7日の米国市場ダイジェスト:ダウは6ドル安、投資家のリスク回避姿勢が強まる
[17/04/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは6ドル安、投資家のリスク回避姿勢が強まる
NYダウ ナスダック
終値:20656.10 終値:5877.81
前日比:-6.85 前日比:-1.14
始値:20647.81 始値:5873.94
高値:20726.07 高値:5892.07
安値:20606.95 安値:5855.51
7日の米国株式相場は下落。ダウ平均は6.85ドル安の20656.10、ナスダックは1.14ポイント安の5877.81で取引を終了した。シリアへの空爆や3月雇用統計で非農業部門雇用者数が9.8万人増と予想を大きく下振れたことが嫌気されたものの、朝方は売り買いが交錯した。その後、米中首脳会談が建設的な内容となったことが明らかとなり、上昇する場面もあった。しかし、ストックホルムのトラック突入事件などもあり投資家心理が上値を抑え、引けにかけて下落に転じる展開となった。セクター別では、食品・生活必需品小売や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で自動車・自動車部品や銀行が下落した。
小売最大手のウォルマート(WMT)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。防衛企業のレイセオン(RTN)は、シリアへの空爆に同社製ミサイルが使用され、堅調推移。また、ロッキード・マーティン(LMT)やノースロップ・グラマン(NOC)、航空機のボーイング(BA)など防衛株に買いが広がっている。一方で、アパレルのアンダーアーマー(UA)はウェアラブル端末向けアプリを手掛ける部署で人員削減を行ったことが報じられ、下落。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は政権批判を行う利用者情報の開示要求を巡り、トランプ政権を提訴し、売られた。
検索大手のアルファベット(GOOGL)傘下の「Youtube」は、テロリズムや人種差別などをあおる動画に企業広告が表示されていたとの報道を受け、大手企業が相次いで広告を撤退させている問題で、計1万回以上視聴されている動画以外は広告を掲載しない方針を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米利上げペース維持との見方でドル反発
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円17銭まで下落後、111円37銭まで反発し、111円09銭で引けた。この日発表された3月米非農業部門雇用者数は、前月比+9.8万人にとどまり、一時ドル売りが優勢となった。米国のシリア攻撃により地政学的リスク増大を警戒した円買いも目立った。しかし、3月の失業率は4.5%に低下し、利上げ軌道は変わらないとの見方が強まり、ダドリーNY連銀総裁は「年末から来年初めにかけてバランスシート縮小を開始する」との見方を示したため、米長期債利回りは上昇に転じ、ドル買いが再び優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0666ドルへ上昇後、1.0581ドルへ下落し、1.0591ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売りが継続。ユーロ・円は、117円38銭から117円88銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2451ドルから1.2366ドルまで下落。低調な英経済指標を嫌ったポンド売りが観測された。ドル・スイスは、1.0030フランへ下落後、1.0096フランまで上昇した。
■NY原油:4日続伸で52.24ドル、シリア地政学リスクの高まりを受けて
NY原油は4日続伸(NYMEX原油5月限終値:52.24↑0.54)。51.49ドルから52.94ドルのレンジで推移(時間外取引含む)。米軍によるシリア攻撃で中東からの原油供給が減少するとの思惑が買い材料となった。時間外取引では52.94ドルと3月7日以来の高値をつけた。ただ、ベーカー・ヒューズが発表した北米での石油掘削設備(リグ)の稼動数が、前週比10基増の672基と12週連続で増加したことで上値は重くなった。
チャートでは、100日移動平均線(51.1ドル水準)を上抜けている。反発基調は継続しており、昨年12月から3月上旬にかけてもみあった53-54ドル台回復を意識へ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.16ドル -0.10ドル(-0.43%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.95ドル -0.14ドル(-0.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)227.88ドル -0.76ドル(-0.33%)
インテル(INTC) 36.03ドル 0.00ドル(0.00%)
アップル(AAPL) 143.34ドル -0.32ドル(-0.22%)
アルファベット(GOOG) 824.67ドル -3.21ドル(-0.39%)
フェイスブック(FB) 140.78ドル -0.39ドル(-0.28%)
キャタピラー(CAT) 95.52ドル -0.30ドル(-0.31%)
アルコア(AA) 33.73ドル +0.08ドル(+0.24%)
ウォルマート(WMT) 72.90ドル +1.47ドル(+2.06%)
スプリント(S) 8.37ドル -0.02(-0.24%)
<SK>
NYダウ ナスダック
終値:20656.10 終値:5877.81
前日比:-6.85 前日比:-1.14
始値:20647.81 始値:5873.94
高値:20726.07 高値:5892.07
安値:20606.95 安値:5855.51
7日の米国株式相場は下落。ダウ平均は6.85ドル安の20656.10、ナスダックは1.14ポイント安の5877.81で取引を終了した。シリアへの空爆や3月雇用統計で非農業部門雇用者数が9.8万人増と予想を大きく下振れたことが嫌気されたものの、朝方は売り買いが交錯した。その後、米中首脳会談が建設的な内容となったことが明らかとなり、上昇する場面もあった。しかし、ストックホルムのトラック突入事件などもあり投資家心理が上値を抑え、引けにかけて下落に転じる展開となった。セクター別では、食品・生活必需品小売や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で自動車・自動車部品や銀行が下落した。
小売最大手のウォルマート(WMT)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。防衛企業のレイセオン(RTN)は、シリアへの空爆に同社製ミサイルが使用され、堅調推移。また、ロッキード・マーティン(LMT)やノースロップ・グラマン(NOC)、航空機のボーイング(BA)など防衛株に買いが広がっている。一方で、アパレルのアンダーアーマー(UA)はウェアラブル端末向けアプリを手掛ける部署で人員削減を行ったことが報じられ、下落。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は政権批判を行う利用者情報の開示要求を巡り、トランプ政権を提訴し、売られた。
検索大手のアルファベット(GOOGL)傘下の「Youtube」は、テロリズムや人種差別などをあおる動画に企業広告が表示されていたとの報道を受け、大手企業が相次いで広告を撤退させている問題で、計1万回以上視聴されている動画以外は広告を掲載しない方針を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米利上げペース維持との見方でドル反発
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円17銭まで下落後、111円37銭まで反発し、111円09銭で引けた。この日発表された3月米非農業部門雇用者数は、前月比+9.8万人にとどまり、一時ドル売りが優勢となった。米国のシリア攻撃により地政学的リスク増大を警戒した円買いも目立った。しかし、3月の失業率は4.5%に低下し、利上げ軌道は変わらないとの見方が強まり、ダドリーNY連銀総裁は「年末から来年初めにかけてバランスシート縮小を開始する」との見方を示したため、米長期債利回りは上昇に転じ、ドル買いが再び優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0666ドルへ上昇後、1.0581ドルへ下落し、1.0591ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売りが継続。ユーロ・円は、117円38銭から117円88銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2451ドルから1.2366ドルまで下落。低調な英経済指標を嫌ったポンド売りが観測された。ドル・スイスは、1.0030フランへ下落後、1.0096フランまで上昇した。
■NY原油:4日続伸で52.24ドル、シリア地政学リスクの高まりを受けて
NY原油は4日続伸(NYMEX原油5月限終値:52.24↑0.54)。51.49ドルから52.94ドルのレンジで推移(時間外取引含む)。米軍によるシリア攻撃で中東からの原油供給が減少するとの思惑が買い材料となった。時間外取引では52.94ドルと3月7日以来の高値をつけた。ただ、ベーカー・ヒューズが発表した北米での石油掘削設備(リグ)の稼動数が、前週比10基増の672基と12週連続で増加したことで上値は重くなった。
チャートでは、100日移動平均線(51.1ドル水準)を上抜けている。反発基調は継続しており、昨年12月から3月上旬にかけてもみあった53-54ドル台回復を意識へ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.16ドル -0.10ドル(-0.43%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.95ドル -0.14ドル(-0.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)227.88ドル -0.76ドル(-0.33%)
インテル(INTC) 36.03ドル 0.00ドル(0.00%)
アップル(AAPL) 143.34ドル -0.32ドル(-0.22%)
アルファベット(GOOG) 824.67ドル -3.21ドル(-0.39%)
フェイスブック(FB) 140.78ドル -0.39ドル(-0.28%)
キャタピラー(CAT) 95.52ドル -0.30ドル(-0.31%)
アルコア(AA) 33.73ドル +0.08ドル(+0.24%)
ウォルマート(WMT) 72.90ドル +1.47ドル(+2.06%)
スプリント(S) 8.37ドル -0.02(-0.24%)
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