【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株大臣福ちゃん:環境問題関連銘柄
[17/10/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株大臣福ちゃん」氏(ブログ「株大臣福ちゃんの株会議」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年10月18日9時に執筆
誰もがよく耳にする言葉のひとつに「環境問題」がある。
ただし、深刻な状況だということは誰もが理解していても、その実態を正確に把握している人は非常に少ない。一般に認知されているよりも環境問題の実態は、はるかに深刻だ。世界各国、それぞれの方法で環境問題に取組む姿勢が見えるようになった。一方で温室効果ガス削減について、京都議定書やパリ協定の締約国(加盟国)ではない国をどのように巻き込んでいくのかが大きな課題となっている。
「エコ」という言葉が定着しつつある今、どのように環境問題と向き合うのかが問われている。
〇小池百合子氏が掲げる環境政策
小池百合子氏は、2003年〜2006年の小泉内閣で環境大臣を務めた経験がある。現在、東京都知事を務める同氏は、2017年10月1日から都内で開催されていた「朝日地球会議(朝日新聞主催のフォーラムイベント)」で東京都の環境政策についてのプレゼンテーションをおこなった。国際社会が合意した「パリ協定」の長期目標を確認した上で、東京都は「ゼロエミッション(排出ゼロ)」を目指すといった内容が語られた。
関連する取り組みとして、排出量取引制度、LED照明の普及促進、CO2フリー水素の導入促進などについて言及したほか、電気自動車(EV)普及促進のために集合住宅での充電設備設置補助といった新しい施策についても紹介した。2030年までに原発ゼロ、再エネ比率30%、省エネの徹底を公約に掲げる「希望の党」。一体どの程度まで環境問題に取組むことができるのかが今後注目のポイントだろう。
〇環境問題有識者が指摘する食糧危機
旭硝子財団では、1992年から世界の環境問題有識者を対象に「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」を実施している。2017年に実施したアンケートの結果、たった1年で食糧への危機感が急増していることが判明した。
旭硝子財団は毎年アンケートの結果を集計し「環境危機時計」を発表しているのだが、2017年の環境危機時計は前年よりも2分針が進んだ9時33分という結果になっている。調査が始まって以来、2008年と並びもっとも危機への時刻が進むことになった。ちなみに目安として、1時〜3時:心配なし、3時〜6時:少々不安、6時〜9時:かなり不安、9時〜12時:極めて不安となっている。
人類存続に関連する項目として挙げられている9項目(気候変動、生物圏保全性、水資源、食糧、経済、環境など)の中でひときわ注目を集めたのが食糧だ。今年は44分も針が進む結果となり危機感が急増している。
○環境問題関連銘柄
<7203>トヨタ自動車
自動車業界ではCO2、有害物質を含む排気ガスを排出しないよう環境に優しい研究がおこなわれてきた。その結果、水素燃料を使用しCO2を排出しないFCV(燃料電池車)の「ミライ」を発売し注目を浴びたのが「トヨタ」だ。インフラ整備、コスト削減、水素を製造する際に必要なCO2の排出量を減らす問題など、まだ課題はあるもののエコへの取り組みを先取りしているトヨタは、環境問題関連銘柄として魅力的な銘柄だと言えるだろう。
<2931>ユーグレナ
ミドリムシの学名「ユーグレナ」を社名に掲げているとおり、同社はミドリムシ配合の食品やサプリメントを製造している。その他、積極的に取り組んでいる事業にミドリムシを飛行機の燃料にするための研究がある。CO2排出量がゼロのミドリムシ燃料。実用化されれば、地球温暖化対策として大きな一歩を踏み出すことができそうだ。高い自己資本比率を誇るユーグレナは、将来を見込んで見守っていきたい環境問題関連銘柄といえるだろう。
<6299>神鋼環境ソリューション
神戸市中央区に本社を構える神戸製鋼グループの企業で、ごみ焼却、水処理ビジネスを主に手がけている。日本では、安心かつ安全な水を手に入れることは容易だ。しかし、新興諸国では状況が変わってくる。要約してしまえば、水処理ビジネスの明るい将来が広がっているということだ。また、赤字続きという理由から設備更新ができない地方の小規模な水道局が統合していけば、新たな水処理施設更新の需要が生まれてくる可能性もある。長い目線で見守っていきたい環境問題関連銘柄のひとつだ。
〇環境問題関連銘柄・福ちゃん的まとめ
環境問題関連銘柄としては、環境のリスクからエコカー、太陽電池、水関連の銘柄が注目されることが多い。国内外で多様な需要を取り込める可能性があるテーマ株だ。動向はこまめに、幅広くチェックする必要があると言えるだろう。
このほかにも様々なテーマ株における銘柄紹介をブログにて定期的におこなっている。検索サイトで「株大臣福ちゃんの株会議」と検索してもらって是非ともチェックして欲しい。
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執筆者名:株大臣福ちゃん
ブログ名:株大臣福ちゃんの株会議
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※2017年10月18日9時に執筆
誰もがよく耳にする言葉のひとつに「環境問題」がある。
ただし、深刻な状況だということは誰もが理解していても、その実態を正確に把握している人は非常に少ない。一般に認知されているよりも環境問題の実態は、はるかに深刻だ。世界各国、それぞれの方法で環境問題に取組む姿勢が見えるようになった。一方で温室効果ガス削減について、京都議定書やパリ協定の締約国(加盟国)ではない国をどのように巻き込んでいくのかが大きな課題となっている。
「エコ」という言葉が定着しつつある今、どのように環境問題と向き合うのかが問われている。
〇小池百合子氏が掲げる環境政策
小池百合子氏は、2003年〜2006年の小泉内閣で環境大臣を務めた経験がある。現在、東京都知事を務める同氏は、2017年10月1日から都内で開催されていた「朝日地球会議(朝日新聞主催のフォーラムイベント)」で東京都の環境政策についてのプレゼンテーションをおこなった。国際社会が合意した「パリ協定」の長期目標を確認した上で、東京都は「ゼロエミッション(排出ゼロ)」を目指すといった内容が語られた。
関連する取り組みとして、排出量取引制度、LED照明の普及促進、CO2フリー水素の導入促進などについて言及したほか、電気自動車(EV)普及促進のために集合住宅での充電設備設置補助といった新しい施策についても紹介した。2030年までに原発ゼロ、再エネ比率30%、省エネの徹底を公約に掲げる「希望の党」。一体どの程度まで環境問題に取組むことができるのかが今後注目のポイントだろう。
〇環境問題有識者が指摘する食糧危機
旭硝子財団では、1992年から世界の環境問題有識者を対象に「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」を実施している。2017年に実施したアンケートの結果、たった1年で食糧への危機感が急増していることが判明した。
旭硝子財団は毎年アンケートの結果を集計し「環境危機時計」を発表しているのだが、2017年の環境危機時計は前年よりも2分針が進んだ9時33分という結果になっている。調査が始まって以来、2008年と並びもっとも危機への時刻が進むことになった。ちなみに目安として、1時〜3時:心配なし、3時〜6時:少々不安、6時〜9時:かなり不安、9時〜12時:極めて不安となっている。
人類存続に関連する項目として挙げられている9項目(気候変動、生物圏保全性、水資源、食糧、経済、環境など)の中でひときわ注目を集めたのが食糧だ。今年は44分も針が進む結果となり危機感が急増している。
○環境問題関連銘柄
<7203>トヨタ自動車
自動車業界ではCO2、有害物質を含む排気ガスを排出しないよう環境に優しい研究がおこなわれてきた。その結果、水素燃料を使用しCO2を排出しないFCV(燃料電池車)の「ミライ」を発売し注目を浴びたのが「トヨタ」だ。インフラ整備、コスト削減、水素を製造する際に必要なCO2の排出量を減らす問題など、まだ課題はあるもののエコへの取り組みを先取りしているトヨタは、環境問題関連銘柄として魅力的な銘柄だと言えるだろう。
<2931>ユーグレナ
ミドリムシの学名「ユーグレナ」を社名に掲げているとおり、同社はミドリムシ配合の食品やサプリメントを製造している。その他、積極的に取り組んでいる事業にミドリムシを飛行機の燃料にするための研究がある。CO2排出量がゼロのミドリムシ燃料。実用化されれば、地球温暖化対策として大きな一歩を踏み出すことができそうだ。高い自己資本比率を誇るユーグレナは、将来を見込んで見守っていきたい環境問題関連銘柄といえるだろう。
<6299>神鋼環境ソリューション
神戸市中央区に本社を構える神戸製鋼グループの企業で、ごみ焼却、水処理ビジネスを主に手がけている。日本では、安心かつ安全な水を手に入れることは容易だ。しかし、新興諸国では状況が変わってくる。要約してしまえば、水処理ビジネスの明るい将来が広がっているということだ。また、赤字続きという理由から設備更新ができない地方の小規模な水道局が統合していけば、新たな水処理施設更新の需要が生まれてくる可能性もある。長い目線で見守っていきたい環境問題関連銘柄のひとつだ。
〇環境問題関連銘柄・福ちゃん的まとめ
環境問題関連銘柄としては、環境のリスクからエコカー、太陽電池、水関連の銘柄が注目されることが多い。国内外で多様な需要を取り込める可能性があるテーマ株だ。動向はこまめに、幅広くチェックする必要があると言えるだろう。
このほかにも様々なテーマ株における銘柄紹介をブログにて定期的におこなっている。検索サイトで「株大臣福ちゃんの株会議」と検索してもらって是非ともチェックして欲しい。
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執筆者名:株大臣福ちゃん
ブログ名:株大臣福ちゃんの株会議
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