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前場に注目すべき3つのポイント〜こう着も来年に向けた先高観は強い

注目トピックス 市況・概況
26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:こう着も来年に向けた先高観は強い
■外資系証券の注文動向:差し引き10万株の売り越し
■前場の注目材料:NTT、スマホ決済海外初進出、ベトナムで提供


■こう着も来年に向けた先高観は強い

26日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。昨日は海外市場がクリスマスの祝日と休場となるなか、東証1部の売買高は今年最低となった。本日も欧州市場では休場になるため、海外勢のフローは期待しづらいところである。

ただし、個人主体の売買は活発であり、直近IPO銘柄などにはリバウンドを狙った短期資金が集中していた。また、薄商いの中でインデックスに絡んだインパクトも大きく、日銀のよるETF買い入れへの思惑等も需給面で下支えとして意識されよう。

物色としては個人主体の中小型株が中心になろう。2018年も注目されよう政府主導の働き方改革の他、仮想通貨、次世代電池といった関連銘柄に対する物色が強まるとみておきたい。また、昨日はインデックスに絡んだ売買の影響とはいえ、ファナック<6954>、安川電<6506>が指数寄与上位だった。トランプ政権に対する期待等から来年に向けた先高観も強く、見直し買いを入れてくる可能性はありそうだ。

祝日明けの米国市場においても、薄商いながらも減税による恩恵を受ける企業への物色がみられるようだと、支援材料になりそうである。日経平均は22900円処でのこう着ながらも、引き続きもち合いレンジからの上放れを意識したスタンスとなろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き10万株の売り越し

朝の外資系証券4社経由の注文状況は、売り430万株、買い420万株、差し引き10万株の売り越しとの観測。

12月 19日(火):30万株の買い越し
12月 20日(水):300万株の買い越し
12月 21日(木):80万株の売り越し
12月 22日(金):120万株の売り越し
12月 23日(月):10万株の売り越し


■前場の注目材料

・トランプ政権に対する政策運営期待
・日銀、大規模な金融緩和策を維持
・個人主体の中小型株物色が活発
・日経平均は上昇(22939.18、+36.42)


・NTT<9432>、スマホ決済海外初進出、ベトナムで提供
・住友化<4005>、エチレン増産、シンガポール合弁、設備改修


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:00  伸銅品出荷統計(11月)

<海外>
特になし



<HT>

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