29日の米国市場ダイジェスト:ダウ167ドル安、ハイテクセクターに売りが広がる
[17/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウ167ドル安、ハイテクセクターに売りが広がる
NYダウ ナスダック
終値:21287.03 終値:6144.35
前日比:-167.58 前日比:-90.06
始値:21487.38 始値:6215.49
高値:21487.38 高値:6216.60
29日の米国株式相場は下落。ダウ平均は167.58ドル安の21287.03、ナスダックは90.06ポイント安の6144.35で取引を終了した。朝方は、米連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステスト(健全性審査)で大手銀行すべてが合格したことで金融株を中心に上昇したものの、ハイテク株の売りが上げ幅を打ち消し、軟調推移となった。1-3月期GDP確定値が予想を上回ったものの、相場への影響は限られた。セクター別では、銀行や自動車・自動車部品が上昇する一方で半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが下落した。
FRBによる資本計画の承認を受けて、自社株買いや増配を発表したシティグループ(C)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)などの大手金融株が上昇。ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)は同業ライト・エイド(RAD)の買収を断念し、買われた。一方で、家具小売のピア・ワン・インポーツ(PIR)は決算内容が嫌気され、下落。主要ハイテク株であるアップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOGL)は、四半期末でポジション調整や利益確定と思しき売りが広がった。
本日、ニューヨーク証券取引所に上場した食材宅配サービス新興企業のブルーエプロン(APRN)は、公開価格の10ドルを僅かに上回り、初日の取引を終えた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米株安を嫌気してドルは一時112円割れ
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円93銭まで上昇後、111円82銭へ反落し112円15銭で引けた。米国の1-3月期GDP確定値が改定値から上方修正されたことを受けて、年内利上げ観測が強まりドル買いに拍車がかかった。その後、株式相場の下落を嫌ったリスク回避のドル売り・円買いが活発となり、ドルは伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.1388ドルから1.1445ドルまで上昇し1.1440ドルで引けた。ユーロ圏6月景況感指数が10年ぶり高水準に達したことを受けて、欧米金利差の縮小観測からユーロ買い・ドル売りが続いた。ユーロ・円は、128円83銭まで上昇後、127円87銭まで反落。ポンド・ドルは、1.2957ドルから1.3015ドルへ上昇した。英国中銀の年内利上げを織り込むポンド買いが続いた。ドル・スイスは、0.9598フランから0.9556フランまで下落した。
■NY原油:小幅続伸で44.93ドル、需給改善への期待持続
NY原油先物8月限は小幅続伸(NYMEX原油8月限終値:44.93 ↑0.19)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.19ドルの44.93ドルで取引を終えた。米国内の原油生産量が低下するとの見方やガソリン在庫の減少が引き続き材料視されたようだ。ユーロ高・米ドル安が続いていることも意識された。需給見通しの大幅な改善は期待できないが、原油供給超過の状態はいずれ解消されるとの見方は維持されており、原油先物は底堅い動きを見せている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.32ドル +0.44ドル(+1.84%)
モルガン・スタンレー(MS) 44.75ドル +0.43ドル(+0.97%)
ゴールドマン・サックス(GS)224.41ドル +1.19ドル(+0.53%)
インテル(INTC) 33.54ドル -0.66ドル(-1.93%)
アップル(AAPL) 143.68ドル -2.15ドル(-1.47%)
アルファベット(GOOG) 917.79ドル -22.7ドル(-2.41%)
フェイスブック(FB) 151.04ドル -2.20ドル(-1.44%)
キャタピラー(CAT) 105.64ドル -0.81ドル(-0.76%)
アルコア(AA) 33.18ドル +0.23ドル(+0.70%)
ウォルマート(WMT) 75.93ドル -0.58ドル(-0.76%)
スプリント(S) 8.15ドル -0.13ドル(-1.57%)
<HT>
NYダウ ナスダック
終値:21287.03 終値:6144.35
前日比:-167.58 前日比:-90.06
始値:21487.38 始値:6215.49
高値:21487.38 高値:6216.60
29日の米国株式相場は下落。ダウ平均は167.58ドル安の21287.03、ナスダックは90.06ポイント安の6144.35で取引を終了した。朝方は、米連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステスト(健全性審査)で大手銀行すべてが合格したことで金融株を中心に上昇したものの、ハイテク株の売りが上げ幅を打ち消し、軟調推移となった。1-3月期GDP確定値が予想を上回ったものの、相場への影響は限られた。セクター別では、銀行や自動車・自動車部品が上昇する一方で半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが下落した。
FRBによる資本計画の承認を受けて、自社株買いや増配を発表したシティグループ(C)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)などの大手金融株が上昇。ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)は同業ライト・エイド(RAD)の買収を断念し、買われた。一方で、家具小売のピア・ワン・インポーツ(PIR)は決算内容が嫌気され、下落。主要ハイテク株であるアップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOGL)は、四半期末でポジション調整や利益確定と思しき売りが広がった。
本日、ニューヨーク証券取引所に上場した食材宅配サービス新興企業のブルーエプロン(APRN)は、公開価格の10ドルを僅かに上回り、初日の取引を終えた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米株安を嫌気してドルは一時112円割れ
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円93銭まで上昇後、111円82銭へ反落し112円15銭で引けた。米国の1-3月期GDP確定値が改定値から上方修正されたことを受けて、年内利上げ観測が強まりドル買いに拍車がかかった。その後、株式相場の下落を嫌ったリスク回避のドル売り・円買いが活発となり、ドルは伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.1388ドルから1.1445ドルまで上昇し1.1440ドルで引けた。ユーロ圏6月景況感指数が10年ぶり高水準に達したことを受けて、欧米金利差の縮小観測からユーロ買い・ドル売りが続いた。ユーロ・円は、128円83銭まで上昇後、127円87銭まで反落。ポンド・ドルは、1.2957ドルから1.3015ドルへ上昇した。英国中銀の年内利上げを織り込むポンド買いが続いた。ドル・スイスは、0.9598フランから0.9556フランまで下落した。
■NY原油:小幅続伸で44.93ドル、需給改善への期待持続
NY原油先物8月限は小幅続伸(NYMEX原油8月限終値:44.93 ↑0.19)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.19ドルの44.93ドルで取引を終えた。米国内の原油生産量が低下するとの見方やガソリン在庫の減少が引き続き材料視されたようだ。ユーロ高・米ドル安が続いていることも意識された。需給見通しの大幅な改善は期待できないが、原油供給超過の状態はいずれ解消されるとの見方は維持されており、原油先物は底堅い動きを見せている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.32ドル +0.44ドル(+1.84%)
モルガン・スタンレー(MS) 44.75ドル +0.43ドル(+0.97%)
ゴールドマン・サックス(GS)224.41ドル +1.19ドル(+0.53%)
インテル(INTC) 33.54ドル -0.66ドル(-1.93%)
アップル(AAPL) 143.68ドル -2.15ドル(-1.47%)
アルファベット(GOOG) 917.79ドル -22.7ドル(-2.41%)
フェイスブック(FB) 151.04ドル -2.20ドル(-1.44%)
キャタピラー(CAT) 105.64ドル -0.81ドル(-0.76%)
アルコア(AA) 33.18ドル +0.23ドル(+0.70%)
ウォルマート(WMT) 75.93ドル -0.58ドル(-0.76%)
スプリント(S) 8.15ドル -0.13ドル(-1.57%)
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