今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆投機的なユーロ売りは抑制される見込み
[16/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
ユーロ・ドルは、1.0458ドル(2015/3/16)まで下げた後、一時1.1714ドル(2015/8/24)まで反発したが、1.0524ドル(2015/12/03)まで反落。ただし、1.1616ドル(2016/05/03)まで戻している。ユーロ・円は、141円06銭(2015/6/04)から122円06銭(2016/3/1)まで下げた後、128円22銭(2016/3/31)まで買われたが、英国民投票でEUからの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落した。その後120円16銭(2016/11/25)まで反発している。
本日のユーロ・円は、主に119円台で推移か。欧州中央銀行はイタリア国債市場を支援する方針を示しており、投機的なユーロ売りは抑制される見込み。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、ユーロは119円台前半で下げ渋る展開が予想される。
【ユーロ売り要因】
・ユーロ圏と米国の金利差拡大観測
・欧州中央銀行(ECB)は2017年3月以降も量的緩和策を維持する可能性
・イタリア国民投票への不透明感
【ユーロ買い要因】
・ECBはイタリア国債市場を支援する用意
・ECBの預金金利は-0.4%が下限となる可能性
・ユーロ圏のインフレ鈍化の可能性低下
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