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前場に注目すべき3つのポイント〜次第に戻り待ちの売りも意識されてくる可能性

注目トピックス 市況・概況
21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:次第に戻り待ちの売りも意識されてくる可能性
■外資系証券の注文動向:差し引き630万株の買い越し
■前場の注目材料:セブン、ソフトバンクGと1000店にシェア自転車5000台

■次第に戻り待ちの売りも意識されてくる可能性

21日の日本株市場は買い先行の展開となろう。20日の米国市場では、NYダウ、ナスダックともに上昇。10月景気先行指数が予想を上振れたことが材料視された。半導体セクターでのM&A報道も刺激材料になったとみられる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円高の22460円だった。

昨日の日経平均は5日線を挟んでのこう着が続いていたが、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からこれを上放れる形となるため、ショートカバーも誘い込みそうである。昨日は主力大型株がさえない値動きだったが、ギャップ・アップで始まるため、インデックスに絡んだ商いにより主力大型株主導の展開になりやすいだろう。

ただし、先週末の戻り高値水準を超えられないと、次第に戻り待ちの売りも意識されてくる可能性がある。そのため、主力大型株から、昨日活発な値動きが目立っていた中小型株に次第に資金がシフトする可能性もある。そのため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの動向を睨みながら、物色対象を見極めたいところであろう。

祝日を控えていることもあり、流れとしては次第に中小型株にシフトしやすい需給状況とみておきたいところである。目新しい材料ではないが、量子コンピュータ関連などが賑わいをみせてきており、短期資金が集中しやすいだろう。とはいえ、主力大型株主導の状態が続くようだと、短期筋の資金の逃げ足が速まるため、注意が必要か。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き630万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り310万株、買い940万株、差し引き630万株の買い越しとの観測。

11月 14日(火):20万株の買い越し
11月 15日(水):140万株の売り越し
11月 16日(木):210万株の売り越し
11月 17日(金):970万株の買い越し
11月 20日(月):940万株の買い越し


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(23430.33、+72.09)
・ナスダックは上昇(6790.71、+7.92)
・シカゴ日経225先物(22460、+220)
・ドル円、1ドル112円55-65銭
・NY金は下落(1275.3、-21.2)
・NY原油は下落(56.09、-0.46)
・政府、賃上げや設備投資で法人減税
・ドイツ連立協議が決裂
・10月粗鋼生産量、1.0%減
・サウジの政策の先行きに対する不透明感

・三菱電<6503>、協働ロボ開発、操作容易で安全性確保
・村田製<6981>、岡山に生産棟建設、セラミック原料など増産
・セブン<3382>、ソフトバンクG<9984>と1000店にシェア自転車5000台


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:40  社債等買い入れオペ(日本銀行)
・サインポストが東証マザーズに新規上場(公開価格:2200円)

<海外>
・特になし



<SK>

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