後場に注目すべき3つのポイント〜インデックス主導、個人は中小型株にとどまる
[17/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・インデックス主導、個人は中小型株にとどまる
・ドル円は112円67銭付近、下げ渋り、日本株高で円売り後退せず
・ユニチャーム、東洋ゴム、村田製など20社の目標株価変更
■インデックス主導、個人は中小型株にとどまる
日経平均は反発。131.27円高の19238.74円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引を終えた。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から反発で始まり、その後19200円を回復している。米トランプ大統領の議会演説を控え積極的な売買は手控えられているが、前日の日経平均は節目の19000円を一時下回ったこともあり、いったんは調整一巡感も意識されるところ。
セクターでは33業種全てが上昇しており、原油相場の上昇もあって石油石炭、海運、鉱業が上昇率上位。一方で、医薬品、食料品は小幅な上昇となり、ここ最近のリバランスの動きをみせている。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1700を超えており、全体の8割を超える全面高商状に。
日経平均は25日線を回復し、5日線とのレンジでの推移をみせている。トランプ大統領の議会演説を控えるなかでは、十分なリバウンドといったところであろう。ただ、出来高は8億5000万株程度であり、その中で値上がり数が8割を超えている状況である。指値の薄い中を、インデックスに絡んだ商いで上昇しているように映る。インデックスに絡んだ売買が細るようだと、急速に上げ幅を縮めてくる可能性もあるので、先物市場や為替市場の動きには注視したいところである。
また、インデックス主導の中では主力銘柄にシフトしやすいが、東証2部、マザーズ、ジャスダックはいずれもプラス圏で推移するなど、個人主体の資金は中小型株にとどまっているようである。米国の政策期待から後場も底堅い値動きが続くとみられるが、個人は中小型の材料株やテーマ株での売買で、結果を見極めたいところか。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は112円67銭付近、下げ渋り、日本株高で円売り後退せず
28日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋り。日本株の堅調地合いが続き、リスク選好の円売りが続いた。ドル・円は一時112円82銭まで上昇したが、その後は日経平均株価の上げ幅縮小でドル買い・円売りが一服し、一時112円45銭まで下落。ただ、値ごろ感による買戻しが観測され、ドルは下値の堅い値動きとなった。
また、ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いており、目先の日本株高継続を期待したドル買い・円売りに振れやすい地合いが続きそうだ。ここまでのドル・円の取引レンジは112円45銭から112円82銭、ユーロ・円は118円87銭から119円38銭、ユーロ・ドルは1.0570ドルから1.0591ドルで推移した。
12時18分時点のドル・円は112円67銭、ユーロ・円は119円25銭、ポンド・円は140円03銭、豪ドル・円は86円53銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・メディアドゥ<3678>、ナガオカ<6239>、いであ<9768>など8社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・ユニチャーム<8113>、東洋ゴム<5105>、村田製<6981>など20社の目標株価変更
・麻生財務相
「トランプ米大統領の議会演説、変な話になるとは思わない」
・NZ・1月貿易収支:-2.85億NZドル(予想:-0.25億NZドル、12月:-0.36億NZドル←-0.41億NZドル)
・1月鉱工業生産:前月比-0.8%(予想:+0.4%、12月:+0.7%)
・10-12月期経常収支:-39億豪ドル(予想:-40億豪ドル、7-9月期:-114億豪ドル)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・13:30 桑原日銀理事が第3回フィンテックフォーラムであいさつ
・13:30 石油統計(1月)
<海外>
・特になし
<SK>
・インデックス主導、個人は中小型株にとどまる
・ドル円は112円67銭付近、下げ渋り、日本株高で円売り後退せず
・ユニチャーム、東洋ゴム、村田製など20社の目標株価変更
■インデックス主導、個人は中小型株にとどまる
日経平均は反発。131.27円高の19238.74円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引を終えた。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から反発で始まり、その後19200円を回復している。米トランプ大統領の議会演説を控え積極的な売買は手控えられているが、前日の日経平均は節目の19000円を一時下回ったこともあり、いったんは調整一巡感も意識されるところ。
セクターでは33業種全てが上昇しており、原油相場の上昇もあって石油石炭、海運、鉱業が上昇率上位。一方で、医薬品、食料品は小幅な上昇となり、ここ最近のリバランスの動きをみせている。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1700を超えており、全体の8割を超える全面高商状に。
日経平均は25日線を回復し、5日線とのレンジでの推移をみせている。トランプ大統領の議会演説を控えるなかでは、十分なリバウンドといったところであろう。ただ、出来高は8億5000万株程度であり、その中で値上がり数が8割を超えている状況である。指値の薄い中を、インデックスに絡んだ商いで上昇しているように映る。インデックスに絡んだ売買が細るようだと、急速に上げ幅を縮めてくる可能性もあるので、先物市場や為替市場の動きには注視したいところである。
また、インデックス主導の中では主力銘柄にシフトしやすいが、東証2部、マザーズ、ジャスダックはいずれもプラス圏で推移するなど、個人主体の資金は中小型株にとどまっているようである。米国の政策期待から後場も底堅い値動きが続くとみられるが、個人は中小型の材料株やテーマ株での売買で、結果を見極めたいところか。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は112円67銭付近、下げ渋り、日本株高で円売り後退せず
28日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋り。日本株の堅調地合いが続き、リスク選好の円売りが続いた。ドル・円は一時112円82銭まで上昇したが、その後は日経平均株価の上げ幅縮小でドル買い・円売りが一服し、一時112円45銭まで下落。ただ、値ごろ感による買戻しが観測され、ドルは下値の堅い値動きとなった。
また、ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いており、目先の日本株高継続を期待したドル買い・円売りに振れやすい地合いが続きそうだ。ここまでのドル・円の取引レンジは112円45銭から112円82銭、ユーロ・円は118円87銭から119円38銭、ユーロ・ドルは1.0570ドルから1.0591ドルで推移した。
12時18分時点のドル・円は112円67銭、ユーロ・円は119円25銭、ポンド・円は140円03銭、豪ドル・円は86円53銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・メディアドゥ<3678>、ナガオカ<6239>、いであ<9768>など8社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・ユニチャーム<8113>、東洋ゴム<5105>、村田製<6981>など20社の目標株価変更
・麻生財務相
「トランプ米大統領の議会演説、変な話になるとは思わない」
・NZ・1月貿易収支:-2.85億NZドル(予想:-0.25億NZドル、12月:-0.36億NZドル←-0.41億NZドル)
・1月鉱工業生産:前月比-0.8%(予想:+0.4%、12月:+0.7%)
・10-12月期経常収支:-39億豪ドル(予想:-40億豪ドル、7-9月期:-114億豪ドル)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・13:30 桑原日銀理事が第3回フィンテックフォーラムであいさつ
・13:30 石油統計(1月)
<海外>
・特になし
<SK>