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今週の【マザーズ市場】3月13日〜17日『連休控えて換金売り圧力再燃、IPOは活況続く』

注目トピックス 市況・概況

【反落、IPOラッシュを前に利益確定売り、ピーバンなど大きく下げる】13日(月)

■概況■1074.85、-11.78
13日(月)のマザーズ市場では、朝方こそ決算などの個別材料を手掛かりとした買いが先行したものの、後場に入ると急速に利益確定売りが広がった。ここまでの上昇で高値警戒感が意識されたほか、今週半ばから本格的なIPOラッシュに入ることも需給面の重しになるとみられており、直近IPO銘柄の一角などが大きく値を崩した。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1369.76億円。騰落数は、値上がり39銘柄、値下がり184銘柄、変わらず7銘柄となった。


◆注目銘柄◆
レノバ<9519>、SOSEI<4565>、モブキャス<3664>、チェンジ<3962>などが下落。前週上場したピーバンドットコム<3559>や第1四半期決算がマイナス視されたモルフォ<3653>のほか、エルテス<3967>、シャノン<3976>、グレイス<6541>が10%を超える大幅安となった。一方、マザーズ売買代金トップのGNI<2160>やエムビーエス<1401>、ITBOOK<3742>は10%を超える上昇。業績予想を上方修正したFFRI<3692>、株式分割の実施を発表したWASHハウス<6537>、第1四半期決算が好感されたイトクロ<6049>も大きく上昇する場面があったが、買い一巡後は伸び悩んだ。その他、DDS<3782>、ミクシィ<2121>、アカツキ<3932>などが上昇した。


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【小幅続落、積極的な押し目買いは限定的、クラウドWはストップ高】14日(火)

■概況■1072.17、-2.68
14日(火)のマザーズ市場では、引き続きIPOラッシュを控えて利益確定売り優勢の展開となった。下値では押し目買いの動きもあってマザーズ指数は下げ渋ったが、積極的な買いは限定的で商いはやや低調だった。なお、マザーズ指数は小幅続落、売買代金は概算で887.37億円。騰落数は、値上がり92銘柄、値下がり126銘柄、変わらず13銘柄となった。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのGNI<2160>が反落し、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>、WASHハウス<6537>、サイバーS<3810>も軟調だった。レアジョブ<6096>は業績予想を下方修正して売られた。また、ペッパー<3053>、シンシア<7782>、ITBOOK<3742>がマザーズ下落率上位だった。一方、子会社と第一三共<4568>の提携を発表したSOSEI<4565>や、DDS<3782>、レノバ<9519>、アカツキ<3932>、モブキャス<3664>などが上昇。政府のフリーランス支援策が伝わりクラウドW<3900>がストップ高まで買われ、チェンジ<3962>やユナイテッド&コレク<3557>も10%を超える大幅高となった。


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【3日続落、イベント控え手仕舞いの動き、IPOファイズは初値持ち越し】15日(水)

■概況■1035.79、-36.38
15日(水)のマザーズ市場では、かねて高値警戒感やIPOラッシュの需給面への影響が意識されていたこともあり、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表やオランダ議会選挙などの重要イベントを前に手仕舞いの動きが強まった。後場に入り大きく値を崩した銘柄が多く、マザーズ指数も急速に下げ幅を広げた。なお、マザーズ指数は大幅に3日続落、下落率は3%を超え25日線を割り込んだ。売買代金は概算で1133.15億円。騰落数は、値上がり28銘柄、値下がり200銘柄、変わらず3銘柄となった。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>が6%近く下げたほか、GNI<2160>、ミクシィ<2121>、チェンジ<3962>、アカツキ<3932>などが下落。SOSEIは上値の重さが嫌気されるなどして下げ足を速めた。また、足元で急ピッチの上昇が続いていたDDS<3782>が一転ストップ安まで売られ、INSPEC<6656>、ITBOOK<3742>、Aiming<3911>も10%を超える大幅安となった。Aimingは新作ゲームのサービス開始による材料出尽くし感もあったようだ。

一方、エルテス<3967>、モバファク<3912>、レノバ<9519>、FFRI<3692>などが上昇。エルテスはエストニア企業との提携が材料視された。また、前日の一部報道を受けて政策期待の高まったクラウドW<3900>は連日の大幅高となった。なお、本日マザーズ市場へ新規上場したファイズ<9325>は買い気配のまま初値が付かなかった。


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【4日ぶり反発、前日の急落から押し目買い、IPOファイズは強い初値形成に】16日(木)
■概況■1051.84、+16.05
16日(木)のマザーズ市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日本銀行・金融政策決定会合といった重要イベントを通過して買い優勢の展開となった。人気銘柄を中心に前日の下げが大きかっただけに、値ごろ感も押し目買いの動きを誘ったようだ。ただ、前日の下落分に比べ戻りは限定的で、目先の反発狙いといった印象もある。なお、マザーズ指数は4日ぶり反発、売買代金は概算で1036.26億円。騰落数は、値上がり153銘柄、値下がり68銘柄、変わらず10銘柄となった。


◆注目銘柄◆
個別では、前日ストップ安となったDDS<3782>がマザーズ売買代金トップ。やや反発して本日の取引を終えた。その他、GNI<2160>、ITBOOK<3742>、アカツキ<3932>も上昇し、SOSEI<4565>やミクシィ<2121>は小幅高だった。また、第3四半期決算や株式分割実施を発表したハイアス<6192>が13%超高でマザーズ上昇率トップ。通期決算が好感されたACCESS<4813>、リリースが材料視されたメディアF<6067>に加え、ユーザベース<3966>やグレイス<6541>も上げが目立った。一方、クラウドW<3900>、レノバ<9519>が軟調で、モバファク<3912>やエニグモ<3665>も小幅に下げた。また、ジェネパ<3195>がマザーズ下落率トップとなった。

なお、上場2日目のファイズ<9325>は公開価格の約3.2倍となる高い初値を付けた。本日マザーズ市場へ新規上場したうるる<3979>も公開価格を11%上回るしっかりした初値形成だった。

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【反落、連休控えて換金売り圧力再燃、IPOは活況続く】17日(金)

■概況■1034.62、-17.22
17日(金)のマザーズ市場では、3連休を控えての手仕舞い売りニーズも強まり、前日に反動高となったマザーズ指数が再度きつい下げになっている。一昨日に急落したDDS<3782>が再び急落となり、市場心理を冷やした面も大きいと見られる。時価総額上位のSOSEI<4565>も大きく値下がりして、指数の下落に強く影響している。IPO銘柄が活況となっているが、今後のIPOラッシュを控えて、既存銘柄には換金売り圧力も強まっているようだ。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1427.13億円。騰落数は、値上がり65銘柄、値下がり157銘柄、変わらず10銘柄となった。


◆注目銘柄◆
DDS、SOSEIのほか、前日に強い動きとなったGNI<2160>、ITBOOK<3742>、アカツキ<3932>なども反落。レノバ<9519>、モバファク<3912>などは大幅続落。前日に公開価格の約3.2倍の初値を付けたファイズ<9325>も利食い売りに押された。一方、前日に新規上場のうるる<3979>は大幅高となり、新作ゲーム「ルナプリ」のティザーサイトを公開したAiming<3911>は後場に急騰。ドリコム<3793>は1:2の株式分割実施が好感される。エニグモ<3665>やWASHハウス<6537>なども強い動きとなる。

なお、本日新規上場したビーグリー<3981>は公開価格を1円上回る1881円で初値をつけ、その後は大幅高となった。また、同様にジャパンエレベーター<6544>も公開価格の62%高となる初値をつけ、その後はストップ高水準にまで急騰している。

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