12日の米国市場ダイジェスト:ダウは59ドル安、米露の隔たり埋まらず
[17/04/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは59ドル安、米露の隔たり埋まらず
NYダウ ナスダック
終値:20591.86 終値:5836.16
前日比:-59.44 前日比:-30.61
始値:20637.95 始値:5863.59
高値:20642.54 高値:5868.09
安値:20553.03 安値:5830.44
12日の米国株式相場は下落。ダウ平均は59.44ドル安の20591.86、ナスダックは30.61ポイント安の5836.16で取引を終了した。シリアや北朝鮮の地政学的リスクの上昇を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、売りが先行。1-3月期決算発表を見極めたいとの思惑から買い戻しが入るも、ティラーソン国務長官とロシアのラブロフ外相の記者会見で、シリア問題を巡る両国の隔たりが示され、引けにかけて下落した。セクター別では、公益事業や食品・飲料・タバコが上昇する一方で半導体・半導体製造装置や運輸が下落した。
携帯端末のブラックベリー(BBRY)は、特許料の過払い問題を巡る訴訟で、当局が半導体のクアルコム(QCOM)に8億ドルの払い戻しを命じたことが好感され、大幅上昇。スーパーマーケットのホールフーズ(WFM)は、昨年にネット小売のアマゾン(AMZN)が買収を検討していたことが報じられ、堅調推移。一方で、製薬のマイラン(MYL)は、食品医薬品局(FDA)が同社インド工場における品質管理への懸念を表明し、下落。航空大手のデルタ航空(DAL)は、決算内容が嫌気され、売られた。
明日は、大手行のウェルズ・ファーゴ(WFC)、JPモルガンチェース(JPM)、シティグループ(C)の決算発表が予定されている。ファクトセット社の調査によれば、1-3月期決算で金融セクターは全てのセクターで最大となる利益成長が予想されており、注目したい。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル109円割れ、トランプ大統領がドル高けん制
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円87銭へ上昇後、108円96銭まで反落し、109円03銭で引けた。米国とロシアの緊張が高まる中、ティラーソン米国務長官がプーチン露大統領と会談、ラブロフ露外相との共同会見で双方の関係改善への姿勢が見られたため、緊張感が緩和しドル売り・円買いが後退した。その後、トランプ大統領が「ドルは過剰に強くなりつつある」との見解を示したためドル売りが加速した。
ユーロ・ドルは、1.0589ドルから1.0675ドルへ急伸し、1.0665ドルで引けた。ユーロ・円は116円07銭から116円55銭まで上昇。米国とロシア関係のさらなる悪化への懸念は多少和らぎリスク回避の円買いがやや後退した。ポンド・ドルは、1.2482ドルから1.2548ドルへ急伸した。ドル・スイスは、1.0089フランへ上昇後、1.0022フランへ反落した。
■NY原油:反落で53.40ドル、米石油生産増加を材料視
NY原油先物5月限は反落(NYMEX原油5月限終値:53.40↓0.29)。NYMEX原油5月限は前日比-0.29ドルの53.11ドルで取引を終えた。公表された統計で米国の石油生産が約1年ぶりの高水準を示したことが要因。ただ、原油、ガソリン在庫は予想以上に減少しており、下げ幅はやや縮小している。
市場関係者の間では、需給関係はバランスされつつあり、NY原油先物は50ドル台から53ドル台での取引がしばらく続くとの見方が増えているようだ。チャートでは、100日移動平均線(51.44ドル水準)をしっかりと上回っており、底堅い動きが続く見込み。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 22.65ドル -0.27ドル(-1.18%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.07ドル -0.51ドル(-1.23%)
ゴールドマン・サックス(GS)225.75ドル -1.99ドル(-0.87%)
インテル(INTC) 35.63ドル -0.11ドル(-0.31%)
アップル(AAPL) 141.80ドル +0.17ドル(+0.12%)
アルファベット(GOOG) 824.32ドル +0.97ドル(+0.12%)
フェイスブック(FB) 139.58ドル -0.34ドル(-0.24%)
キャタピラー(CAT) 94.86ドル -2.24ドル(-2.31%)
アルコア(AA) 32.05ドル -2.34ドル(-6.80%)
ウォルマート(WMT) 73.44ドル +0.01ドル(+0.01%)
スプリント(S) 8.34ドル +0.02(+0.24%)
<SK>
NYダウ ナスダック
終値:20591.86 終値:5836.16
前日比:-59.44 前日比:-30.61
始値:20637.95 始値:5863.59
高値:20642.54 高値:5868.09
安値:20553.03 安値:5830.44
12日の米国株式相場は下落。ダウ平均は59.44ドル安の20591.86、ナスダックは30.61ポイント安の5836.16で取引を終了した。シリアや北朝鮮の地政学的リスクの上昇を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、売りが先行。1-3月期決算発表を見極めたいとの思惑から買い戻しが入るも、ティラーソン国務長官とロシアのラブロフ外相の記者会見で、シリア問題を巡る両国の隔たりが示され、引けにかけて下落した。セクター別では、公益事業や食品・飲料・タバコが上昇する一方で半導体・半導体製造装置や運輸が下落した。
携帯端末のブラックベリー(BBRY)は、特許料の過払い問題を巡る訴訟で、当局が半導体のクアルコム(QCOM)に8億ドルの払い戻しを命じたことが好感され、大幅上昇。スーパーマーケットのホールフーズ(WFM)は、昨年にネット小売のアマゾン(AMZN)が買収を検討していたことが報じられ、堅調推移。一方で、製薬のマイラン(MYL)は、食品医薬品局(FDA)が同社インド工場における品質管理への懸念を表明し、下落。航空大手のデルタ航空(DAL)は、決算内容が嫌気され、売られた。
明日は、大手行のウェルズ・ファーゴ(WFC)、JPモルガンチェース(JPM)、シティグループ(C)の決算発表が予定されている。ファクトセット社の調査によれば、1-3月期決算で金融セクターは全てのセクターで最大となる利益成長が予想されており、注目したい。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル109円割れ、トランプ大統領がドル高けん制
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円87銭へ上昇後、108円96銭まで反落し、109円03銭で引けた。米国とロシアの緊張が高まる中、ティラーソン米国務長官がプーチン露大統領と会談、ラブロフ露外相との共同会見で双方の関係改善への姿勢が見られたため、緊張感が緩和しドル売り・円買いが後退した。その後、トランプ大統領が「ドルは過剰に強くなりつつある」との見解を示したためドル売りが加速した。
ユーロ・ドルは、1.0589ドルから1.0675ドルへ急伸し、1.0665ドルで引けた。ユーロ・円は116円07銭から116円55銭まで上昇。米国とロシア関係のさらなる悪化への懸念は多少和らぎリスク回避の円買いがやや後退した。ポンド・ドルは、1.2482ドルから1.2548ドルへ急伸した。ドル・スイスは、1.0089フランへ上昇後、1.0022フランへ反落した。
■NY原油:反落で53.40ドル、米石油生産増加を材料視
NY原油先物5月限は反落(NYMEX原油5月限終値:53.40↓0.29)。NYMEX原油5月限は前日比-0.29ドルの53.11ドルで取引を終えた。公表された統計で米国の石油生産が約1年ぶりの高水準を示したことが要因。ただ、原油、ガソリン在庫は予想以上に減少しており、下げ幅はやや縮小している。
市場関係者の間では、需給関係はバランスされつつあり、NY原油先物は50ドル台から53ドル台での取引がしばらく続くとの見方が増えているようだ。チャートでは、100日移動平均線(51.44ドル水準)をしっかりと上回っており、底堅い動きが続く見込み。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 22.65ドル -0.27ドル(-1.18%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.07ドル -0.51ドル(-1.23%)
ゴールドマン・サックス(GS)225.75ドル -1.99ドル(-0.87%)
インテル(INTC) 35.63ドル -0.11ドル(-0.31%)
アップル(AAPL) 141.80ドル +0.17ドル(+0.12%)
アルファベット(GOOG) 824.32ドル +0.97ドル(+0.12%)
フェイスブック(FB) 139.58ドル -0.34ドル(-0.24%)
キャタピラー(CAT) 94.86ドル -2.24ドル(-2.31%)
アルコア(AA) 32.05ドル -2.34ドル(-6.80%)
ウォルマート(WMT) 73.44ドル +0.01ドル(+0.01%)
スプリント(S) 8.34ドル +0.02(+0.24%)
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