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今日の為替市場ポイント:米政治不安などを嫌気してリスク回避のドル売り継続も

注目トピックス 市況・概況
30日のドル・円相場は、東京市場では113円84銭から113円53銭で推移。欧米市場ではドルは一時113円03銭まで下落し、113円18銭で取引を終えた。

本日31日のドル・円は、主に113円台前半で推移か。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長をめぐる観測や米長期金利の低下を背景にドル売り・円買いが加速している。東京市場では日経平均株価と米長期金利の動向を注視する展開となり、一時113円台を割り込む可能性も。

トランプ米大統領が11月2日に米FRB次期議長の指名を行うとし、「ハト派」寄りのパウエル現FRB理事が指名される公算が大きいと報じられた。これを受けて、ドル売り・円買いが進んでいる。また、米長期金利が低下していることも、ドル売りを一段と加速させている。

さらに、トランプ米政権とロシア政府の関係をめぐり、米大統領選でトランプ陣営の選対本部議長だったポール・マナフォート氏などが起訴されたことも、市場心理の悪化につながり、ドルの圧迫材料となったもよう。

11月1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を控え市場の模様眺めムードも広がる中、本日は日経平均株価と米長期金利の動向を眺めて113円台を割り込む可能性もある。なお、本日会合結果が発表される日銀金融政策決定会合では、金融政策は据え置きとするとの見通しであることから、相場への影響は限定的となろう。



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