今日の為替市場ポイント:欧米株安を意識してリスク選好的な円売り抑制へ
[17/01/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
30日のドル・円相場は、東京市場では114円96銭から114円27銭まで下落。欧米市場でドルは114円94銭まで反発したが、113円45銭まで反落し、113円78銭で取引を終えた。
本日31日のドル・円は、主に113円台後半で推移か。日本銀行は金融政策決定会合の結果判明を待つ状況だが、目先的には欧米株安を意識してリスク選好的な円売りは抑制される見込み。
トランプ大統領によるイスラム圏7カ国からの入国禁止決定を嫌気して30日の欧米株式は総じて下落した。ドル・円は株安を嫌って113円台に反落した。市場関係者の間では、米入国規制は多くの混乱を招いていることから、早急な見直しが必要との見方が広がっている。入国規制が株安の要因とみなされているが、トランプ大統領の言動は予測困難との指摘もあり、リスク選好的な取引は当面縮小するとの声が聞かれている。
日本銀行は本日開催の金融政策決定会合で長期金利の上昇を抑制する方針を維持するとみられており、市場関係者の多くは、日米長期金利差は再び拡大すると予想している。しかしながら、トランプ大統領の言動は市場の混乱を招く可能性があるため、米長期金利の上昇はしばらく抑制されるとの見方が浮上しており、短期的にリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。
<SK>
本日31日のドル・円は、主に113円台後半で推移か。日本銀行は金融政策決定会合の結果判明を待つ状況だが、目先的には欧米株安を意識してリスク選好的な円売りは抑制される見込み。
トランプ大統領によるイスラム圏7カ国からの入国禁止決定を嫌気して30日の欧米株式は総じて下落した。ドル・円は株安を嫌って113円台に反落した。市場関係者の間では、米入国規制は多くの混乱を招いていることから、早急な見直しが必要との見方が広がっている。入国規制が株安の要因とみなされているが、トランプ大統領の言動は予測困難との指摘もあり、リスク選好的な取引は当面縮小するとの声が聞かれている。
日本銀行は本日開催の金融政策決定会合で長期金利の上昇を抑制する方針を維持するとみられており、市場関係者の多くは、日米長期金利差は再び拡大すると予想している。しかしながら、トランプ大統領の言動は市場の混乱を招く可能性があるため、米長期金利の上昇はしばらく抑制されるとの見方が浮上しており、短期的にリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。
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