今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇や株高期待でドル買い継続も
[17/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日のドル・円相場は、東京市場では111円67銭から111円38銭まで反落。欧米市場では一時112円15銭まで上昇し、111円93銭で取引を終えた。
本日30日のドル・円は、112円を挟んだ水準で推移か。良好な内容の米経済指標や米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが加速している。日経平均株価が底堅く推移した場合は112円台前半まで値を戻す展開が予測される。
29日の海外市場では、7-9月期米実質GDP(国内総生産)改定値が前期比年率3.3%増となり、速報値(3.0%増)から上方修正されたほか、市場予想を上回った。米経済の底堅さを示す内容となったことが好感され、米株式市場が上昇。また、米長期金利も上昇し、ドルは対主要通貨で上昇した。東京市場もこの流れを引き続き、ドル買い・円売り基調が継続する展開が予測される。日経平均株価が堅調に推移した場合は、112円台前半までドルは買い戻されるだろう。
市場は引き続き米税制改革の審議の行方を注視している。米上院予算委員会は28日に税制改革の修正法案を可決し、このまま順調にいけば30日にも上院本会議で採決されるとみられる。ただ、トランプ米大統領が28日に税制改革法案への支持を保留している共和党上院議員と非公開で協議した際に、歳入トリガーと呼ばれる条項(財政赤字が拡大した場合、自動的に増税を発動)を盛り込むことで基本合意したと報じられており、法案に重大な修正が追加されたことが今後の議会の焦点となりそうだ。
<CS>
本日30日のドル・円は、112円を挟んだ水準で推移か。良好な内容の米経済指標や米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが加速している。日経平均株価が底堅く推移した場合は112円台前半まで値を戻す展開が予測される。
29日の海外市場では、7-9月期米実質GDP(国内総生産)改定値が前期比年率3.3%増となり、速報値(3.0%増)から上方修正されたほか、市場予想を上回った。米経済の底堅さを示す内容となったことが好感され、米株式市場が上昇。また、米長期金利も上昇し、ドルは対主要通貨で上昇した。東京市場もこの流れを引き続き、ドル買い・円売り基調が継続する展開が予測される。日経平均株価が堅調に推移した場合は、112円台前半までドルは買い戻されるだろう。
市場は引き続き米税制改革の審議の行方を注視している。米上院予算委員会は28日に税制改革の修正法案を可決し、このまま順調にいけば30日にも上院本会議で採決されるとみられる。ただ、トランプ米大統領が28日に税制改革法案への支持を保留している共和党上院議員と非公開で協議した際に、歳入トリガーと呼ばれる条項(財政赤字が拡大した場合、自動的に増税を発動)を盛り込むことで基本合意したと報じられており、法案に重大な修正が追加されたことが今後の議会の焦点となりそうだ。
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