22日の米国市場ダイジェスト:ダウは67ドル高、トランプ次期政権への政策期待が強まり初の19000ドル台に
[16/11/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは67ドル高、トランプ次期政権への政策期待が強まり初の19000ドル台に
NYダウ ナスダック
終値 :19023.87 終値 :5386.35
前日比:+67.18 前日比:+17.49
始値 :18970.39 始値 :5384.75
高値 :19043.90 高値 :5392.26
安値 :18962.82 安値 :5365.60
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は67.18ドル高の19023.87、ナスダックは17.49ポイント高の5386.35で取引を終了した。昨日、トランプ氏が大統領就任後100日間に優先的に取り組む課題等について動画を公開したことで、政策期待から買いが先行。原油相場の下落に伴って上げ幅を縮小する場面もあったが、トランプ政権下での連邦通信委員会(FCC)の政策が、民主党時代から緩和されるとの見通しが強まり、通信セクターが選好され上昇した。昨日に続き、S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。セクター別では、電気通信サービスや不動産が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスや医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)は決算内容が好感され、上昇。FCCの方針転換で通信業界の合併が支持されるとの見方から通信大手のベライゾン(VZ)やAT&T(T)が堅調推移。清涼飲料メーカーのドクターペッパー・スナップル・グループ(DPS)は健康飲料のバイ・ブランズと17億ドルで買収合意し、買われた。一方で、ネットワーク・セキュリティのパロアルト・ネットワークス(PANW)は決算内容が嫌気され、大幅下落となった。
アパレル小売のアーバンアウトフィッターズ(URBN)はマーケット終了後に8-10月期決算を発表し、一株利益、売上高ともに予想を下振れた。時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:良好な米経済指標を意識してドル高止まり
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円36銭まで上昇後、110円83銭まで反落し111円15銭で引けた。米国の10月中古住宅販売件数が2007年来で最高水準となったことや、11月リッチモンド連銀製造業指数も予想以上に改善したためドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.0584ドルへ下落後、1.0639ドルへ反発し1.0628ドルで引けた。ユーロ・円は、117円69銭から118円16銭へ上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2442ドルから1.2385ドルへ下落した。ドル・スイスは、1.0134フランへ上昇後、1.0089フランへ下落した。
■NY原油:反落で48.03ドル、OPEC総会に対する思惑が交錯
NY原油は反落(NYMEX原油1月限終値:48.03↓0.21)。高値は0時15分の48.52ドル、安値は1時55分の47.17ドル。石油輸出国機構(OPEC)の総会での減産合意に対する期待感と警戒感が交錯する展開となった。
時間外取引では18時54分に49.20ドルまで上昇していたが、一部でイランとイラクが慎重な姿勢を示していると伝わったことで売りに押された。なお、本日から中心限月が1月限に交代している。
日足チャートでは、200日移動平均線(43.8ドル水準)からの反発で、50日移動平均線(47.1ドル水準)を上抜いているが、50ドル回復前にいったん調整か。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 20.30ドル -0.03ドル(-0.15%)
モルガン・スタンレー(MS) 40.54ドル -0.03ドル(-0.07%)
ゴールドマン・サックス(GS)211.11ドル +0.03ドル(+0.01%)
インテル(INTC) 35.48ドル +0.50ドル(+1.43%)
アップル(AAPL) 111.80ドル +0.07ドル(+0.06%)
アルファベット(GOOG) 785.00ドル +0.20ドル(+0.03%)
フェイスブック(FB) 121.47ドル -0.30ドル(-0.25%)
キャタピラー(CAT) 93.62ドル +0.72ドル(+0.78%)
アルコア(AA) 31.34ドル +0.65ドル(+2.12%)
ウォルマート(WMT) 70.12ドル +0.72ドル(+1.04%)
スプリント(S) 7.65ドル +0.205ドル(+2.75%)
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