24日の米国市場ダイジェスト:ダウは11ドル高、利益確定の動きが上値抑える
[17/02/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウはドル高、利益確定の動きが上値抑える
NYダウ ナスダック
終値:20821.76 終値:5845.31
前日比:11.44 前日比:+9.80
始値:20751.91 始値:5802.33
高値:20821.76 高値:5845.31
安値:20733.95 安値:5800.55
米国株式相場は上昇。ダウ平均は11.44ドル高の20821.76、ナスダックは9.80ポイント高の5845.31で取引を終了した。銀行株を筆頭に欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。金融セクターに売りが広がったほか、原油相場の下落が嫌気された。最近の株価上昇を受けた利益確定の動きから、上値の重い展開となったが、引けにかけて上昇に転じた。セクター別では、公益事業や運輸が上昇する一方で銀行やエネルギーが下落した。
法人向けハードウエア・サービス事業のヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は決算で売上高が予想を下振れたほか、利益見通しの引き下げを受け、下落。百貨店のJCペニー(JCP)は決算内容が嫌気され、軟調推移。欧州銀行株の下落を受け、モルガン・スタンレー(MS)やゴールドマンサックス(GS)などの金融各社に売りが広がった。一方で、百貨店のノードストローム(JWN)は決算内容が好感され、上昇した。
JCペニーの前CEOであったロン・ジョンソン氏は、ネット小売のアマゾン(AMZN)に真剣に対抗している企業はウォルマート(WMT)のみであり、国境税の導入は多くの小売企業に悪影響を及ぼすとの認識を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧州政治的不透明感がくすぶる、ユーロ安118.24円/1.0557ドル
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円48銭まで上昇後、111円94銭へ反落し112円15銭で引けた。トランプ米大統領が保守政治活動会議(CPAC)で中間層の税率を引き下げる方針を確認したためドル買いが再燃。その後、予想を下回った米国の新築住宅販売件数を受けた米債利回りの低下に伴うドル売り、クロス円絡みの円買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.0618ドルから1.0557ドルへ下落し1.0562ドルで引けた。欧州の政治的不透明感を受けたユーロ売りが継続。ユーロ・円は、119円10銭から118円24銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.2558ドルから1.2448ドルへ下落。ドル・スイスは、1.0026フランから1.0081フランへ上昇した。
■NY原油:反落で53.99ドル、米国の需要悪化に対する警戒が先行
NY原油は反落(NYMEX原油4月限終値:53.99↓0.46)。53.76ドルから54.51ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米国の掘削設備(リグ)の稼動件数は、前週比5基増の602基と6週連続で増加。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が、高い減産実績(1月は目標の86%)を発表したものの、米国の需給悪化に対する警戒が重しとなり原油はマイナス圏での推移となった。
チャートでは、25日移動平均線(53.2ドル水準)レベルからの上放れを試す格好となっている。欧州政治リスクやトランプ政策への警戒感から上値は重くなっているが、石油輸出国機構(OPEC)による減産進展などが下支えに。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.23ドル -0.35ドル(-1.42%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.53ドル -1.05ドル(-2.25%)
ゴールドマン・サックス(GS)247.35ドル -3.84ドル(-1.53%)
インテル(INTC) 36.53ドル +0.35ドル(+0.97%)
アップル(AAPL) 136.66ドル +0.13ドル(+0.10%)
アルファベット(GOOG) 828.64ドル -2.69ドル(-0.32%)
フェイスブック(FB) 135.44ドル +0.08ドル(+0.06%)
キャタピラー(CAT) 95.48ドル -0.07ドル(-0.07%)
アルコア(AA) 34.48ドル +0.16ドル(+0.47%)
ウォルマート(WMT) 72.39ドル +1.08ドル(+1.51%)
スプリント(S) 8.94ドル -0.02(-0.22%)
<SK>
NYダウ ナスダック
終値:20821.76 終値:5845.31
前日比:11.44 前日比:+9.80
始値:20751.91 始値:5802.33
高値:20821.76 高値:5845.31
安値:20733.95 安値:5800.55
米国株式相場は上昇。ダウ平均は11.44ドル高の20821.76、ナスダックは9.80ポイント高の5845.31で取引を終了した。銀行株を筆頭に欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。金融セクターに売りが広がったほか、原油相場の下落が嫌気された。最近の株価上昇を受けた利益確定の動きから、上値の重い展開となったが、引けにかけて上昇に転じた。セクター別では、公益事業や運輸が上昇する一方で銀行やエネルギーが下落した。
法人向けハードウエア・サービス事業のヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は決算で売上高が予想を下振れたほか、利益見通しの引き下げを受け、下落。百貨店のJCペニー(JCP)は決算内容が嫌気され、軟調推移。欧州銀行株の下落を受け、モルガン・スタンレー(MS)やゴールドマンサックス(GS)などの金融各社に売りが広がった。一方で、百貨店のノードストローム(JWN)は決算内容が好感され、上昇した。
JCペニーの前CEOであったロン・ジョンソン氏は、ネット小売のアマゾン(AMZN)に真剣に対抗している企業はウォルマート(WMT)のみであり、国境税の導入は多くの小売企業に悪影響を及ぼすとの認識を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:欧州政治的不透明感がくすぶる、ユーロ安118.24円/1.0557ドル
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円48銭まで上昇後、111円94銭へ反落し112円15銭で引けた。トランプ米大統領が保守政治活動会議(CPAC)で中間層の税率を引き下げる方針を確認したためドル買いが再燃。その後、予想を下回った米国の新築住宅販売件数を受けた米債利回りの低下に伴うドル売り、クロス円絡みの円買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.0618ドルから1.0557ドルへ下落し1.0562ドルで引けた。欧州の政治的不透明感を受けたユーロ売りが継続。ユーロ・円は、119円10銭から118円24銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.2558ドルから1.2448ドルへ下落。ドル・スイスは、1.0026フランから1.0081フランへ上昇した。
■NY原油:反落で53.99ドル、米国の需要悪化に対する警戒が先行
NY原油は反落(NYMEX原油4月限終値:53.99↓0.46)。53.76ドルから54.51ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米国の掘削設備(リグ)の稼動件数は、前週比5基増の602基と6週連続で増加。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が、高い減産実績(1月は目標の86%)を発表したものの、米国の需給悪化に対する警戒が重しとなり原油はマイナス圏での推移となった。
チャートでは、25日移動平均線(53.2ドル水準)レベルからの上放れを試す格好となっている。欧州政治リスクやトランプ政策への警戒感から上値は重くなっているが、石油輸出国機構(OPEC)による減産進展などが下支えに。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.23ドル -0.35ドル(-1.42%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.53ドル -1.05ドル(-2.25%)
ゴールドマン・サックス(GS)247.35ドル -3.84ドル(-1.53%)
インテル(INTC) 36.53ドル +0.35ドル(+0.97%)
アップル(AAPL) 136.66ドル +0.13ドル(+0.10%)
アルファベット(GOOG) 828.64ドル -2.69ドル(-0.32%)
フェイスブック(FB) 135.44ドル +0.08ドル(+0.06%)
キャタピラー(CAT) 95.48ドル -0.07ドル(-0.07%)
アルコア(AA) 34.48ドル +0.16ドル(+0.47%)
ウォルマート(WMT) 72.39ドル +1.08ドル(+1.51%)
スプリント(S) 8.94ドル -0.02(-0.22%)
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