今週の【日経平均】5月8〜12日『連休中の好材料受け19900円台回復も、20000円を前に上値は重たい展開に』
[17/05/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【大幅に3日続伸、連休中の好材料受け一時19900円台回復】8日(月)
■概況■19895.70、+450.00
8日(月)の日経平均は大幅に3日続伸。5日に発表された米4月雇用統計を受けてNYダウは21000ドル台を回復し、円相場も1ドル=112円台後半まで下落していた。また、注目されたフランス大統領選挙で大方の予想どおり中道派のマクロン氏が勝利したことも安心感につながり、連休明けの日経平均は263円高と取引時間中の年初来高値を更新してスタートした。寄り付き後は強含みの展開となり、大引けにかけて一時19929.48円(前営業日比483.78円高)まで上昇する場面があった。東証1部銘柄の約93%が上昇する全面高の展開だった。
大引けの日経平均は前営業日比450.00円高の19895.70円となった。東証1部の売買高は24億0808万株、売買代金は3兆4434億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、空運業、化学、鉱業、保険業、石油・石炭製品が上昇率上位だった。一方、海運業は小幅な上昇にとどまった。
◆注目銘柄◆
任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>など売買代金上位は全般堅調。4月既存店売上高が好感されたファーストリテ<9983>は4%を超える上昇で指数をけん引した。キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、富士通<6702>、スズキ<7269>も4%超上昇し、花王<4452>は5%超高と上げが目立った。また、アイエスビー<9702>、アイスタイル<3660>、JUKI<6440>などが東証1部上昇率上位となった。
一方、コマツ<6301>のほか、業績観測が報じられたSUBARU<72740>、一部メガバンクが融資の扱いを「要管理債権」に引き下げたと伝わった東芝<6502>などは軟調。また、市場予想を下回る今期計画がネガティブ視されたオリンパス<7733>は急反落し、ボルテージ<3639>やワコム<6727>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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【4日ぶり反落、利益確定売り優勢で小安く推移】9日(火)
■概況■19843.00、-52.70
9日(火)の日経平均は4日ぶり反落。フランス大統領選挙の結果を受けた8日の米国市場では、NYダウは上値が重く5ドル高にとどまった。一方、為替市場では1ドル=113円台前半まで円安が進み、本日の日経平均は19円高からスタートした。日経平均は2万円の大台回復が意識されるものの、直近3日で700円近く上昇したことから短期的な過熱感もあり、寄り付き後は利益確定売り優勢で小幅安水準でのもみ合いが続いた。日中の上下の値幅は79円ほどでこう着感の強い展開だった。
大引けの日経平均は前日比52.70円安の19843.00円となった。東証1部の売買高は19億9090万株、売買代金は2兆6103億円だった。業種別では、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属が下落率上位だった。一方、空運業、金属製品、建設業が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>やホンダ<7267>といった自動車株が軟調で、取引時間中に決算発表したSUBARU<7270>は下げ幅を広げ3%超安となった。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>などがさえない。東エレク<8035>や三菱商事<8058>は2%超の下落。Uアローズ<7606>は前日発表した決算を受けて大きく売られた。また、enish<3667>が急反落して東証1部下落率トップとなり、ALSOK<2331>やGセブンHD<7508>も上位に顔を出した。
一方、期限内に決算短信を発表する方向で調整と報じられた東芝<6502>が4%超上昇したほか、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、NTT<9432>などがしっかり。マネパG<8732>など仮想通貨関連銘柄の一角が物色を集めた。また、サニックス<4651>やレック<7874>がストップ高まで買われ東証1部上昇率上位となった。
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【反発、決算を受けた個別物色が活発に】10日(水)
■概況■19900.09、+57.09
10日(水)の日経平均は反発。9日の米国市場でNYダウは36ドル安となったものの、予想を上回る米経済指標や連銀総裁発言を受けて1ドル=114円台まで円安が進む場面があり、本日の日経平均は47円高からスタートした。しかし、北朝鮮が6回目の核実験実施を示唆したことなどから円安は一服し、寄り付き後の日経平均は手掛かり材料に乏しいなか19900円を挟んだもみ合いが続いた。日中の上下の値幅は約72円にとどまり、前日同様にこう着感の強い展開となったが、決算を受けた個別物色は活発だった。
大引けの日経平均は前日比57.09円高の19900.09円となった。東証1部の売買高は21億6989万株、売買代金は2兆7790億円だった。業種別では、鉄鋼が2%を超える上昇となったほか、その他製品、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、繊維製品、ガラス・土石製品、金属製品が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>などが堅調。東芝<6502>は半導体事業売却を巡る一部報道を受けて7%近い上昇となり、前日引け後に決算発表した三菱自<7211>、ベネッセHD<9783>、ミネベアミツミ<6479>も大きく買われた。また、オプテクスG<6914>、ASB機械<6284>、ヘリオステクノ<6927>などが東証1部上昇率上位となった。
一方、SUBARU<7270>が3%近く下落したほか、トヨタ自<7203>、ファナック<6954>、三菱商事<8058>もさえない。三菱UFJ<8306>は小幅に下げた。スクリーンHD<7735>や旭硝子<5201>は決算を受けて下げが目立ち、取引時間中に決算発表した三越伊勢丹<3099>も急落した。また、エイチワン<5989>、アニコムHD<8715>、ローランドDG<6789>などが東証1部下落率上位となった。
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【続伸、20000円を前に上値は重たい展開に】11日(木)
■概況■19961.55、+61.46
11日(木)の日経平均は続伸。10日の米国市場でNYダウは32ドル安となったものの、予想を上回る4月輸入物価指数や1ドル114円台までの円安進行を受け、本日の日経平均は43円高からスタートした。しかし、企業決算本格化や心理的な節目とされている日経平均2万円の大台目前での戻り売り圧力から、日通しでの値幅は約83円とこう着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比61.46円高の19961.55円となった。東証1部の売買高は22億9202万株、売買代金は2兆7932億円だった。業種別では、非鉄金属や銀行業の上昇が目立ったほか、情報通信業、ゴム製品、空運業が上昇率上位だった。一方で、パルプ紙、金属製品、鉄鋼、不動産業が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
10日に17年3月期純利益が1兆円超えとの発表が好感されたソフトバンクG<9984>や、第1四半期決算発表を受けて上振れ期待が高まったことから後場に6%超上昇したクラレ<3405>のほか、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>などが堅調。三菱自<7211>、ソレイジアF<4597>、JT<2914>も大きく買われた。また、大林道<1896>、新日電工<5563>などが東証1部上昇率上位となった。
一方で、三菱地所<8802>が2%超下落したほか、東芝<6502>、ソニー<6758>、ファナック<6954>、三菱商事<8058>はさえない。
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【反落、幻のSQを残すも下値は堅く】12日(金)
■概況■19883.90、-77.65
12日(金)の日経平均は反落。米国市場の下落の影響もあり利食い優勢の展開で始まると、週末要因のほか決算ピークとなることから、模様眺めムードの強い展開に。また、オプションSQでは225型が18万株超の買い越し、TOPIX型は売り越しだった。SQ値は概算で19991.27円となり、上に幻のSQを残した格好から、利益確定の流れ。もっとも、日銀のETF買い入れが観測されたほか、依然として先高期待が強く、下値の堅さは意識されている。
大引けの日経平均は前日比77.65円安の19883.90円となった。東証1部の売買高は22億4862万株、売買代金は2兆9645億円だった。業種別では、石油石炭が上昇率トップ。サービス、小売、陸運が堅調。半面、非鉄金属、不動産、ガラス土石、輸送用機器、パルプ紙が冴えない。
<DM>
■概況■19895.70、+450.00
8日(月)の日経平均は大幅に3日続伸。5日に発表された米4月雇用統計を受けてNYダウは21000ドル台を回復し、円相場も1ドル=112円台後半まで下落していた。また、注目されたフランス大統領選挙で大方の予想どおり中道派のマクロン氏が勝利したことも安心感につながり、連休明けの日経平均は263円高と取引時間中の年初来高値を更新してスタートした。寄り付き後は強含みの展開となり、大引けにかけて一時19929.48円(前営業日比483.78円高)まで上昇する場面があった。東証1部銘柄の約93%が上昇する全面高の展開だった。
大引けの日経平均は前営業日比450.00円高の19895.70円となった。東証1部の売買高は24億0808万株、売買代金は3兆4434億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、空運業、化学、鉱業、保険業、石油・石炭製品が上昇率上位だった。一方、海運業は小幅な上昇にとどまった。
◆注目銘柄◆
任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>など売買代金上位は全般堅調。4月既存店売上高が好感されたファーストリテ<9983>は4%を超える上昇で指数をけん引した。キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、富士通<6702>、スズキ<7269>も4%超上昇し、花王<4452>は5%超高と上げが目立った。また、アイエスビー<9702>、アイスタイル<3660>、JUKI<6440>などが東証1部上昇率上位となった。
一方、コマツ<6301>のほか、業績観測が報じられたSUBARU<72740>、一部メガバンクが融資の扱いを「要管理債権」に引き下げたと伝わった東芝<6502>などは軟調。また、市場予想を下回る今期計画がネガティブ視されたオリンパス<7733>は急反落し、ボルテージ<3639>やワコム<6727>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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【4日ぶり反落、利益確定売り優勢で小安く推移】9日(火)
■概況■19843.00、-52.70
9日(火)の日経平均は4日ぶり反落。フランス大統領選挙の結果を受けた8日の米国市場では、NYダウは上値が重く5ドル高にとどまった。一方、為替市場では1ドル=113円台前半まで円安が進み、本日の日経平均は19円高からスタートした。日経平均は2万円の大台回復が意識されるものの、直近3日で700円近く上昇したことから短期的な過熱感もあり、寄り付き後は利益確定売り優勢で小幅安水準でのもみ合いが続いた。日中の上下の値幅は79円ほどでこう着感の強い展開だった。
大引けの日経平均は前日比52.70円安の19843.00円となった。東証1部の売買高は19億9090万株、売買代金は2兆6103億円だった。業種別では、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属が下落率上位だった。一方、空運業、金属製品、建設業が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>やホンダ<7267>といった自動車株が軟調で、取引時間中に決算発表したSUBARU<7270>は下げ幅を広げ3%超安となった。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>などがさえない。東エレク<8035>や三菱商事<8058>は2%超の下落。Uアローズ<7606>は前日発表した決算を受けて大きく売られた。また、enish<3667>が急反落して東証1部下落率トップとなり、ALSOK<2331>やGセブンHD<7508>も上位に顔を出した。
一方、期限内に決算短信を発表する方向で調整と報じられた東芝<6502>が4%超上昇したほか、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、NTT<9432>などがしっかり。マネパG<8732>など仮想通貨関連銘柄の一角が物色を集めた。また、サニックス<4651>やレック<7874>がストップ高まで買われ東証1部上昇率上位となった。
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【反発、決算を受けた個別物色が活発に】10日(水)
■概況■19900.09、+57.09
10日(水)の日経平均は反発。9日の米国市場でNYダウは36ドル安となったものの、予想を上回る米経済指標や連銀総裁発言を受けて1ドル=114円台まで円安が進む場面があり、本日の日経平均は47円高からスタートした。しかし、北朝鮮が6回目の核実験実施を示唆したことなどから円安は一服し、寄り付き後の日経平均は手掛かり材料に乏しいなか19900円を挟んだもみ合いが続いた。日中の上下の値幅は約72円にとどまり、前日同様にこう着感の強い展開となったが、決算を受けた個別物色は活発だった。
大引けの日経平均は前日比57.09円高の19900.09円となった。東証1部の売買高は21億6989万株、売買代金は2兆7790億円だった。業種別では、鉄鋼が2%を超える上昇となったほか、その他製品、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、繊維製品、ガラス・土石製品、金属製品が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>などが堅調。東芝<6502>は半導体事業売却を巡る一部報道を受けて7%近い上昇となり、前日引け後に決算発表した三菱自<7211>、ベネッセHD<9783>、ミネベアミツミ<6479>も大きく買われた。また、オプテクスG<6914>、ASB機械<6284>、ヘリオステクノ<6927>などが東証1部上昇率上位となった。
一方、SUBARU<7270>が3%近く下落したほか、トヨタ自<7203>、ファナック<6954>、三菱商事<8058>もさえない。三菱UFJ<8306>は小幅に下げた。スクリーンHD<7735>や旭硝子<5201>は決算を受けて下げが目立ち、取引時間中に決算発表した三越伊勢丹<3099>も急落した。また、エイチワン<5989>、アニコムHD<8715>、ローランドDG<6789>などが東証1部下落率上位となった。
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【続伸、20000円を前に上値は重たい展開に】11日(木)
■概況■19961.55、+61.46
11日(木)の日経平均は続伸。10日の米国市場でNYダウは32ドル安となったものの、予想を上回る4月輸入物価指数や1ドル114円台までの円安進行を受け、本日の日経平均は43円高からスタートした。しかし、企業決算本格化や心理的な節目とされている日経平均2万円の大台目前での戻り売り圧力から、日通しでの値幅は約83円とこう着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比61.46円高の19961.55円となった。東証1部の売買高は22億9202万株、売買代金は2兆7932億円だった。業種別では、非鉄金属や銀行業の上昇が目立ったほか、情報通信業、ゴム製品、空運業が上昇率上位だった。一方で、パルプ紙、金属製品、鉄鋼、不動産業が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
10日に17年3月期純利益が1兆円超えとの発表が好感されたソフトバンクG<9984>や、第1四半期決算発表を受けて上振れ期待が高まったことから後場に6%超上昇したクラレ<3405>のほか、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>などが堅調。三菱自<7211>、ソレイジアF<4597>、JT<2914>も大きく買われた。また、大林道<1896>、新日電工<5563>などが東証1部上昇率上位となった。
一方で、三菱地所<8802>が2%超下落したほか、東芝<6502>、ソニー<6758>、ファナック<6954>、三菱商事<8058>はさえない。
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【反落、幻のSQを残すも下値は堅く】12日(金)
■概況■19883.90、-77.65
12日(金)の日経平均は反落。米国市場の下落の影響もあり利食い優勢の展開で始まると、週末要因のほか決算ピークとなることから、模様眺めムードの強い展開に。また、オプションSQでは225型が18万株超の買い越し、TOPIX型は売り越しだった。SQ値は概算で19991.27円となり、上に幻のSQを残した格好から、利益確定の流れ。もっとも、日銀のETF買い入れが観測されたほか、依然として先高期待が強く、下値の堅さは意識されている。
大引けの日経平均は前日比77.65円安の19883.90円となった。東証1部の売買高は22億4862万株、売買代金は2兆9645億円だった。業種別では、石油石炭が上昇率トップ。サービス、小売、陸運が堅調。半面、非鉄金属、不動産、ガラス土石、輸送用機器、パルプ紙が冴えない。
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