、前日急騰のマルマン<7834>が反落。アイサンテクノ<4667>もZMP関連として買われた反動。アエリア<3758>も反落で、エージーピー<9377>は手仕舞い売りが引き続き優勢。JASDAQ-TOP20では、ウエストHDのほか、ベクター<2656>、クルーズ<2138>がしっかり。一方、セリア<2782>、ザイン<6769>がさえない。
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【外部環境好転で堅調、引けにかけ上げ幅広げる】28日(金)
■概況■2604.09、+9.51
28日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が続伸で、J-Stock Indexは反発、JASDAQ-TOP20は続落となった。値上がり数は322、値下がり数は241、変わらずは102。JASDAQ平均は高寄り後にもみ合ったが、引けにかけては上げ幅を広げた。外部環境好転で日経平均が上昇する中、比較的値嵩株が値幅取り商いの対象になったことで指数を押し上げる形になっている。
◆注目銘柄◆
FVC<8462>、アイサンテクノ<4667>などZMP関連が再度買い上げられる展開。エージーピー<9377>、ジェイテック<2479>などは好決算が買い材料視され、インフォコム<4348>は上方修正が好感される。マルマン<7834>は急反発で、セプテーニHD<4293>も高い。半面、ベクター<2656>が反落で、テリロジー<3356>は処分売りが継続。AKIBA<6840>、UTグループ<2146>、テックファム<3625>なども軟調。JASDAQ-TOP20では、インフォコムのほか、ザイン<6769>、田中化研<4080>がしっかり。一方、ベクターのほか、ユビキタス<3858>、ウエストHD<1407>などマイナス圏。
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