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明日以降は再び中小型株にシフトしやすい面も【クロージング】

注目トピックス 市況・概況
30日の日経平均は反発。143.99円高の19506.54円(出来高概算17億株)で取引を終えた。29日の米国市場では、北朝鮮によるミサイル発射を受けて売りが先行したが、トランプ大統領の反応が比較的穏やかだったことから、大規模な戦闘にはつながらないとの楽観的な見方が広がった。引けにかけて切り返す展開になり、この流れを引き継ぐ格好から、日経平均は反発して始まると、前場半ばには19500円を回復する場面をみせている。しかし、北朝鮮を巡る緊張が払拭された訳ではなく、19500円処が心理的な抵抗となる形となり、狭いレンジでのこう着が続いた。

ただ、そんな中でも大引けでJPX日経400のリバランス需給が発生するなか、先回り組みの反対売買からリバウンド基調が強まる銘柄も散見されるなか、日経平均は終値ベースで9営業日ぶりに19500円を回復して取引を終えた。セクターでは海運、倉庫運輸、水産農林、鉄鋼、食料品が上昇。半面、鉱業、石油石炭、非鉄が小安い。東証1部の騰落銘柄は、リバランス需給の流れもあり、値上がり数は1300を突破して全体の6割を超えていた。

日経平均は5日線を突破して始まり、同線を終日上回っての推移となった。しかし、ここ最近の19300-19500円辺りでのもち合いが意識されており、19500円処が心理的な上値抵抗線となる。また、本日はJPX日経400のリバランスといったイベントドリブンの流れもあったため、イベント通過によって手掛かり材料に欠けるほか、米国では重要な経済指標の発表を控えていることもあり、明日以降は再び中小型株にシフトしやすい面はありそうだ。


<AK>

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