NY原油先物週間見通し:軟調か、減産合意の可能性低下で嫌気売りも
[16/10/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY原油先物
安値:48.42ドル
高値:50.98ドル
終値:48.70ドル
前週末比(騰落率):-4.23%
■下落、OPEC会合は結局、物別れに
下落。石油輸出国機構(OPEC)の事務レベルの打ち合わせを前に、減産合意への不透明感から利益確定の流れが強まった。事務レベル会合では結局のところ、イラクとイランが減産の際の基準となる生産データを巡り12時間にわたって対立し、物別れに終わった。これが嫌気される流れから週末は一段安に。
■軟調か、減産合意の可能性低下で嫌気売りも
想定レンジ:46.00〜50.00ドル
軟調か。ある程度は想定されていたと考えられるが、OPECの事務レベル会合が物別れとなったことから、これで11月30日のOPEC総会で協調減産が発表される可能性は低くなったとの見方が強まりそうだ。先週末の下げで節目の50ドルを下回っており、利益確定の流れが強まる展開には警戒しておきたい。
<TN>