後場に注目すべき3つのポイント〜個人主体の中小型株物色は活発
[17/03/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・個人主体の中小型株物色は活発
・ドル・円は113円82銭、下げ渋り、米3月利上げ期待で売り一服
・エムビーエス、北の達人コーポレーション、ジャパンシステムなど8社がストップ高
■個人主体の中小型株物色は活発
日経平均は続落。98.70円安の19370.47円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。3日の米国市場が小動きだったほか、シカゴ先物が小安く推移するなか、利食い優勢の展開。また、北朝鮮によるミサイル発射報道もあり、地政学リスクの高まり等も手控え要因になった。これにより、下落幅は一時100円を超える場面もみられたが、その後は5日線を挟んでのこう着感の強い展開に。
セクターでは石油石炭、鉄鋼、その他製品、ゴム製品、鉱業、機械、化学がしっかり。半面、保険、電力ガス、陸運、不動産、精密機器、銀行、小売が冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が拮抗している。東証2部、マザーズ、JASDAQはプラス圏で推移しており、個人主体の中小型株物色は活発である。
日経平均はもち合いレンジの上限を明確に上放れることができず、5日線を挟んでの攻防をみせている。TOPIXもマイナス圏で推移するなか、午後は日銀のETF買い入れへの思惑につながりやすい。また、日経平均は予想以上に弱い動きではあるが、東証1部の騰落銘柄は拮抗している状況。東証2部、マザーズ、JASDAQはプラス圏での推移をみせており、センチメントはそれ程悪くないだろう。売り先行で始まった金融セクターが下げ渋りをみせてくるようだと、売り込みづらくさせよう。
また、指数インパクトの大きいところではファーストリテ<9983>が利食いに押されているが、5日、25日線辺りで踏ん張りをみせてくるようだと、225先物は売り込みづらくなりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は113円82銭、下げ渋り、米3月利上げ期待で売り一服
6日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋り。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げを警戒した売りは一服し、ドルの下げは小幅にとどまった。
ドル・円は前週末NY市場に利益確定売りが強まった地合いを受け継ぎ、114円14銭を付けた後は日経平均株価の下落を手がかりにドル売り・円買いに振れた。ドルは114円を割り込み、一時113円72銭まで下落。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いのため、株安継続を警戒した円買いは続くだろう。ただ、前週末のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演から3月利上げに期待が高まっており、ドルが足元からさらに大きく下げる展開は想定しにくい。
ここまでのドル・円の取引レンジは113円72銭から114円14銭、ユーロ・円は120円68銭から121円14銭、ユーロ・ドルは1.0601ドルから1.0622ドルで推移した。
12時18分時点のドル・円は113円82銭、ユーロ・円は120円74銭、ポンド・円は139円82銭、豪ドル・円は86円20銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・エムビーエス<1401>、北の達人コーポレーション<2930>、ジャパンシステム<9758>など8社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・NZ1月住宅建許可:+0.8%(12月:前月比-79%←-7.2%)
・豪1月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.4%、12月:-0.1%)
・安倍首相
「北朝鮮のミサイル発射、新たな脅威となったことを明確に示すもの」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<SK>
・個人主体の中小型株物色は活発
・ドル・円は113円82銭、下げ渋り、米3月利上げ期待で売り一服
・エムビーエス、北の達人コーポレーション、ジャパンシステムなど8社がストップ高
■個人主体の中小型株物色は活発
日経平均は続落。98.70円安の19370.47円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。3日の米国市場が小動きだったほか、シカゴ先物が小安く推移するなか、利食い優勢の展開。また、北朝鮮によるミサイル発射報道もあり、地政学リスクの高まり等も手控え要因になった。これにより、下落幅は一時100円を超える場面もみられたが、その後は5日線を挟んでのこう着感の強い展開に。
セクターでは石油石炭、鉄鋼、その他製品、ゴム製品、鉱業、機械、化学がしっかり。半面、保険、電力ガス、陸運、不動産、精密機器、銀行、小売が冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が拮抗している。東証2部、マザーズ、JASDAQはプラス圏で推移しており、個人主体の中小型株物色は活発である。
日経平均はもち合いレンジの上限を明確に上放れることができず、5日線を挟んでの攻防をみせている。TOPIXもマイナス圏で推移するなか、午後は日銀のETF買い入れへの思惑につながりやすい。また、日経平均は予想以上に弱い動きではあるが、東証1部の騰落銘柄は拮抗している状況。東証2部、マザーズ、JASDAQはプラス圏での推移をみせており、センチメントはそれ程悪くないだろう。売り先行で始まった金融セクターが下げ渋りをみせてくるようだと、売り込みづらくさせよう。
また、指数インパクトの大きいところではファーストリテ<9983>が利食いに押されているが、5日、25日線辺りで踏ん張りをみせてくるようだと、225先物は売り込みづらくなりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は113円82銭、下げ渋り、米3月利上げ期待で売り一服
6日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋り。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げを警戒した売りは一服し、ドルの下げは小幅にとどまった。
ドル・円は前週末NY市場に利益確定売りが強まった地合いを受け継ぎ、114円14銭を付けた後は日経平均株価の下落を手がかりにドル売り・円買いに振れた。ドルは114円を割り込み、一時113円72銭まで下落。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いのため、株安継続を警戒した円買いは続くだろう。ただ、前週末のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演から3月利上げに期待が高まっており、ドルが足元からさらに大きく下げる展開は想定しにくい。
ここまでのドル・円の取引レンジは113円72銭から114円14銭、ユーロ・円は120円68銭から121円14銭、ユーロ・ドルは1.0601ドルから1.0622ドルで推移した。
12時18分時点のドル・円は113円82銭、ユーロ・円は120円74銭、ポンド・円は139円82銭、豪ドル・円は86円20銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・エムビーエス<1401>、北の達人コーポレーション<2930>、ジャパンシステム<9758>など8社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・NZ1月住宅建許可:+0.8%(12月:前月比-79%←-7.2%)
・豪1月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.4%、12月:-0.1%)
・安倍首相
「北朝鮮のミサイル発射、新たな脅威となったことを明確に示すもの」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<SK>