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今週の【JASDAQ市場】9月11日〜15日『北朝鮮への警戒感後退で連日の年初来高値更新』

注目トピックス 市況・概況
【反発、警戒感が一旦後退し買い戻しの動きに】11日(月)

■概況■3421.90、+46.55
11日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20が反発、J-Stock Indexが続伸となった。値上がり数は528、値下がり数は97、変わらずは60。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始した後も、堅調な値動き。緩やかながら後場に再度上昇を見せ、きょうの高値圏で取引を終えている。

◆注目銘柄◆
明豊エンター<8927>が上昇率トップ。北朝鮮への警戒感の後退で、業績期待が再燃したもよう。田中化研<4080>は、東証が同社株に関して、本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。また、日証金も同日から増担保金徴収措置を解除した。リチウムイオン電池関連銘柄として市場の関心が高く、信用規制解除を受けて物色が向かった。なお、nms<2162>も本日売買分から信用規制が解除されている。

東和フード<3329>は後場に急伸し、上場来高値を更新。1株につき2株の割合で株式分割を実施するとの発表が材料視された。また、菊水電子<6912>はリチウムイオン電池関連、小田原エンジニアリング<6149>はEV関連としてそれぞれ資金を集めた。

その他、トーシン<9444>、クレステック<7812>、パウダーテック<5695>、fonfun<2323>などが上昇率上位にランクイン。

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【年初来高値更新、田中化研などに物色向かう】12日(火)

■概況■3460.04、+38.14
12日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸となった。値上がり数は477、値下がり数は141、変わらずは65。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後も終日堅調な値動きとなり、JASDAQ平均は年初来高値を更新している

◆注目銘柄◆
田中化研<4080>が上昇率トップ。中国政府がガソリン車やディーゼル車の製造・販売を禁止する方針と一部メディアが報じたことで、本日もリチウムイオン電池関連銘柄として市場の関心が高い同社に資金が向かった。その他、IMV<7760>や菊水電子<6912>、小田原エンジニアリング<6149>なども物色対象に。

オンキヨー<6628>は、子会社が防沫仕様ワイヤレスインナーイヤーヘッドホンの発売、nms<2162>は外国人技能実習生向け研修事業会社「日本技能教育機構(JATEO)」の設立をそれぞれ発表している。

その他、ソレキア<9867>、放電精密<6469>、ニッポン高度紙<3891>、エプコ<2311>などが上昇率上位にランクイン。

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【連日の年初来高値更新、ソフトフロンがストップ高】13日(水)

■概況■3477.77、+17.73
13日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続伸となった。値上がり数は378、値下がり数は238、変わらずは71。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。寄り付き後は終日狭いレンジ内での推移となったが、JASDAQ平均は連日で年初来高値を更新している。

◆注目銘柄◆
ソフトフロン<2321>がストップ高で上昇率トップ。光通信<9435>と合弁会社を9月13日(予定)に設立し、電力等の媒介販売事業を開始すると発表。営業力強化による業績好転への期待感が先行する格好に。トミタ電機<6898>や小田原エンジニアリング<6149>はEV関連として、IMV<7760>や菊水電子<6912>などはリチウムイオン電池関連として連日物色対象になっている。

MICS化学<7899>はストップ高。第1四半期決算の大幅増益着地がポジティブサプライズに。ハピネス&D<3174>は、業績予想の上方修正が好感された。なお、17年8月期の営業利益予想を従来の4.21億円から5.30億円へと引き上げている。

その他、タカギセイコー<4242>、細谷火工<4274>、五洋インテックス<7519>、Mipox<5381>などが上昇率上位にランクイン。


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【反落、細谷火工が上昇率トップ】14日(木)

■概況■3469.89、-7.88
14日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って反落となった。値上がり数は229、値下がり数は395、変わらずは62。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後、日経平均の下落にともなってマイナスに転換、そのままマイナス圏で取引を終えている。なお、JASDAQ平均は連日で年初来高値を更新した。

◆注目銘柄◆
細谷火工<4274>が上昇率トップ。北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会が、日本に対し「日本列島4島を核爆弾で海に沈めなければならない」と威嚇したことが報じられた。これを受けて、同社など防衛関連銘柄の一角に物色が再燃する展開に。第一化成<4235>は、一部メディアで「勝ち残り企業」として取り上げられたことが材料視されたもよう。足元で人気化していたEV関連やリチウムイオン関連の一角に利益確定売りが広がったなか、ジオマテック<6907>など有機EL関連に物色の矛先が向かった。

ウチダエスコ<4699>は、日本マイクロソフト(MS)とSurface認定サービスプロバイダー(ASP)第1号契約を締結したと発表し、関心を集めた。

その他、トミタ電機<6898>、ヤマノHD<7571>、石井工作研究所<6314>、小田原エンジニアリング<6149>などが上昇率上位にランクイン。

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【年初来高値更新、明豊エンタープライズが上昇率トップ】15日(金)

■概況■3497.15、+27.26
15日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って反発となった。値上がり数は402、値下がり数は210、変わらずは68。JASDAQ平均は小幅ながら売り先行で取引を開始。しかし、寄り付き直後を安値にすぐさまプラスに転じると、そのまま終日上げ幅を広げる展開となった。なお、JASDAQ平均は連日で年初来高値を更新している。

◆注目銘柄◆
明豊エンタープライズ<8927>がストップ高で上昇率トップ。17年7月期決算を発表。営業利益は前期比47.2%増の6.75億円となり、従来予想(5.80億円)を上回って着地した。また、18年7月期の通期業績は営業利益が同3.2倍の21.70億円に急拡大する見通しを示しており、ポジティブ視されたようだ。昭和真空<6384>は、18年3月期の上期及び通期業績予想の修正が材料視されてストップ高に。

日本の製造業大手が量子コンピューターを相次ぎ導入すると一部メディアが報じたことで、NF回路<6864>など量子コンピューター関連の銘柄に改めて物色が向かった。ノムラシステム<3940>は、上場1周年記念株主優待を実施すると発表し関心を集めた。今年9月末時点で1単元(100株)以上保有する株主を対象とし、一律クオカード1000円分を贈呈するようだ。

その他、ムトー精工<7927>、シスロケ<2480>、ヒップ<2136>、Mipox<5381>などが上昇率上位にランクイン。


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