今週の【マザーズ市場】1月23〜27日『一時半年ぶりに1000pt回復で、達成感強まる』
[17/01/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【続伸、イベント通過で小型株に資金流入、リネットジャパンなどストップ高】23日(月)
■概況■972.35、+2.04
23日(月)のマザーズ市場では、日経平均が200円を超える下落となるなか、米大統領就任式を通過したことによる資金流入を背景に、比較的しっかりした展開となった。円高が進んだことで資金は中小型株に向かいやすかった。ただ、主力株などは相場全体の軟調地合いを受けて上値が重く、マザーズ指数は度々マイナスに転じる場面があった。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で767.63億円。騰落数は、値上がり140銘柄、値下がり76銘柄、変わらず10銘柄となった。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのリネットジャパン<3556>、同2位のサイバーS<3810>のほか、REMIX<3825>やマーケットE<3135>がストップ高まで買われた。サイバーSがストップ高で取引を終えるのは7日連続。REMIXはリリースが材料視され後場急伸した。プラッツ<7813>やベネフィットJ<3934>も10%超の大幅高となった。その他、マイネット<3928>、メタップス<6172>、エボラブルA<6191>、リファインバス<6531>、グレイス<6541>などが上昇した。一方、マザーズ時価総額上位のミクシィ<2121>、SOSEI<4565>、サイバーダイン<7779>のほか、Gunosy<6047>、アスカネット<2438>などがさえない。また、東京ベース<3415>、サイジニア<6031>、エンカレッジ<3682>マザーズ下落率上位となった。
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【3日続伸、大型株軟調で中小型株物色続く、REMIXなどストップ高】24日(火)
■概況■979.05、+6.70
24日(火)のマザーズ市場では、米政策の不透明感や為替の円高傾向などから主力大型株が軟調となるなか、中小型株の循環物色が続き堅調な展開だった。個別材料株に加え、業績期待の高い銘柄や直近IPO銘柄の一角にも物色が向かった。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で910.51億円。騰落数は、値上がり108銘柄、値下がり106銘柄、変わらず14銘柄となった。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのマイネット<3928>や、スタジオアタオ<3550>、PRTIMES<3922>が10%を超える大幅高となった。リリースの観測されたREMIX<3825>やソケッツ<3634>、直近IPO銘柄のグレイス<6541>はストップ高まで買われた。その他、メタップス<6172>、JIG−SAW<3914>、Gunosy<6047>などが上昇し、SOSEI<4565>、リファインバス<6531>、ミクシィ<2121>は小幅高となった。
一方、リネットジャパン<3556>、UMN<4585>、ベイカレント<6532>などが下落し、エボラブルA<6191>も小幅に下げた。また、ここまで急伸していたサイバーS<3810>が一転ストップ安まで売られ、マザーズ下落率トップとなった。
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【4日続伸、好地合いで買い継続、イントランスやストライクがストップ高】25日(水)
■概況■993.03、+13.98
25日(水)のマザーズ市場では、米株高や円安を受けて日経平均が大幅反発となるなか、好地合いを背景に買いが継続した。リリースなどの個別材料を手掛かりとした物色に加え、好業績株の買い直しやテーマ株物色の動きも見られた。なお、マザーズ指数は4日続伸、売買代金は概算で996.99億円。騰落数は、値上がり163銘柄、値下がり55銘柄、変わらず10銘柄となった。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのGunosy<6047>や、フィルカンパニー<3267>、マーケットE<3135>、アンビション<3300>が10%を超える上昇となった。Gunosyは引き続き業績面が評価されているもようで、アンビションは民泊関連として関心が高い。また、カジノを含む統合型リゾート(IR)開発に関する報道が見られたイントランス<3237>や、立会外分売の実施で東証1部への昇格期待が高まったストライク<6196>はストップ高まで買われた。その他では、マイネット<3928>、グレイス<6541>、SOSEI<4565>、エボラブルA<6191>、アスカネット<2438>などが上昇した。一方、サイバーS<3810>、リファインバス<6531>、JIG−SAW<3914>、シリコンスタ<3907>などが下落。また、前日ストップ高のREMIX<3825>が急反落し、マザーズ下落率トップとなった。
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【5日続伸、一時半年ぶりに1000pt回復、アドベンチャーなどが急伸】26日(木)
■概況■997.73、+4.70
26日(木)のマザーズ市場は、NYダウの2万ドル突破や日経平均の大幅続伸など、相場全体の良好な地合いを追い風として買いが先行した。マザーズ指数は取引時間中としては昨年7月以来、約半年ぶりに節目の1000ptを回復してスタートしたが、寄り付き後はここまでの株価上昇に対する利益確定の動きも見られ、1000ptを挟んだもみ合いが続いた。なお、マザーズ指数は5日続伸、売買代金は概算で998.23億円。騰落数は、値上がり116銘柄、値下がり103銘柄、変わらず9銘柄となった。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのマイネット<3928>や、エボラブルA<6191>、REMIX<3825>、ミクシィ<2121>、エルテス<3967>などが上昇。エボラブルAは民泊関連サービスのプレオープンを発表して上場来高値を更新した。前日まで調整していたサイバーS<3810>は切り返してストップ高。また、民泊関連のアドベンチャー<6030>やアンビション<3300>、業績予想を上方修正したテラプロ<6627>も10%超の大幅高となった。一方、前日買われたイントランス<3237>やGunosy<6047>などが下落し、SOSEI<4565>も小安い。また、一部証券会社の目標株価引き下げが観測されたメタップス<6172>がマザーズ下落率トップとなり、グレイス<6541>やフリークHD<6094>も下げが目立った。
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【6日ぶり反落、1000pt回復に伴う短期的な達成感も強まる】27日(金)
■概況■991.47、-6.26
27日(金)のマザーズ市場では、朝方から利食い売りが先行する形になった。外部環境では為替の円安などが追い風となったものの、日経平均の上値は重く、次第に週末要因からの手仕舞い売り圧力が強まっていった。前日に約半年ぶりの節目1000ptを回復したことで、短期的な達成感が強まったことも逆風になったとみられる。なお、マザーズ指数は6日ぶり反落、売買代金は概算で945.31億円。騰落数は、値上がり89銘柄、値下がり121銘柄、変わらず16銘柄となった。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのメタップス<6172>が続落、新株予約権等の発行による資金調達で希薄化懸念が強まった。前日ストップ高のサイバーS<3810>は一転して急反落。SOSEI<4565>、ミクシィ<2121>などの時価総額上位銘柄もさえない。マイネット<3928>、Gunosy<6047>、イグニス<3689>なども軟調。一方、リネットジャパン<3556>は小池都政の追い風期待が続いて上値追い継続。データセク<3905>は子会社が海外で調査サービスを始めると報道が好感され、キャリア<6198>は1:2の株式分割実施が好材料視される。リネットジャパン<3556>、フィル・カンパニー<3267>、スタジオアタオ<3550>なども買われた。
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