21日の米国市場ダイジェスト:ダウは118ドル高、好調な小売決算を好感
[17/02/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは118ドル高、好調な小売決算を好感
NYダウ ナスダック
終値:20743.00 終値:5865.95
前日比:118.95 前日比:27.37
始値:20663.43 始値:5850.20
高値:20757.64 高値:5867.89
安値:20663.37 安値:5847.50
21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は118.95ドル高の20743.00、ナスダックは27.37ポイント高の5865.95で取引を終了した。複数の主要小売決算が好感され、買いが先行。目立った経済指標の発表が無い中、原油相場の上昇や、近く発表が予定される減税策への期待から終日堅調推移となった。S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。セクター別では全面高となり、不動産やヘルスケア機器・サービスの上昇が目立った。
小売最大手のウォルマート(WMT)は決算が予想を上振れたほか、増配も好感され、上昇。ホームセンターのホーム・デポ(HD)も好決算を受け、買われた。通信大手のベライゾン(VZ)は、検索大手のヤフー(YHOO)のネット事業買収に関して、個人情報漏洩問題などで買収価格を44.8億ドルに引き下げることで合意し、堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、モルガンスタンレーによる目標株価引き上げを受け、買われた。
本日、ミネアポリス連銀総裁は労働市場には改善余地があるとして、利上げに慎重な考えを示唆した。一方で、フィラデルフィア連銀総裁は今後の展開を注視するものの、3月利上げの可能性は排除しないとの認識を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧州政治不安でユーロ弱含み
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円78銭まで上昇後、113円41銭まで反落し、113円68銭で引けた。米国の3月FOMCでの追加利上げを想定したドル買いが観測されたが、この日発表された2月米製造業PMI速報値は54.3で市場予想や1月実績を下回ったため、リスク選好的なドル買いはやや一服した。
ユーロ・ドルは、1.0526ドルまで下落後、1.0552ドルまで反発したが、1.0536ドルで引けた。ユーロ圏の製造業とサービス業PMIは市場予想を上回ったが、欧米金利差の拡大観測や欧州の政治不安がユーロ売りにつながった。ユーロ・円は、119円85銭から119円56銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2406ドルから1.2479ドルへ上昇した。英中央銀行カーニー総裁が金利上昇の可能性を示唆したことがポンド買いを促した。ドル・スイスは、1.0106フランへ上昇後、1.0082フランへ反落した。
■NY原油:3日続伸で54.06ドル、OPEC事務局長による減産進展発言を材料視
NY原油先物は3日続伸(NYMEX原油3月限終値:54.06↑0.66)。53.35ドルから54.68ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は、「減産合意の実施について加盟国は高水準だった1月以上の順守を目指す」「5年間の業界平均に近づけるため、引き続き在庫取り崩し水準に注目している」と講演で述べた。この発言を材料に原油は買い優勢となり、ほぼ1ヶ月半ぶりの高値を付けている。
チャートでは、25日移動平均線(52.9ドル水準)レベルでもみ合っていたが、やや上放れた格好。欧州政治リスクやトランプ政策への警戒感から上値は重くなっているが、需給面を材料に高値更新を意識した展開へ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.78ドル +0.26ドル(+1.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.56ドル +0.41ドル(+0.89%)
ゴールドマン・サックス(GS)251.76ドル +1.38ドル(+0.55%)
インテル(INTC) 36.52ドル +0.04ドル(+0.11%)
アップル(AAPL) 136.70ドル +0.98ドル(+0.72%)
アルファベット(GOOG) 831.66ドル +3.59ドル(+0.43%)
フェイスブック(FB) 133.72ドル +0.19ドル(+0.14%)
キャタピラー(CAT) 98.10ドル -0.75ドル(-0.76%)
アルコア(AA) 36.71ドル +0.50ドル(+1.38%)
ウォルマート(WMT) 71.45ドル +2.08ドル(+3.00%)
スプリント(S) 9.27ドル -0.03(-0.32%)
<SK>
NYダウ ナスダック
終値:20743.00 終値:5865.95
前日比:118.95 前日比:27.37
始値:20663.43 始値:5850.20
高値:20757.64 高値:5867.89
安値:20663.37 安値:5847.50
21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は118.95ドル高の20743.00、ナスダックは27.37ポイント高の5865.95で取引を終了した。複数の主要小売決算が好感され、買いが先行。目立った経済指標の発表が無い中、原油相場の上昇や、近く発表が予定される減税策への期待から終日堅調推移となった。S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。セクター別では全面高となり、不動産やヘルスケア機器・サービスの上昇が目立った。
小売最大手のウォルマート(WMT)は決算が予想を上振れたほか、増配も好感され、上昇。ホームセンターのホーム・デポ(HD)も好決算を受け、買われた。通信大手のベライゾン(VZ)は、検索大手のヤフー(YHOO)のネット事業買収に関して、個人情報漏洩問題などで買収価格を44.8億ドルに引き下げることで合意し、堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、モルガンスタンレーによる目標株価引き上げを受け、買われた。
本日、ミネアポリス連銀総裁は労働市場には改善余地があるとして、利上げに慎重な考えを示唆した。一方で、フィラデルフィア連銀総裁は今後の展開を注視するものの、3月利上げの可能性は排除しないとの認識を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧州政治不安でユーロ弱含み
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円78銭まで上昇後、113円41銭まで反落し、113円68銭で引けた。米国の3月FOMCでの追加利上げを想定したドル買いが観測されたが、この日発表された2月米製造業PMI速報値は54.3で市場予想や1月実績を下回ったため、リスク選好的なドル買いはやや一服した。
ユーロ・ドルは、1.0526ドルまで下落後、1.0552ドルまで反発したが、1.0536ドルで引けた。ユーロ圏の製造業とサービス業PMIは市場予想を上回ったが、欧米金利差の拡大観測や欧州の政治不安がユーロ売りにつながった。ユーロ・円は、119円85銭から119円56銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2406ドルから1.2479ドルへ上昇した。英中央銀行カーニー総裁が金利上昇の可能性を示唆したことがポンド買いを促した。ドル・スイスは、1.0106フランへ上昇後、1.0082フランへ反落した。
■NY原油:3日続伸で54.06ドル、OPEC事務局長による減産進展発言を材料視
NY原油先物は3日続伸(NYMEX原油3月限終値:54.06↑0.66)。53.35ドルから54.68ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は、「減産合意の実施について加盟国は高水準だった1月以上の順守を目指す」「5年間の業界平均に近づけるため、引き続き在庫取り崩し水準に注目している」と講演で述べた。この発言を材料に原油は買い優勢となり、ほぼ1ヶ月半ぶりの高値を付けている。
チャートでは、25日移動平均線(52.9ドル水準)レベルでもみ合っていたが、やや上放れた格好。欧州政治リスクやトランプ政策への警戒感から上値は重くなっているが、需給面を材料に高値更新を意識した展開へ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.78ドル +0.26ドル(+1.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.56ドル +0.41ドル(+0.89%)
ゴールドマン・サックス(GS)251.76ドル +1.38ドル(+0.55%)
インテル(INTC) 36.52ドル +0.04ドル(+0.11%)
アップル(AAPL) 136.70ドル +0.98ドル(+0.72%)
アルファベット(GOOG) 831.66ドル +3.59ドル(+0.43%)
フェイスブック(FB) 133.72ドル +0.19ドル(+0.14%)
キャタピラー(CAT) 98.10ドル -0.75ドル(-0.76%)
アルコア(AA) 36.71ドル +0.50ドル(+1.38%)
ウォルマート(WMT) 71.45ドル +2.08ドル(+3.00%)
スプリント(S) 9.27ドル -0.03(-0.32%)
<SK>