27日の米国市場ダイジェスト:ダウ33ドル高、主要ハイテク決算を好感
[17/10/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウ33ドル高、主要ハイテク決算を好感
27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は33.33ドル高の23434.19、ナスダックは144.49ポイント高の6701.26で取引を終了した。複数の主要ハイテク決算が予想を上振れたことが好感され、買いが先行。高値警戒感から上値は限られたものの、7-9月期GDP速報値が予想を上振れたほか、原油相場の上昇が好感され、堅調推移となった。セクター別では、小売や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で食品・生活必需品小売や自動車・自動車部品が下落した。
主要ハイテク株であるアマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、インテル(INTC)は決算内容が好感され、軒並み上昇。製薬のアッヴィ(ABBV)は狩猟食薬の売上見通しを上方修正し、堅調推移。一方で、百貨店のJCペニー(JCP)は9、10月の減益を示唆し、大幅下落。メーシーズ(M)やコールズ(KSS)も連れ安となった。玩具メーカーのマテル(MAT)は決算内容が嫌気され下落した。
本日、携帯端末のアップル(AAPL)は11月3日に発売となる新製品「iPhoneX(テン)」の予約受付を開始した。既に世界各国で初回出荷分は売り切れとなっており、米国では現在約5週間待ちとなっている。高価格である同機種の販売は株価にも影響を与えるため、今後の動向に注目したい。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:予想を上回った米国Q3GDP速報値でドル高、114.45円/1.1575ドル
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円45銭まで上昇後、113円64銭へ反落し、113円69銭で引けた。予想を上回った米国の7-9月期GDP速報値を受けて一時ドル買いが加速した。その後、トランプ米大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長指名で、テイラー氏にくらべタカ派色が弱まるパウエルFRB理事に傾斜しているとの報道を受けて、ドル売りが再開。スペインのカタルーニャ危機の深刻化でユーロ・円絡みの円買いも強まった。
ユーロ・ドルは、1.1624ドルへ一時反発後、1.1575ドルまで下落し、1.1609ドルで引けた。スペイン、カタルーニャ自治州の州議会が独立国家樹立を可決したことを受けて、ラホイ首相がカタルーニャ議会を解散し12月21日に選挙を発表。カタルーニャ危機の深刻化を嫌いユーロ売りに拍車がかかった。
ユーロ・円は、132円69銭から131円75銭へ下落。ポンド・ドルは、1.3071ドルから1.3132ドルへ上昇した。ユーロ・ポンド絡みの買いが目立った。ドル・スイスは、1.0032フランから0.9979フランへ下落した。
■NY原油:大幅続伸で53.90ドル、OPEC主導の協調減産の期限延長への期待広がる
27日のNY原油先物12月限は大幅続伸(NYMEX原油12月限終値:53.90 ↑1.26)。石油輸出国機構(OPEC)主導による協調減産の期限が延長されるとの期待が広がったことや、7-9月期の米国経済が予想を上回る成長を記録したことが材料視された。
イラク北部で中央政府軍とクルド自治政府の治安部隊が停戦協定を締結したとの報道を受けて供給不安は和らぎ、原油先物の上値はやや重くなる場面があったが、7-9月期米国総生産が市場予想を上回ったことから、原油需要増大の思惑が浮上した。さらに、「トランプ米大統領は連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にパウエルFRB理事を指名する方向に傾いている」と報じられたことから、短期筋などの買いが活発となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.80ドル +0.06ドル(+0.22%)
モルガン・スタンレー(MS) 51.16ドル +0.39ドル(+0.77%)
ゴールドマン・サックス(GS)241.71ドル -0.01ドル(+0.00%)
インテル(INTC) 44.40ドル +3.05ドル(+7.38%)
アップル(AAPL) 163.05ドル +5.64ドル(+3.58%)
アルファベット(GOOG) 1019.27ドル +46.71ドル(+4.80%)
フェイスブック(FB) 177.88ドル +7.25ドル(+4.25%)
キャタピラー(CAT) 137.81ドル +0.87ドル(+0.64%)
アルコア(AA) 47.91ドル -1.24ドル(-2.52%)
ウォルマート(WMT) 88.17ドル -0.45ドル(-0.51%)
スプリント(S) 6.99ドル -0.01ドル(-0.14%)
<SK>
27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は33.33ドル高の23434.19、ナスダックは144.49ポイント高の6701.26で取引を終了した。複数の主要ハイテク決算が予想を上振れたことが好感され、買いが先行。高値警戒感から上値は限られたものの、7-9月期GDP速報値が予想を上振れたほか、原油相場の上昇が好感され、堅調推移となった。セクター別では、小売や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で食品・生活必需品小売や自動車・自動車部品が下落した。
主要ハイテク株であるアマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、インテル(INTC)は決算内容が好感され、軒並み上昇。製薬のアッヴィ(ABBV)は狩猟食薬の売上見通しを上方修正し、堅調推移。一方で、百貨店のJCペニー(JCP)は9、10月の減益を示唆し、大幅下落。メーシーズ(M)やコールズ(KSS)も連れ安となった。玩具メーカーのマテル(MAT)は決算内容が嫌気され下落した。
本日、携帯端末のアップル(AAPL)は11月3日に発売となる新製品「iPhoneX(テン)」の予約受付を開始した。既に世界各国で初回出荷分は売り切れとなっており、米国では現在約5週間待ちとなっている。高価格である同機種の販売は株価にも影響を与えるため、今後の動向に注目したい。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:予想を上回った米国Q3GDP速報値でドル高、114.45円/1.1575ドル
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円45銭まで上昇後、113円64銭へ反落し、113円69銭で引けた。予想を上回った米国の7-9月期GDP速報値を受けて一時ドル買いが加速した。その後、トランプ米大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長指名で、テイラー氏にくらべタカ派色が弱まるパウエルFRB理事に傾斜しているとの報道を受けて、ドル売りが再開。スペインのカタルーニャ危機の深刻化でユーロ・円絡みの円買いも強まった。
ユーロ・ドルは、1.1624ドルへ一時反発後、1.1575ドルまで下落し、1.1609ドルで引けた。スペイン、カタルーニャ自治州の州議会が独立国家樹立を可決したことを受けて、ラホイ首相がカタルーニャ議会を解散し12月21日に選挙を発表。カタルーニャ危機の深刻化を嫌いユーロ売りに拍車がかかった。
ユーロ・円は、132円69銭から131円75銭へ下落。ポンド・ドルは、1.3071ドルから1.3132ドルへ上昇した。ユーロ・ポンド絡みの買いが目立った。ドル・スイスは、1.0032フランから0.9979フランへ下落した。
■NY原油:大幅続伸で53.90ドル、OPEC主導の協調減産の期限延長への期待広がる
27日のNY原油先物12月限は大幅続伸(NYMEX原油12月限終値:53.90 ↑1.26)。石油輸出国機構(OPEC)主導による協調減産の期限が延長されるとの期待が広がったことや、7-9月期の米国経済が予想を上回る成長を記録したことが材料視された。
イラク北部で中央政府軍とクルド自治政府の治安部隊が停戦協定を締結したとの報道を受けて供給不安は和らぎ、原油先物の上値はやや重くなる場面があったが、7-9月期米国総生産が市場予想を上回ったことから、原油需要増大の思惑が浮上した。さらに、「トランプ米大統領は連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にパウエルFRB理事を指名する方向に傾いている」と報じられたことから、短期筋などの買いが活発となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.80ドル +0.06ドル(+0.22%)
モルガン・スタンレー(MS) 51.16ドル +0.39ドル(+0.77%)
ゴールドマン・サックス(GS)241.71ドル -0.01ドル(+0.00%)
インテル(INTC) 44.40ドル +3.05ドル(+7.38%)
アップル(AAPL) 163.05ドル +5.64ドル(+3.58%)
アルファベット(GOOG) 1019.27ドル +46.71ドル(+4.80%)
フェイスブック(FB) 177.88ドル +7.25ドル(+4.25%)
キャタピラー(CAT) 137.81ドル +0.87ドル(+0.64%)
アルコア(AA) 47.91ドル -1.24ドル(-2.52%)
ウォルマート(WMT) 88.17ドル -0.45ドル(-0.51%)
スプリント(S) 6.99ドル -0.01ドル(-0.14%)
<SK>