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後場に注目すべき3つのポイント〜参加者限られ、日中値幅は40円程度にとどまる

注目トピックス 市況・概況
25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・参加者限られ、日中値幅は40円程度にとどまる
・ドル・円は小動き、年末モードで閑散商い
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>


■日経平均は小幅反落、参加者限られ、日中値幅は40円程度にとどまる

日経平均は小幅に反落。14.87円安の22887.89円(出来高概算5億2000万株)で前場の取引を終えている。小幅に続伸して始まったが、海外市場がクリスマスの祝日で休場となる中、方向感に欠ける相場展開となった。日経平均は先週末の終値を挟んでのもみ合いとなり、日中値幅は40円程度にとどまっている。

セクターでは海運、証券、銀行、鉄鋼、小売、ゴム製品がさえない。一方で、不動産、鉱業、陸運、石油石炭、医薬品、精密機器が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、京セラ<6971>が重しに。

日経平均は5日線レベルでのこう着となっており、手掛けづらさがうかがえる。225先物の値幅も60円程度であり、積極的な参加者は限られている状況である。不動産の一角が上昇しているが、リバランスの流れとみられ、こちらも積極的な上値追いの動きがみられていない。オープンハウス<3288>が高値を更新してきており、個人主体の中小型株が物色の中心であろう。

もっとも、日経平均はこう着ながらも、上値の重さよりは、下値の堅さが意識されている。煮詰まり感が台頭している中、もち合いレンジからの上放れを意識したスタンスとなろう。また、直近IPOの一角に動意がみられるなど、個人の需給状況は良好である。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は小動き、年末モードで閑散商い

25日午前の東京市場でのドル・円は小動き。年末モードの閑散商いのなか、日本株にらみの取引となっているようだ。

日経平均株価は前週末終値付近でやや不安定な値動きのため、ドルは方向感が出にくい。ただ、ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、目先の日本株再浮上を見込んだ円売りに振れやすい。

本日は材料難で薄商いのなか、ドルも狭いレンジ内での取引が続きそうだ。日本株が目先も大きく下げなければドルは113円台を維持する見通し。一方、米税制改正法案の成立で、ドル売りは出にくいだろう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円26銭から113円38銭、ユーロ・円は134円15銭から134円43銭、ユーロ・ドルは、1.1844ドルから1.1859ドルで推移した。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・ビーロット<3452>や日本ユピカ<7891>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>

■経済指標・要人発言

・トランプ米大統領
「来年1月19日までの暫定予算案に署名」
「税制改革案に署名」
「税制改革法案は、オバマケアの終了を意味する」
「少なくとも4兆ドルの資金が海外から国内に還流」
「国民は税制改革の効果を来年2月に感じることになる」
「2018年には超党派の取り組みが見られると予想」

・ラホイ・スペイン首相
「カタルーニャ指導者と対話の用意」

・安保理
「北朝鮮に対する制裁強化を決議、中ロを含む全会一致」

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・14:00 景気動向指数・先行改定値(速報値:106.1)

<海外>
特になし



<DM>

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