19日の米国市場ダイジェスト:ダウ39ドル高、FOMC控えて手控えムード
[17/09/20]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウ39ドル高、FOMC控えて手控えムード
19日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は39.45ドル高の22370.80、ナスダックは6.68ポイント高の6461.32で取引を終了した。買いが先行したものの、本日から2日間にわたり開催される連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。米長期金利の上昇で金融セクターが選好された。ダウとS&Pは最高値を更新した。セクター別では、電気通信サービスや銀行が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスや不動産が下落した。
通信大手のTモバイルUS(TMUS)とスプリント(S)は株式交換による合併に向けて積極的に協議を行なっていることが報じられ、ともに上昇。小売のコールズ(KSS)は10月から一部の同社店舗にてアマゾンの返品代行を請け負うと発表し、堅調推移。アパレルのマイケル・コース(KORS)やギャップ(GPS)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、電気自動車のテスラ(TSLA)はジェフリーズが20年までの赤字継続を予想したほか、大幅な下落余地を指摘し、下落。ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は同業ライト・エイド(RAD)の買収を巡る再修正案を連邦取引委員会が承認したと報じられたが、売られた。
調査会社NPDグループによると、1-8月における米スニーカー市場占有率は、独アディダスがナイキ(NKE)を抜いたことが明らかとなった。スポーツ小売各社が取扱品目をアディダス重視に転じれば、ナイキの販路が不安定となる可能性もある。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利上昇を意識してドル・円は下げ渋る
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円20銭へ下落後、111円83銭まで上昇し111円60銭で引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1961ドルへ下落後、1.2007ドルまで上昇し、1.1995ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)をめぐり意見が相違しているとの報道が上値を抑制したものの、ドイツの景気期待指数の予想以上の改善を受けたユーロ買いが下支えとなった。ユーロ・円は、133円27銭から133円90銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.3537ドルから1.3475ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9613フランから0.9649フランへ上昇した。
■NY原油:反落で49.48ドル、原油在庫の増加予想を嫌気
原油先物10月限は反落(NYMEX原油10月限終値:49.48 ↓0.43)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比-0.43ドルの49.48ドルで取引を終えた。時間外取引で50.42ドルまで上昇する場面があったが、50ドル台では利食い売りが観測されており、原油先物は伸び悩んだ。20日発表予定の週間在庫統計で原油在庫の増加が予想されていることや、米長期金利の上昇が嫌気されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.86ドル +0.16ドル(+0.65%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.67ドル +0.35ドル(+0.74%)
ゴールドマン・サックス(GS)228.91ドル +1.38ドル(+0.61%)
インテル(INTC) 37.23ドル +0.23ドル(+0.62%)
アップル(AAPL) 158.73ドル +0.06ドル(+0.04%)
アルファベット(GOOG) 921.81ドル +6.81ドル(+0.74%)
フェイスブック(FB) 172.52ドル +2.51ドル(+1.48%)
キャタピラー(CAT) 124.74ドル +0.91ドル(+0.73%)
アルコア(AA) 46.20ドル +1.29ドル(+2.87%)
ウォルマート(WMT) 80.05ドル +0.05ドル(+0.06%)
スプリント(S) 8.20ドル +0.52ドル(+6.77%)
<HT>
19日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は39.45ドル高の22370.80、ナスダックは6.68ポイント高の6461.32で取引を終了した。買いが先行したものの、本日から2日間にわたり開催される連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。米長期金利の上昇で金融セクターが選好された。ダウとS&Pは最高値を更新した。セクター別では、電気通信サービスや銀行が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスや不動産が下落した。
通信大手のTモバイルUS(TMUS)とスプリント(S)は株式交換による合併に向けて積極的に協議を行なっていることが報じられ、ともに上昇。小売のコールズ(KSS)は10月から一部の同社店舗にてアマゾンの返品代行を請け負うと発表し、堅調推移。アパレルのマイケル・コース(KORS)やギャップ(GPS)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、電気自動車のテスラ(TSLA)はジェフリーズが20年までの赤字継続を予想したほか、大幅な下落余地を指摘し、下落。ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は同業ライト・エイド(RAD)の買収を巡る再修正案を連邦取引委員会が承認したと報じられたが、売られた。
調査会社NPDグループによると、1-8月における米スニーカー市場占有率は、独アディダスがナイキ(NKE)を抜いたことが明らかとなった。スポーツ小売各社が取扱品目をアディダス重視に転じれば、ナイキの販路が不安定となる可能性もある。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米長期金利上昇を意識してドル・円は下げ渋る
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円20銭へ下落後、111円83銭まで上昇し111円60銭で引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1961ドルへ下落後、1.2007ドルまで上昇し、1.1995ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)をめぐり意見が相違しているとの報道が上値を抑制したものの、ドイツの景気期待指数の予想以上の改善を受けたユーロ買いが下支えとなった。ユーロ・円は、133円27銭から133円90銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.3537ドルから1.3475ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9613フランから0.9649フランへ上昇した。
■NY原油:反落で49.48ドル、原油在庫の増加予想を嫌気
原油先物10月限は反落(NYMEX原油10月限終値:49.48 ↓0.43)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比-0.43ドルの49.48ドルで取引を終えた。時間外取引で50.42ドルまで上昇する場面があったが、50ドル台では利食い売りが観測されており、原油先物は伸び悩んだ。20日発表予定の週間在庫統計で原油在庫の増加が予想されていることや、米長期金利の上昇が嫌気されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.86ドル +0.16ドル(+0.65%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.67ドル +0.35ドル(+0.74%)
ゴールドマン・サックス(GS)228.91ドル +1.38ドル(+0.61%)
インテル(INTC) 37.23ドル +0.23ドル(+0.62%)
アップル(AAPL) 158.73ドル +0.06ドル(+0.04%)
アルファベット(GOOG) 921.81ドル +6.81ドル(+0.74%)
フェイスブック(FB) 172.52ドル +2.51ドル(+1.48%)
キャタピラー(CAT) 124.74ドル +0.91ドル(+0.73%)
アルコア(AA) 46.20ドル +1.29ドル(+2.87%)
ウォルマート(WMT) 80.05ドル +0.05ドル(+0.06%)
スプリント(S) 8.20ドル +0.52ドル(+6.77%)
<HT>