24日の米国市場ダイジェスト:ダウは74ドル高、FOMC議事録を好感
[17/05/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは74ドル高、FOMC議事録を好感
NYダウ ナスダック
終値:21012.42 終値:6163.02
前日比:+74.51 前日比:+24.31
始値:20949.21 始値:6154.18
高値:21022.82 高値:6166.09
安値:20933.58 安値:6139.33
24日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は74.51ドル高の21012.42、ナスダックは24.31ポイント高の6163.02で取引を終了した。朝方は買いが先行したものの、FOMC議事録の発表を午後に控えて上値の重い展開となった。FOMC議事録では、関係者の多くが年内のバランスシート縮小を支持したほか、早期の追加利上げが適切との見方を示したことが明らかとなった。発表後は、バランスシートの縮小ペースが比較的緩やかであることが好感され上昇した。S&P500が最高値を更新。セクター別では、消費者・サービスやメディアが上昇する一方で電気通信サービスやエネルギーが下落した。
会計ソフトウェアのインテュイット(INTU)は決算内容が好感され、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はソフトバンクのファンドが同社株を40億ドル相当取得し、4位株主となったことが明らかとなり、堅調推移。一方で、宝飾品のティファニー(TIF)は2-4月期の既存店売上高が予想外の減収となり、下落。ホームセンターのロウズ(LOW)は決算内容が嫌気され、売られた。
PCメーカーのHPインク(HPQ)はマーケット終了後に2-4月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れ、時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米FOMC議事録受けてドル弱含み
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円13銭まで上昇した後、111円48銭まで下落し、111円49銭で引けた。この日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(5月2-3日開催分)への警戒感から、ドル買いが先行。しかし、FOMC議事録では、近く利上げの見方や資産縮小への動きが示されたが、インフレ進展の減速リスクの指摘がみられたとして10年債利回りが低下し、ドル売りが優勢になった。
ユーロ・ドルは1.1169ドルまで下落後、1.1220ドルまで上昇。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁のフォワードガイダンス変更に否定的な発言を受けて、ユーロ売りが先行した。ユーロ・円は125円04銭から125円41銭で推移した。ポンド・ドルは1.2931ドルから1.2977ドルで推移。ドル・スイスフランは0.9777フランまで上昇後、0.9730フランまで下落した。
■NY原油:反落で51.36ドル、ガソリン在庫の減少規模に失望の見方
NY原油先物は反落(NYMEX原油7月限終値:51.36↓0.11)。51.83ドルまで上昇した後、51.03ドルまで下落した。この日発表された米エネルギー情報局(EIA)が週報(週次石油在庫統計)では、国内全体の原油在庫が予想以上に減少し、いったん買いになった。しかし、米国のドライブシーズンを前にガソリン在庫の減少が小さかったとして売りに転じたもよう。ただ、米FOMC議事録発表後のドル軟化で、下げ渋った。
25日開催のOPEC総会に向けては、「協調減産の継続期間で意見分かれる」(イラン石油相)、「協調減産幅拡大も選択肢」(クウェート石油相)、「協調減産の1年延長巡り協議へ」(露エネルギー相)などの発言が交錯した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.36ドル -0.03ドル(-0.13%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.63ドル +0.21ドル(+0.50%)
ゴールドマン・サックス(GS)223.83ドル +4.19ドル(+1.91%)
インテル(INTC) 36.12ドル +0.26ドル(+0.73%)
アップル(AAPL) 153.34ドル -0.46ドル(-0.30%)
アルファベット(GOOG) 954.96ドル +6.14ドル(+0.65%)
フェイスブック(FB) 150.04ドル +1.97ドル(+1.33%)
キャタピラー(CAT) 103.95ドル +0.32ドル(+0.31%)
アルコア(AA) 33.51ドル +0.25ドル(+0.75%)
ウォルマート(WMT) 78.15ドル -0.34ドル(-0.43%)
スプリント(S) 8.17ドル -0.01ドル(-0.12%)
<HT>
NYダウ ナスダック
終値:21012.42 終値:6163.02
前日比:+74.51 前日比:+24.31
始値:20949.21 始値:6154.18
高値:21022.82 高値:6166.09
安値:20933.58 安値:6139.33
24日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は74.51ドル高の21012.42、ナスダックは24.31ポイント高の6163.02で取引を終了した。朝方は買いが先行したものの、FOMC議事録の発表を午後に控えて上値の重い展開となった。FOMC議事録では、関係者の多くが年内のバランスシート縮小を支持したほか、早期の追加利上げが適切との見方を示したことが明らかとなった。発表後は、バランスシートの縮小ペースが比較的緩やかであることが好感され上昇した。S&P500が最高値を更新。セクター別では、消費者・サービスやメディアが上昇する一方で電気通信サービスやエネルギーが下落した。
会計ソフトウェアのインテュイット(INTU)は決算内容が好感され、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はソフトバンクのファンドが同社株を40億ドル相当取得し、4位株主となったことが明らかとなり、堅調推移。一方で、宝飾品のティファニー(TIF)は2-4月期の既存店売上高が予想外の減収となり、下落。ホームセンターのロウズ(LOW)は決算内容が嫌気され、売られた。
PCメーカーのHPインク(HPQ)はマーケット終了後に2-4月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れ、時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米FOMC議事録受けてドル弱含み
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円13銭まで上昇した後、111円48銭まで下落し、111円49銭で引けた。この日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(5月2-3日開催分)への警戒感から、ドル買いが先行。しかし、FOMC議事録では、近く利上げの見方や資産縮小への動きが示されたが、インフレ進展の減速リスクの指摘がみられたとして10年債利回りが低下し、ドル売りが優勢になった。
ユーロ・ドルは1.1169ドルまで下落後、1.1220ドルまで上昇。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁のフォワードガイダンス変更に否定的な発言を受けて、ユーロ売りが先行した。ユーロ・円は125円04銭から125円41銭で推移した。ポンド・ドルは1.2931ドルから1.2977ドルで推移。ドル・スイスフランは0.9777フランまで上昇後、0.9730フランまで下落した。
■NY原油:反落で51.36ドル、ガソリン在庫の減少規模に失望の見方
NY原油先物は反落(NYMEX原油7月限終値:51.36↓0.11)。51.83ドルまで上昇した後、51.03ドルまで下落した。この日発表された米エネルギー情報局(EIA)が週報(週次石油在庫統計)では、国内全体の原油在庫が予想以上に減少し、いったん買いになった。しかし、米国のドライブシーズンを前にガソリン在庫の減少が小さかったとして売りに転じたもよう。ただ、米FOMC議事録発表後のドル軟化で、下げ渋った。
25日開催のOPEC総会に向けては、「協調減産の継続期間で意見分かれる」(イラン石油相)、「協調減産幅拡大も選択肢」(クウェート石油相)、「協調減産の1年延長巡り協議へ」(露エネルギー相)などの発言が交錯した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.36ドル -0.03ドル(-0.13%)
モルガン・スタンレー(MS) 42.63ドル +0.21ドル(+0.50%)
ゴールドマン・サックス(GS)223.83ドル +4.19ドル(+1.91%)
インテル(INTC) 36.12ドル +0.26ドル(+0.73%)
アップル(AAPL) 153.34ドル -0.46ドル(-0.30%)
アルファベット(GOOG) 954.96ドル +6.14ドル(+0.65%)
フェイスブック(FB) 150.04ドル +1.97ドル(+1.33%)
キャタピラー(CAT) 103.95ドル +0.32ドル(+0.31%)
アルコア(AA) 33.51ドル +0.25ドル(+0.75%)
ウォルマート(WMT) 78.15ドル -0.34ドル(-0.43%)
スプリント(S) 8.17ドル -0.01ドル(-0.12%)
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