26日の米国市場ダイジェスト:ダウ7ドル安、ハイテク銘柄に売りが広がる
[17/12/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウ7ドル安、ハイテク銘柄に売りが広がる
26日の米国株式相場は下落。ダウ平均は7.85ドル安の24746.21、ナスダックは23.71ポイント安の6936.25で取引を終了した。年末で閑散取引となる中、携帯端末のアップル(AAPL)を中心にハイテク株に売りが先行。利益確定や持ち高調整の売りも広がり、軟調推移となった。原油相場は上昇し、10月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は市場予想を上振れたものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、エネルギーや小売が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が下落した。
アップルは「iPhoneX」の今期需要見通しを5千万台から、3千万台に引き下げたと台湾の一部メディアが報じたことを理由に、複数のアナリストが慎重な見方を示し下落。シーラス・ロジック(CRUS)、スカイワークス・ソリューションズ(SWKS)、コルボ(QRVO)などiPhoneの部品サプライヤー各社も軒並み売られた。一方で、リビアの石油パイプライン爆発を受けて、原油相場が上昇しチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。年末商戦が好調と報じられた、百貨店のメーシーズ(M)やJCペニー(JCP)、小売のコールズ(KSS)など小売関連株の上昇が目立った。
今週は、市場関係者の多くが休暇を取得しており閑散取引となる可能性が高いが、節税目的の損失確定が一服し、割安株を選好する動きも見られるだろう。
■NY為替:米長期債利回りの伸び悩みを意識してドル弱含み
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円30銭から113円12銭まで下落し、113円22銭で引けた。米長期債利回りの伸び悩みに伴うドル売りがやや優勢となった。ユーロ・ドルは、1.1847ドルから1.1879ドルまで上昇し、1.1857ドルで引けた。ボクシングデーの祭日でロンドン市場は休場のためユーロ関連の取引は動意薄となったが、域内金利の先高感を受けたユーロ買いが観測された。原油先物の上昇も材料視されたようだ。ユーロ・円は、一時134円51銭まで上昇後、134円21銭まで反落した。ポンド・ドルは、1.3348ドルから一時1.3389ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9907フランから0.9887フランまで下落した。ユーロ高・ドル安の相場展開となったことや、金先物相場の上昇が意識されたようだ。
■NY原油:大幅続伸で59.97ドル、需給改善を意識した買い継続
NY原油先物2月限は大幅続伸(NYMEX原油2月限終値:59.97 ↑1.50)。一時60.01ドルまで買われた。リビアでパイプラインの爆発する事件が発生したことやサウジアラビアが原油収入の増加を想定していることが伝えられたことが要因。需給関係の改善を意識した買いは継続しているようだ。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による協調減産体制期限の延長によって供給超過の状態はある程度解消されるとの見方は変わっていない。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.78ドル -0.10ドル(-0.33%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.47ドル -0.25ドル(-0.47%)
ゴールドマン・サックス(GS)257.72ドル -1.25ドル(-0.48%)
インテル(INTC) 46.08ドル -0.62ドル(-1.33%)
アップル(AAPL) 170.57ドル -4.44ドル(-2.54%)
アルファベット(GOOG) 1056.74ドル -3.38ドル(-0.32%)
フェイスブック(FB) 175.99ドル -1.21ドル(-0.68%)
キャタピラー(CAT) 156.44ドル +0.69ドル(+0.44%)
アルコア(AA) 50.38ドル +0.39ドル(+0.78%)
ウォルマート(WMT) 99.16ドル +0.95ドル(+0.97%)
スプリント(S) 5.79ドル +0.15ドル(+2.66%)
<HT>
26日の米国株式相場は下落。ダウ平均は7.85ドル安の24746.21、ナスダックは23.71ポイント安の6936.25で取引を終了した。年末で閑散取引となる中、携帯端末のアップル(AAPL)を中心にハイテク株に売りが先行。利益確定や持ち高調整の売りも広がり、軟調推移となった。原油相場は上昇し、10月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は市場予想を上振れたものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、エネルギーや小売が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が下落した。
アップルは「iPhoneX」の今期需要見通しを5千万台から、3千万台に引き下げたと台湾の一部メディアが報じたことを理由に、複数のアナリストが慎重な見方を示し下落。シーラス・ロジック(CRUS)、スカイワークス・ソリューションズ(SWKS)、コルボ(QRVO)などiPhoneの部品サプライヤー各社も軒並み売られた。一方で、リビアの石油パイプライン爆発を受けて、原油相場が上昇しチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。年末商戦が好調と報じられた、百貨店のメーシーズ(M)やJCペニー(JCP)、小売のコールズ(KSS)など小売関連株の上昇が目立った。
今週は、市場関係者の多くが休暇を取得しており閑散取引となる可能性が高いが、節税目的の損失確定が一服し、割安株を選好する動きも見られるだろう。
■NY為替:米長期債利回りの伸び悩みを意識してドル弱含み
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円30銭から113円12銭まで下落し、113円22銭で引けた。米長期債利回りの伸び悩みに伴うドル売りがやや優勢となった。ユーロ・ドルは、1.1847ドルから1.1879ドルまで上昇し、1.1857ドルで引けた。ボクシングデーの祭日でロンドン市場は休場のためユーロ関連の取引は動意薄となったが、域内金利の先高感を受けたユーロ買いが観測された。原油先物の上昇も材料視されたようだ。ユーロ・円は、一時134円51銭まで上昇後、134円21銭まで反落した。ポンド・ドルは、1.3348ドルから一時1.3389ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9907フランから0.9887フランまで下落した。ユーロ高・ドル安の相場展開となったことや、金先物相場の上昇が意識されたようだ。
■NY原油:大幅続伸で59.97ドル、需給改善を意識した買い継続
NY原油先物2月限は大幅続伸(NYMEX原油2月限終値:59.97 ↑1.50)。一時60.01ドルまで買われた。リビアでパイプラインの爆発する事件が発生したことやサウジアラビアが原油収入の増加を想定していることが伝えられたことが要因。需給関係の改善を意識した買いは継続しているようだ。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による協調減産体制期限の延長によって供給超過の状態はある程度解消されるとの見方は変わっていない。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.78ドル -0.10ドル(-0.33%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.47ドル -0.25ドル(-0.47%)
ゴールドマン・サックス(GS)257.72ドル -1.25ドル(-0.48%)
インテル(INTC) 46.08ドル -0.62ドル(-1.33%)
アップル(AAPL) 170.57ドル -4.44ドル(-2.54%)
アルファベット(GOOG) 1056.74ドル -3.38ドル(-0.32%)
フェイスブック(FB) 175.99ドル -1.21ドル(-0.68%)
キャタピラー(CAT) 156.44ドル +0.69ドル(+0.44%)
アルコア(AA) 50.38ドル +0.39ドル(+0.78%)
ウォルマート(WMT) 99.16ドル +0.95ドル(+0.97%)
スプリント(S) 5.79ドル +0.15ドル(+2.66%)
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