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後場に注目すべき3つのポイント〜個人主体の中小型株物色は活発

注目トピックス 市況・概況
6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・個人主体の中小型株物色は活発
・ドル・円は113円82銭、下げ渋り、米3月利上げ期待で売り一服
・エムビーエス、北の達人コーポレーション、ジャパンシステムなど8社がストップ高


■個人主体の中小型株物色は活発

日経平均は続落。98.70円安の19370.47円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。3日の米国市場が小動きだったほか、シカゴ先物が小安く推移するなか、利食い優勢の展開。また、北朝鮮によるミサイル発射報道もあり、地政学リスクの高まり等も手控え要因になった。これにより、下落幅は一時100円を超える場面もみられたが、その後は5日線を挟んでのこう着感の強い展開に。

セクターでは石油石炭、鉄鋼、その他製品、ゴム製品、鉱業、機械、化学がしっかり。半面、保険、電力ガス、陸運、不動産、精密機器、銀行、小売が冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が拮抗している。東証2部、マザーズ、JASDAQはプラス圏で推移しており、個人主体の中小型株物色は活発である。

日経平均はもち合いレンジの上限を明確に上放れることができず、5日線を挟んでの攻防をみせている。TOPIXもマイナス圏で推移するなか、午後は日銀のETF買い入れへの思惑につながりやすい。また、日経平均は予想以上に弱い動きではあるが、東証1部の騰落銘柄は拮抗している状況。東証2部、マザーズ、JASDAQはプラス圏での推移をみせており、センチメントはそれ程悪くないだろう。売り先行で始まった金融セクターが下げ渋りをみせてくるようだと、売り込みづらくさせよう。

また、指数インパクトの大きいところではファーストリテ<9983>が利食いに押されているが、5日、25日線辺りで踏ん張りをみせてくるようだと、225先物は売り込みづらくなりそうだ。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は113円82銭、下げ渋り、米3月利上げ期待で売り一服

6日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋り。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げを警戒した売りは一服し、ドルの下げは小幅にとどまった。

ドル・円は前週末NY市場に利益確定売りが強まった地合いを受け継ぎ、114円14銭を付けた後は日経平均株価の下落を手がかりにドル売り・円買いに振れた。ドルは114円を割り込み、一時113円72銭まで下落。

ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いのため、株安継続を警戒した円買いは続くだろう。ただ、前週末のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演から3月利上げに期待が高まっており、ドルが足元からさらに大きく下げる展開は想定しにくい。

ここまでのドル・円の取引レンジは113円72銭から114円14銭、ユーロ・円は120円68銭から121円14銭、ユーロ・ドルは1.0601ドルから1.0622ドルで推移した。

12時18分時点のドル・円は113円82銭、ユーロ・円は120円74銭、ポンド・円は139円82銭、豪ドル・円は86円20銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・エムビーエス<1401>、北の達人コーポレーション<2930>、ジャパンシステム<9758>など8社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます

・NZ1月住宅建許可:+0.8%(12月:前月比-79%←-7.2%)

・豪1月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.4%、12月:-0.1%)

・安倍首相
「北朝鮮のミサイル発射、新たな脅威となったことを明確に示すもの」


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・特になし

<海外>
・特になし






<SK>

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