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【FISCOソーシャルレポーター】個人ブロガー三竿郁夫氏:「エネルギー物流と貯蔵が変革する!」

注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人ブロガー三竿郁夫氏(ブログ「IA工房」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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「エネルギー物流と貯蔵が変革する!」
後進国も含めた太陽光等の再生可能エネルギーへの投資加速と世界的なEV普及加速計画が産業界に大きな影響を与えつつある。その状況下で、エネルギーの生成技術と利用技術だけでなく、現在の主力二次エネルギー「電力」の最大の欠点である「物流と貯蔵」の課題を解いていく、エネルギーのローカルなまたグローバルな安定供給のための先端技術、イノベーションおよび電力を補完する二次エネルギーが注目されている。

最近の注目すべき技術、会社を拾ってみた。ソフトバンクグループ<9984>のSBエネジーは、北海道に太陽光発電システムと大容量のリチウム蓄電池(17MWh)を併設した発電所を作り、地元2万世帯の家庭に安定電力を提供する計画を立てている。

竹中工務店は、独自のBEMS、「I.SEM」を開発し顧客のビルの省エネ管理や、太陽光発電、蓄電池のみならず、電気自動車への充電対応も含めた総合的なエネルギー管理ビルのサービスを提供している。

大和ハウス工業<1925>は、経産省の委託を受けた三菱総研<3636>とともに、家庭内のAI技術とセンサー技術を活用したHEMSの実証実験を行う。

トヨタ自<7203>は、東京工業大学と全固体電池の研究、実用化開発を続けてきたが、2022年をめどに全固体電池を積むEVを国内発売する方針を固めたと言われている。全固体電池は、バッテリーコンパクト化の革命的技術の本命だ。

川崎重工業<7012>は、オーストラリアと日本を結んで、液体水素を二次エネルギーとして運ぶ運搬船の実証実験を2020年には始めようとしている。オーストラリアは、輸送が困難のために活用されていない褐炭を大量に埋蔵している。褐炭を現地で二次エネルギー液体水素に変換し輸送できれば、オーストラリアにとっては大きな輸出資源に成長させることができる。タンカーや石炭船やガス船等専門船で一次エネルギーを運ぶという概念を変えてしまうトリガーになるかもしれない。

前川製作所は、東北大学と太陽光発電の電力を水素と蓄電池を併用して貯蔵できるシステムを開発したことを発表した。

岩谷産業<8088>は、水素輸送車や水素ステーションの開発、実用化をいち早く手がけてきた。環境省の委託を受け、水素社会に向けてトヨタ自や東芝<6502>と共に燃料電池車と液体水素供給網の実証事件を行う。

地球環境課題が解決できるかは、各国のエネルギー戦略と密接に関係している。先行するヨーロッパや上記の日本の先端技術は、今後アジア各国の環境保全に多いに貢献することになるだろう。目先の利益だけでなく、アジアの環境問題解決も視野に入れたグローバルな視点のある経営者が、日本の最先端技術をインキュベーションし、きちっとしたビジネスに導いていって欲しい。

執筆者名:三竿郁夫IA工房代表
ブログ名: 「IA工房」



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