25日の米国市場ダイジェスト:ダウ30ドル高、税制改革法案成立への期待が相場の下支え
[17/08/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウ30ドル高、税制改革法案成立への期待が相場の下支え
25日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は30.27ドル高の21813.67、ナスダックは5.68ポイント安の6265.64で取引を終了した。コーン国家経済会議(NEC)委員長が税制改革法案の年内成立に意欲を示したことで、買いが先行。注目の金融・経済シンポジウムでイエレンFRB議長は金融政策に関して言及しなかったことから、その後は上値の重い展開となった。セクター別では、運輸や電気通信サービスが上昇する一方で半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが下落した。
医薬品のアダマス・ファーマシューティカルズ(ADMS)はパーキンソン病治療薬が米食品医薬品局(FDA)の認可を受け、約40%の大幅上昇。ビッグデータ関連ソフトウェアのスプランク(SPLK)は決算内容が好感され、堅調推移。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)やディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)はジェフリーズが投資判断を引き下げ、下落した。
ハリケーン「ハービー」は、土曜日に石油精製施設が集中するテキサス州ヒューストン付近に上陸する恐れがあり、週明けの原油相場への影響が予想される。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドラギECB総裁は金融政策言及なし、緩和縮小観測根強くユーロ急伸
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円84銭まで上昇後、109円12銭まで反落し、109円33銭で引けた。イエレンFRB議長のジャクソンホールでの講演で年あと一回の利上げが示唆されるとの思惑にドル買いがいったん強まった。しかし、イエレン議長が金融政策に関する明確な言及をしなかったため、失望感からドル売りが加速。
ユーロ・ドルは、1.1786ドルから1.1941ドルまで上昇し1.1919ドルで引けた。ドラギECB総裁はジャクソンホールでの講演で、期待されていたテーパリング計画を示唆しかなったもののユーロ高けん制もなく、引き続きテーパリング観測を受けたユーロ買いが継続した。
ユーロ・円は、129円40銭から130円44銭まで上昇。域内の金利先高感に伴うユーロ買いが強まった。
ポンド・ドルは、1.2813ドルから1.2889ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9661フランから0.9551フランへ下落した。
■NY原油:反発で47.87ドル、ハリケーンの影響で供給不安台頭
NY原油先物10月限は反発(NYMEX原油10月限終値:47.87 ↑0.44)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.44ドルの47.87ドルで取引を終えた。ハリケーンの接近によって米メキシコ湾岸の原油生産の約22%がストップしたことが要因。米エネルギー省は、ハリケーンの影響を考慮して、米国の非常備蓄原油を放出する用意があると発表した。24日時点ではメキシコ湾岸地域の製油所閉鎖に伴い原油在庫の積み上がりが予想されていたが、生産停止による供給不安が台頭し、原油先物相場を下支えした。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.77ドル -0.07ドル(-0.29%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.94ドル -0.06ドル(-0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)222.47ドル -0.52ドル(-0.23%)
インテル(INTC) 34.67ドル -0.04ドル(-0.12%)
アップル(AAPL) 159.86ドル +0.59ドル(+0.37%)
アルファベット(GOOG) 915.89ドル -5.39ドル(-0.59%)
フェイスブック(FB) 166.32ドル -1.42ドル(-0.85%)
キャタピラー(CAT) 115.35ドル +0.57ドル(+0.50%)
アルコア(AA) 41.21ドル -0.13ドル(-0.31%)
ウォルマート(WMT) 78.63ドル +0.29ドル(+0.37%)
スプリント(S) 8.43ドル +0.01ドル(+0.12%)
<HT>
25日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は30.27ドル高の21813.67、ナスダックは5.68ポイント安の6265.64で取引を終了した。コーン国家経済会議(NEC)委員長が税制改革法案の年内成立に意欲を示したことで、買いが先行。注目の金融・経済シンポジウムでイエレンFRB議長は金融政策に関して言及しなかったことから、その後は上値の重い展開となった。セクター別では、運輸や電気通信サービスが上昇する一方で半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが下落した。
医薬品のアダマス・ファーマシューティカルズ(ADMS)はパーキンソン病治療薬が米食品医薬品局(FDA)の認可を受け、約40%の大幅上昇。ビッグデータ関連ソフトウェアのスプランク(SPLK)は決算内容が好感され、堅調推移。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)やディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)はジェフリーズが投資判断を引き下げ、下落した。
ハリケーン「ハービー」は、土曜日に石油精製施設が集中するテキサス州ヒューストン付近に上陸する恐れがあり、週明けの原油相場への影響が予想される。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドラギECB総裁は金融政策言及なし、緩和縮小観測根強くユーロ急伸
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円84銭まで上昇後、109円12銭まで反落し、109円33銭で引けた。イエレンFRB議長のジャクソンホールでの講演で年あと一回の利上げが示唆されるとの思惑にドル買いがいったん強まった。しかし、イエレン議長が金融政策に関する明確な言及をしなかったため、失望感からドル売りが加速。
ユーロ・ドルは、1.1786ドルから1.1941ドルまで上昇し1.1919ドルで引けた。ドラギECB総裁はジャクソンホールでの講演で、期待されていたテーパリング計画を示唆しかなったもののユーロ高けん制もなく、引き続きテーパリング観測を受けたユーロ買いが継続した。
ユーロ・円は、129円40銭から130円44銭まで上昇。域内の金利先高感に伴うユーロ買いが強まった。
ポンド・ドルは、1.2813ドルから1.2889ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9661フランから0.9551フランへ下落した。
■NY原油:反発で47.87ドル、ハリケーンの影響で供給不安台頭
NY原油先物10月限は反発(NYMEX原油10月限終値:47.87 ↑0.44)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.44ドルの47.87ドルで取引を終えた。ハリケーンの接近によって米メキシコ湾岸の原油生産の約22%がストップしたことが要因。米エネルギー省は、ハリケーンの影響を考慮して、米国の非常備蓄原油を放出する用意があると発表した。24日時点ではメキシコ湾岸地域の製油所閉鎖に伴い原油在庫の積み上がりが予想されていたが、生産停止による供給不安が台頭し、原油先物相場を下支えした。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.77ドル -0.07ドル(-0.29%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.94ドル -0.06ドル(-0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)222.47ドル -0.52ドル(-0.23%)
インテル(INTC) 34.67ドル -0.04ドル(-0.12%)
アップル(AAPL) 159.86ドル +0.59ドル(+0.37%)
アルファベット(GOOG) 915.89ドル -5.39ドル(-0.59%)
フェイスブック(FB) 166.32ドル -1.42ドル(-0.85%)
キャタピラー(CAT) 115.35ドル +0.57ドル(+0.50%)
アルコア(AA) 41.21ドル -0.13ドル(-0.31%)
ウォルマート(WMT) 78.63ドル +0.29ドル(+0.37%)
スプリント(S) 8.43ドル +0.01ドル(+0.12%)
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