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前場に注目すべき3つのポイント〜ビットコインや防衛関連などの短期的な値幅取り中心か

注目トピックス 市況・概況
5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ビットコインや防衛関連などの短期的な値幅取り中心か
■外資系証券の注文動向:差し引き90万株の売り越しとの観測
■前場の注目材料:東芝、三井住友も債務者区分格下げ、地銀は融資回収検討


■ビットコインや防衛関連などの短期的な値幅取り中心か

5日の日本株市場は自律反発が意識されるものの、こう着感の強い相場展開になりそうだ。4日の米国市場では原油相場の上昇が好感され、NYダウは3日ぶりに反発。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の18900円となるなか、これにサヤ寄せする格好から自律反発が意識される。

もっとも、米国では週末に雇用統計の発表が控えているほか、5日の米国では前哨戦となるADP雇用報告のほか、ISM非製造業景況指数の発表が予定されている。これを見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。また、北朝鮮の弾道ミサイル発射が伝えられるなか、週末にかけて開催される米中首脳会談を見極めたいとするムードも高まりそうだ。

その他、前日の動きをみると、午後は日銀のETF買い入れへの期待もあったが、一方で13時半以降の売りへの警戒がくすぶるなか、結果的には13時半以降の売りによって、日経平均は下げ幅を拡大させていた。また、中小型株の弱さが目立っており、日経平均の下落以上にセンチメントを悪化させている。日経平均の底堅さを見極めるとともに、マザーズ指数の動向にも注意を向ける必要があると考えられる。

物色はビットコインやエネルギー、防衛関連などの短期的な値幅取り狙いが中心になりそうだ。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き90万株の売り越しとの観測

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1270万株、買い1180万株、差し引き90万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

03月29日(水):580万株の売り越し
03月30日(木):370万株の売り越し
03月31日(金):230万株の売り越し
04月03日(月):100万株の買い越し
04月04日(火):100万株の買い越し


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(20689.24、+39.03)
・ナスダックは上昇(5898.61、+3.93)
・シカゴ日経225先物(18900、+80)
・NY原油は上昇(51.03、+0.79)
・北朝鮮、弾道ミサイル発射か
・カナダ2月貿易収支、予想を大幅に下回る

・東芝<6502>、三井住友も債務者区分格下げ 地銀は融資回収検討
・ローソン<2651>、全国の従業員不足の加盟店に人員派遣
・ABCマート<2670>、営業益最高へ
・不二越<6474>、12-2月期の純利益2倍へ
・富士フイルム<4901>、和光純薬工業を21日付けで連結子会社化

☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・14:00  浜田宏一内閣官房参与が上田ハーローのウェブライブで講演

<海外>
・特になし



<SK>

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